2019年5月17日8時57分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時15分ごろ、大津市御陵町の皇子山総合運動公園テニスコートで開かれていた滋賀県中学校春季総合体育大会のソフトテニス競技で「生徒が発疹やかゆみを訴えている」と、同市の中学校の教員が119番した。
観覧席にいた同市の中学校6校の女子生徒計62人が病院で手当てを受けたが、いずれも症状は軽いという。
警察などが原因を調べている。
大会本部などによると、同テニスコートでは大津市内の中学校7校の試合が行われていたが、午前10時すぎごろ、観覧席のベンチに座った女子生徒のひざやももなど下半身を中心に、かゆみや弱い痛みを伴う発疹ができた。
滋賀県教育委員会保健体育課によると、観覧席のベンチの塗装のはがれた部分から刺激のある素材に触れ、発疹やかゆみを引き起こした可能性が高いという。
午前11時過ぎには大津署員が駆けつけ、生徒を移動させてベンチの表面を調べるなど、一時、騒然とした。
同公園を管理する大津市は、ベンチの使用を禁止するとともに、市内の他の施設でも同じ素材を使ったベンチがないかなどを調べる。
大会本部は午後1時すぎに試合を中止した。
残りの試合については17日に市内の別の会場で開催する予定で、これに伴って17日に予定されていた県大会は18日に延期された。
出典
『女子中学生62人かゆみ訴え 大津、ベンチ原因?』
https://www.sankei.com/west/news/190517/wst1905170008-n1.html
5月16日22時17分に京都新聞からも同趣旨の記事が、塗装の一部がはげた状態のベンチの写真付きでネット配信されていた。
ベンチで応援していた市内の中学1~3年の女子生徒62人が体のかゆみや皮膚の腫れを訴え、病院で受診した。
大半の生徒の症状は同日中に治まったという。
県教育委員会や公園を管理する市によると、生徒らは午前8時40分ごろから観覧席のベンチに座り、午前9時以降、「太ももや膝の裏側がちくちくする」などと次々に訴え、刺激性皮膚炎と診断された。
ベンチは1987年に設置された繊維強化プラスチック(FRP)製で、劣化して塗料の一部がはがれていた。
塗料の破片などが皮膚に触れ、発疹を引き起こした可能性があるという。
市はベンチの使用を当面取りやめ、他の市管理施設に同様のものがないか調べる。
「ベンチが原因と明らかになれば、塗り替えなどの対策を行う」(公園緑地課)としている。
これまでに同様の症状の訴えはなかったという。
出典
『女子中学生62人がかゆみや腫れ訴え ソフトテニス応援中、滋賀』
https://this.kiji.is/501722877633184865?c=39546741839462401
5月16日19時45分に大阪日日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や県教委によると、生徒らは観覧席に座り、座席の劣化したプラスチック部分に肌が触れていた。
出典
『女子中学生62人かゆみ訴え ソフトテニス大会中、大津』
https://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/190516/20190516089.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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