本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年6月14日13時28分にmsn産経ニュース北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道電力は14日、管内で稼働中の火力発電設備で2番目となる出力35万KWの知内(しりうち)1号機(重油燃料)が、トラブルのため停止したと発表した。
蒸気タービンの振動が規制値を上回ったため、同日午前9時半に停止。
原因は調査中だが、復旧までには数日以上かかる見通し。
これにより、同社の供給予備力は59万KWに低下。60万KWの最大出力の火力、苫東厚真(とまとうあつま)2号機が脱落すれば、電力不足が生じる可能性があるという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120614/hkd12061415320003-n1.htm
また、6月15日付で北海道電力HPに、振動が上昇した原因について以下のとおりにプレスリリースされていた。
現在、原因調査を進めておりますが、振動発生時の機器データを基に評価した結果、グランド蒸気※1温度が通常よりも高かったことによりタービン軸と軸受部のフィン※2が接触したために振動上昇に至った可能性が高いものと推定いたしました。
復旧に向けましては、極力早期の運転再開に向け、現在、グランド蒸気系統の改造によりグランド蒸気温度の低減を図る応急対策の検討を進めています。また、期待どおりのグランド蒸気温度低減効果を得られなかった場合に備えた復旧方法についても検討を進めているところです。その場合は、復旧に長期間を要することが考えられます。
※1)グランド蒸気:タービン軸受部からの蒸気漏出あるいは空気流入を防止するための蒸気
※2)軸受部のフィン:タービン軸受に設置されている蒸気漏洩防止用の部材
出典URL
http://www.hepco.co.jp/info/2012/1188388_1474.html
北海道電力は14日、管内で稼働中の火力発電設備で2番目となる出力35万KWの知内(しりうち)1号機(重油燃料)が、トラブルのため停止したと発表した。
蒸気タービンの振動が規制値を上回ったため、同日午前9時半に停止。
原因は調査中だが、復旧までには数日以上かかる見通し。
これにより、同社の供給予備力は59万KWに低下。60万KWの最大出力の火力、苫東厚真(とまとうあつま)2号機が脱落すれば、電力不足が生じる可能性があるという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120614/hkd12061415320003-n1.htm
また、6月15日付で北海道電力HPに、振動が上昇した原因について以下のとおりにプレスリリースされていた。
現在、原因調査を進めておりますが、振動発生時の機器データを基に評価した結果、グランド蒸気※1温度が通常よりも高かったことによりタービン軸と軸受部のフィン※2が接触したために振動上昇に至った可能性が高いものと推定いたしました。
復旧に向けましては、極力早期の運転再開に向け、現在、グランド蒸気系統の改造によりグランド蒸気温度の低減を図る応急対策の検討を進めています。また、期待どおりのグランド蒸気温度低減効果を得られなかった場合に備えた復旧方法についても検討を進めているところです。その場合は、復旧に長期間を要することが考えられます。
※1)グランド蒸気:タービン軸受部からの蒸気漏出あるいは空気流入を防止するための蒸気
※2)軸受部のフィン:タービン軸受に設置されている蒸気漏洩防止用の部材
出典URL
http://www.hepco.co.jp/info/2012/1188388_1474.html
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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