2013年11月27日 愛知県豊田市で救急車が心肺停止状態の患者の搬送先病院を間違え１５分遅れで到着したが患者は死亡、隊長と隊員とのコミュニケーション不足や隊員の勘違いが原因

2013年11月27日21時41分に読売新聞から、11月27日22時24分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

豊田市消防本部は２７日、１１９番を受けて出動した救急車が、男性（４８）を搬送する病院を間違え、１５分の遅れが生じたと発表した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。

同本部は、病院到着の遅れと死亡の因果関係を調べる。

発表によると、同日午前５時４０分頃、市内の自宅マンションで男性が倒れているのを妻が見つけ、１１９番した。

同本部の救急隊が駆けつけた際、男性はすでに心肺停止状態だった。

市内のトヨタ記念病院に搬送する予定が、心臓マッサージなどをしながら男性のかかりつけの市内の別の病院に誤搬送。

到着後に搬送先が違うことに気付き、受入れ許可を得ていた記念病院に搬送した。

通常，自宅から１３分で到着するところ、誤搬送で２８分かかったという。

救急隊の隊長が搬送先をはっきり伝えなかったうえ、家族との会話で、かかりつけの病院名を聞いた運転担当の救急隊員が勘違いしたのが、誤搬送の原因という。

また、本来の受け入れ先病院の医師の指示で救命措置をしていたため、最初の病院では受け入れ交渉はしなかったという。

消防長らが記者会見で謝罪し、「搬送先の確認を徹底させるなど再発防止に努めたい」と話した。

 

出典ＵＲＬ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131127-OYT1T01048.htm

http://www.asahi.com/articles/NGY201311270023.html

 

 

 

 

2013/12/04 (Wed) 【災害対応】　消防・警察・訓練等 Comment(0)