2016年1月11日16時20分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月12日7時5分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前、甲府市のガソリンスタンドで、ガソリンと灯油、それぞれが混ざった燃料を誤って販売していたことが分かり、ガソリンスタンドが回収を進めている。
誤ってガソリンと灯油が混ざった燃料を販売したのは、甲府市善光寺のガソリンスタンド、「シミズヤセルフ甲府善光寺SS」。
消防などによると、11日午前9時半ごろ、このガソリンスタンドで、灯油とガソリンを運んできた業者の男性がタンクに給油する際、誤ってホースを逆につないだという。
およそ10分後に誤りに気づき、作業をやめたが、その間に灯油を買いに訪れた3人とガソリンを給油した4人の客に、それぞれが混ざった燃料を販売したという。
灯油を購入した3人は、その後判明して使用前に回収したが、これまでのところ、ガソリンを給油した4人については、特定できていないという。
誤って地下タンクに入れたガソリン、灯油は、どちらも約3000ℓ。
運転手が1人で給油し、スタンド従業員は立ち会わなかった。
消防によると、灯油が混ざったガソリンで車を運転しても火災の危険性は低いということだが、燃費が悪くなるなどの影響が出るおそれがあるとして、ガソリンスタンドでは、心当たりがある場合は連絡してほしいと呼びかけている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1044955411.html?t=1452542017865
http://www.sankei.com/region/news/160112/rgn1601120023-n1.html
1月11日21時4分に山梨日日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同SSによると、同日午後7時半までに2人が「報道で知った」と言い、連絡してきたという。
灯油混入ガソリンが給油された2台を回収し、12日以降、洗浄作業をする。
残る2人の特定を急いでいる。
出典URL
http://www.sannichi.co.jp/article/2016/01/11/80025718
(ブログ者コメント)
同種トラブルは結構起きており、これまでに何件か本ブログでも紹介済。またか・・・という感じだ。
今回の事例では、NHKの映像によれば、ガソリンスタンド側には各給油ノズルの真上に、左から灯油、軽油、ハイオク、レギュラーと表示されている。
とすれば、ローリー運転手が、自分で積んできたのに、ローリー車のガソリンが入っている区画と灯油が入っている区画とを勘違いした、ということかもしれない。
仮にそうだったとして、今回、もし、スタンド側の従業員が立ち会っていたとしたら、誤給油は防げただろうか?
ローリー運転手から、これがガソリンを給油するノズルですと言われた後、車両後方の表示板を見に行き、運転手の言うことに間違いがないことを確認しただろうか?
立ち合い時、そこまでやるようになっていれば、同種トラブルは防げると思うのだが、さて、マニュアルではどうなっているのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。