2019年5月16日19時56分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
徳島市末広にある石油の油槽所で石油タンク1基が爆発し、火災が発生した。
爆発があったのは徳島市末広1丁目のT石油末広油槽所。
10基ある石油タンクのうち、灯油専用の1基が爆発した。
警察と消防によると、16日午前7時40分ごろ、複数の周辺住民から「タンクが爆発した」との通報が相次いだ。
消防車など13台が出動して消火活動にあたり、火は約1時間45分後に消し止められた。
周囲の建物などに被害は確認されておらず、けが人もいなかった。
警察によると、出火当時、燃料を乗せた船が新町川の岸壁から地下パイプを通じてタンクに灯油を送っていたという。
爆発したタンクは高さ約9.1m、直径約8.8mで、最大500kℓの灯油が入る。
出火当時は、タンク半分ほどの灯油が入っていたという。
現場は住宅地に隣接した商業施設が集まる地域で、周辺道路は警察による交通規制や周辺住民に対する避難誘導がおこなわれ、一時、騒然となった。
警察と消防が爆発の原因を調べている。
出典
『徳島市で石油タンクが爆発 けが人なし』
http://www.news24.jp/nnn/news1629826.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像中の4コマ。
(2019年11月6日 修正1 ;追記)
2019年11月5日18時14分にNHK徳島から、タンク内の配管を上部注入方式から下部注入方式に改修するなどの対策をとって操業が再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
ことし5月、徳島市の油槽所で起きたタンク火災をめぐり、消防などの調査をもとにタンクや配管など設備の改修が進められ、安全が確保できたとしてこのほど油槽所が操業を再開していたことがわかりました。
ことし5月、徳島市末広のT石油末広油槽所で灯油の入ったタンク1基が燃え、けが人はいませんでしたが、警察が周辺の住民に避難を呼びかけるなど現場は一時騒然となりました。
火災を受けて、T石油は油槽所の操業を停止していましたが、タンクや配管の改修工事を終え消防などのチェックを受けた上で安全が確保できたとして先月21日から操業を再開していたことがわかりました。
工事では、タンクの内部の配管を上部から注入する方式から下部から注入する方式に改修し、タンクの中で油の飛散や泡の発生を抑えて静電気の帯電を起きにくくする構造にしたということです。
また、船からタンクに油を注入する配管を、油の種類ごとに分けたり、油の逆流を防止するための弁を新たに設置するなど設備全体の安全対策を行ったということです。
T石油は「企業としての安全に対する意識と行動を刷新いたしました。安全面には十二分に留意の上で運営して参ります」とコメントしています。
今回の火災の詳しい原因はわかっておらず、徳島市消防局などは今後も検証を続けることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20191105/8020006133.html
(ブログ者コメント)
原因は特定できていないということだが、タンクに灯油を送っていた時に爆発したこと、灯油の注入方式を変えるなどして操業が許可されたことから考えると、流動帯電による静電気着火の可能性があると推定されているのかもしれない。
以下は、映像の5コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。