2013年11月30日22時2分に読売新聞から、11月30日19時15分にmsn産経ニュースから、また11月30日付で神奈川新聞から、12月1日付で読売新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後1時35分頃、横浜市神奈川区鈴繁町、Y倉庫(本社・東京都港区)鈴繁埠頭営業所の大豆サイロで爆発が起きた。
10mほど離れたサイロの建屋外で待機中だった会社員の男性(55)の頭部に、飛び散った直径約30cmのコンクリート片が当たり、男性は搬送先の病院で死亡した。ほかに建屋内で大豆排出口を点検していた男性(69)が軽傷。
爆発はサイロ内部で1回だけ起こり、コンクリート製の天井部分が吹き飛んで破片が約100m先まで散乱した。
警察で爆発の原因を調べている。
発表によると、死傷の2人は、古くなった飼料用大豆を廃棄するため、貯蔵庫から約150トンを搬出し袋詰めする作業にあたっていた。
警察などによると、爆発したサイロは高さ約29m、直径約8mの円筒形で、容量約600トン。
作業は、この日朝から、サイロ下部で約10人で始まった。
サイロからベルトコンベヤーに大豆がスムーズに排出されないため、午後1時半頃から、軽傷の男性がサイロの排出口付近を木づちでたたくなどして詰まりを確認していたところ、突然爆発したという。
火元になるようなものは確認されていない。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131130-OYT1T00698.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131130/dst13113018460002-n1.htm
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1311300009/
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20131201-OYT8T00010.htm
(ブログ者コメント)
木づちで叩いた振動によってサイロ内壁に付着していた粉が剥離して粉じん雲を形成し、そこに剥離時に発生した静電気放電で着火した・・・そういった可能性も考えられる。
(2015年11月17日 修正1 ;追記)
2015年11月12日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、大豆の発酵で発生した可燃性ガスに着火したとみられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
2013年11月、大豆約190トンを保管していたサイロが爆発し、2人が死傷した事故で、横浜水上署が、作業を指示していた現場責任者の男性を業務上過失致死容疑で10日に書類送検したことがわかった。
捜査関係者によると、現場責任者は13年11月30日昼過ぎ、横浜港鈴繁埠頭の一角で、危険性を予知できたにもかかわらず、大豆の搬送作業にあたってサイロ内の状況を確認して安全を確保することを怠り、爆発の結果、協力会社の男性社員(当時55)を死亡させ、別の男性社員に軽傷を負わせた疑いがある。
高さ30mのサイロに入った飼料用大豆は、長期間の保管で発酵し、可燃性ガスが発生、大豆を運び出す際に着火し、爆発が起きたとみられるという。
衝撃でサイロの上部が吹き飛び、屋外で休憩していた男性の頭部にコンクリート片が直撃。男性は頭蓋内出血などで死亡した。
11月13日3時0分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
サイロに保管していた大豆を抜き出す作業をしていた。
出典URL
http://www.kanaloco.jp/article/133780
Keyword ; static electricity , accident , silo
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。