2016年1月12日4事30分にTBS News iから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月12日18時46分にNHK長崎から、1月12日15時33分に毎日新聞から、1月14日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後8時半すぎ、長崎市の三菱長崎造船所の香焼工場で建造中の客船「A・P」の船内に煙が充満し、スプリンクラーが作動しているとの通報が消防にあった。
消防によると、船の7デッキに白い煙と熱気が充満し、造船所の自衛消防隊と市消防局の消防隊が放水した結果、およそ1時間10分後、鎮圧状態となった。
警察や消防によると、焼けたのは船の右舷側の7階デッキ部分で、レストランや映画館が作られる予定のおよそ50m2。天井や壁、置いてあった内装用の資材などが焼けた。
電気配線が焼けた跡も確認されたというが、通電していなかったため、漏電などの可能性はないとみられる。
出火当時、現場に作業員はいなかったという。
船内にいたおよそ200人の作業員は全員避難し、けが人の情報はない。
「A・P」は、三菱重工がドイツのクルーズ会社から受注し、当初、去年3月までに引き渡される予定だったが、相次ぐ設計の変更などにより3度にわたり延期され、年度内にも引き渡されるとみられていた。
建造が遅れたため、三菱重工業は1645億円の特別損失を計上している。
出典URL
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2677767.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034973571.html?t=1452631629262
http://mainichi.jp/articles/20160112/k00/00e/040/159000c
(ブログ者コメント)
TBSの映像によれば、かなり大きな、10階建てはあろうかというほどの豪華客船。一昨年5月に進水したということだ。
長崎市で建造中の豪華客船火災といえば、2002年に起きたD・P号を思い出す。
あれほどの大火災にならなくて幸いだった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。