2019年1月22日12時40分に新潟日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前2時ごろ、新潟市東区江南6のJR東日本新潟支社の新潟変電所で「煙が出ている」と、JR従業員から119番通報があった。
警察によると、送電設備の一部を焼き、約3時間後に鎮火した。
けが人はいなかった。
この影響で、JR信越線の新潟~新津間など4路線の上下線で、始発から運転を見合わせた。
同日に入試が行われた県内の私立高校では、4校が試験開始時間を遅らせるなどの対応を取った。
警察によると、出火当時、電線の張り替え工事を行うため、作業員が送電を制御する機器の電源を切ったところ、火花が散り、煙が上がったという。
JR東日本新潟支社によると、ほかに運転を見合わせたのは、白新線の新潟~新発田間、羽越線の新発田~村上間、越後線の新潟~内野間。
いずれも午前8時までに運転を再開したが、各路線で大幅な遅れや運休が出た。
県内では同日、多くの私立高で入学試験が始まったが、試験開始に間に合わない受験生が相次ぐなどしたため、北越、新潟青陵、東京学館新潟は1時間、帝京長岡は10分間、それぞれ試験開始時間を繰り下げた。
敬和学園と日本文理は定刻に試験を始めたが、遅れた受験生には面接時間を繰り下げるなど、個別に対応した。
JR新潟駅の万代口改札は午前8時前、通勤通学の時間帯と重なり、運転再開を待つ利用客でごった返した。
高校2年の男子生徒(17)は、「成績に影響する小テストが受けられなくなるのが心配」と話した。
火災現場は、新潟市立江南小学校に近い住宅街。
周辺にはプラスチックが溶けたような臭いが立ちこめ、消防隊員が消火活動にあたった。
近くに住むパート従業員の女性(71)は、「消防の放水の音が大きく、目が覚めた。黒い煙が上がり、驚いた」と声を震わせた。
出典
『JRの新潟変電所で火災 電車運転見合わせで高校入試にも影響』
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190122445952.html
1月22日15時6分にNHK新潟からは、アース線を抜いた際に火花が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火事が起きた変電所では、22日午前9時半から、警察と消防あわせて15人が現場検証を行った。
警察の調べによると、火事がおきた当時、JR東日本の変電所では電線を張り替えるため、作業員3人が電気を止めるための作業にあたっていたという。
電源を落としたあと、「アース」の配線を抜いた際に、突然、火花が出て、電気ケーブルなどの設備が燃え、黒い煙が立ち上ったという。
警察の調べに対し、作業員は、「マニュアル通りに作業を行っていた」と話しているということで、警察と消防は、焼け跡などを詳しく検証して火事の原因を調べている。
出典
『JR変電所で警察消防が現場検証』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190122/1030006560.html
1月25日19時35分に新潟日報からは、外したケーブルを高圧線に近づけてしまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本新潟支社の今井支社長は25日の定例会見で、火災の原因について、作業員が電流を止めて外したケーブルを、高圧の電気が流れる配線付近に誤って近づけたため、発火したとみられることを明らかにした。
出典
『JR新潟支社長、変電所火災を謝罪 再発防止策を徹底へ』
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190125446888.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。