2019年5月15日14時50分に京都新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
京都市左京区の市美術館別館の通風口(深さ約2m)で今月8日、小学3年の男児2人が転落し、1人が一時意識不明になっていたことが15日、分かった。
市は、「市側に過失があるかどうかは確認中」としている。
市美術館や消防などによると、8日午後4時50分ごろ、2人が同館別館の地下と外部をつなぐ通風口のネットに引っ掛かったボールを取ろうと進入したところ、ネットが外れて転落した。
1人が頭を強く打ち、一時意識不明となった。
現在も入院中という。
同館によると、ネットは落下物防止用で、人が乗る想定はしていなかった。
周囲には高さ約1.1mの柵を設け、「立入禁止」の貼り紙を掲示していたという。
事故を受け、3カ所ある通風口付近に注意を呼び掛ける貼り紙を増やした。
今後、安全対策を検討するという。
市文化市民局の別府局長は京都新聞の取材に対し、「今回の事故を重く受け止めている。けがをされた方やご家族にお見舞い申し上げ、誠実に対応したい」と話した。
出典
『京都市美術館で通風口に男児2人転落、1人一時意識不明』
https://this.kiji.is/501273638380176481?c=39546741839462401
5月15日12時0分にKBS京都からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
今月8日、京都市左京区にある京都市美術館別館で、通風口に小学生が転落し大けがをしていたことがわかった。
京都市美術館などによると、今月8日、左京区にある京都市美術館別館の玄関わきにあるドライエリアと呼ばれる通風口に小学生2人が転落したという。
ドライエリアの深さはおよそ2mで、落下物を防止するためのネットが張られていた。
小学生は近くで遊んでいて、ドライエリアに入ったボールを取ろうとしたところ、誤って転落してしまったという。
美術館別館にはドライエリアがあわせて3か所あり、美術館ではコーンなどを設置して人が近づかないように囲うなどの対応をとっているという。
出典
『京都市美術館別館 小学生が転落しけが』
https://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2019/05/news_190515120000_089272.htm
(ブログ者コメント)
今回のケースとはシチュエーションが異なるが、過去には小学校低学年の男児が車内後部座席のバスケットボールをとろうとして事故に遭った事例がある。
2017年3月15日掲載
『2017年3月8日 埼玉県川口市の住宅車庫で軽ワゴン車の後部座席からトランクにあるボールをとろうとした男児が逆さ状態となり窒息して死亡、壁との隙間狭で後部ハッチは開けられなかった』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6892/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。