2012年6月15日15時17分にNHK北九州から、同日13時39分に読売新聞から、また同日20時9分には朝日新聞から写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前9時半ごろ、北九州市小倉北区の「I運送北九州営業所」の敷地で、4mあまりの高さに積み上げられていた金属製の小型のコンテナが崩れ、そのうち2つが敷地脇の歩道に落下した。
この事故で、歩道を歩いていた女性2人がコンテナの下敷きになり、うち会社員の女性(33)が死亡した。
また、一緒に歩いていた24歳の女性も胸の骨を折るなどの大けがをした。
警察によると、落下したコンテナは、長さ1m30cm、幅73cm、高さ1m15cmで、重さは60kgほどあり、小さな車輪がついているという。
このコンテナを4つ重ねておいてあり、上の2つが落下した。
同営業所によると、14日夜にコンテナを積んだが、固定はしていなかった。
15日は午前9時頃からトラックに移す作業をしていたが、風が強かったために別の場所に移そうかと検討していた矢先に強風にあおられて倒れたという。
所長は「コンテナの管理には気をつけているつもりだったが、きちんとしたルールはなかった。道路沿いにコンテナを積んでいることへの認識や危機管理の不足で大変な迷惑をかけてしまい申し訳なく思っている」と話していた。
現場は、JR小倉駅から北東に2kmほど離れた物流関連の会社や倉庫などが建ちならぶ一角で、警察は業務上過失致死傷の疑いもあるとみて当時の状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025844911.html
(2014年3月23日 修正1 ;追記)
2014年3月21日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)から、転倒防止措置を怠ったとして所長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小倉北署は20日、I運送北九州営業所の男性所長(53)を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
所長は責任を認め、「風が吹いても倒れることはないと思っていた」と話しているという。
同署によると、事故は、自動車部品が入った4段重ねのコンテナ(重さ約90kg)が強風で上の2段が崩れ、フェンス越しに歩道を歩いていた女性2人を直撃。会社員女性が死亡、アルバイト女性も胸の骨折など約3ケ月の重傷を負った。
同署によると、事故当時は強風注意報が出ており、最大瞬間風速14.5mの強風が吹いていたという。
同署は、責任者の所長がコンテナを過度に積み重ねないなど、転倒を防止する安全措置を怠ったと判断した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。