2019年1月23日22時42分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日、成田空港の第1ターミナルで、ペルー人の旅行者が日本国内で土産物として購入した刃渡り20cmほどの包丁4本を手荷物のバッグに入れたまま、保安検査を通過した。
包丁は機内に手荷物として持ち込むことが禁止されているが、空港関係者によると、エックス線の検査で画像として映し出されていたにもかかわらず、検査員が見逃していたという。
旅行者は、搭乗する前にバッグに包丁を入れていたことに気づき、航空会社のスタッフにみずから申告して、4本とも放棄した。
連絡を受けた警察などが協議したところ、事件性はないことなどが確認できたとして、この旅行者は予定どおり、メキシコシティー行きの便で日本を離れたという。
国や成田空港会社などは、保安検査を担当した会社から詳しいいきさつを聞くとともに、再発防止の徹底を図ることにしている。
出典
『空港保安検査で包丁4本見逃し』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190123/1080004718.html
1月23日20時27分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
旅客は、検査後の出発エリア内で気付いて自ら航空会社に申告し、放棄して出国した。
国交省は、3日成田着の米国発便の機内で女性客が拳銃を所持していたことに対し、「重大な問題」として米運輸保安当局に再発防止を求めたが、日本側の検査にも不備があったことになる。
空港関係者によると、旅客は家族連れで、メキシコシティー行きのアエロメヒコ航空便に搭乗する前、「包丁は機内持ち込みが禁止されているのではないか」と申告した。
出典
『成田空港の保安検査で包丁見逃し 4本、搭乗前に旅客申告』
(2019年2月1日 修正1 ;追記)
2019年1月25日付で毎日新聞千葉版から、発覚当時の状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出国審査を終えた旅客が搭乗ゲートで航空会社の地上係員に機内への包丁の持ち込みの可否を尋ね、発覚したという。
持ち込み禁止の説明を受け、包丁は廃棄処分となった。
出典
『成田空港 手荷物保安検査、包丁4本見逃し /千葉』
https://mainichi.jp/articles/20190125/ddl/k12/040/205000c
1月31日16時13分にNHK首都圏からは、騒いでいる子供に気をとられて画面上の包丁を見逃したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
成田空港会社によると、包丁はエックス線の検査でモニターに映し出されていたが、担当した保安検査員は「近くで子どもが騒いでいたので気を取られてしまった」と、見逃しの理由を説明したという。
保安検査の際、モニターから目を離す場合は、いったん手動で画像を止めることになっているが、徹底されていなかった。
保安検査を担当した会社は、所属するすべての検査員に対し、改めて国が定める保安検査の手順を徹底するとともに、1人がモニターを監視する時間を、これまでの30分から20分に短縮するなどの再発防止策をまとめ、空港会社に報告した。
成田空港会社の夏目社長は31日の記者会見で、「同様の問題が起きないよう、空港で保安検査を担当するほかの会社にも再発防止を要請した」と話した。
出典
『検査見逃し「騒ぎに気取られた」』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190131/0024807.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。