2020年11月3日18時17分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三浦半島や横浜の異臭騒ぎ。
このところ少し落ち着きを見せていますが、まだ発生源は分かっていません。
ここにはいくつかの仮説がありましたが、一番気になるのは「大地震の前兆説」です。
実は「大正震災志」という古い文献があり、そこのなかに書かれている記述が地震の前触れではないかと言われている背景の一つです。
どんな記述になっていたのか見てきました。
その古い文献は都立中央図書館に保管されていました。
大正震災志には1923年の関東大震災の被害状況が克明に記されています。
そのなかのある地図に気になる記述が…。
当時、「海軍の水路部」が大地震の後に相模灘での水深の変化を調査したものの図。
「ガス噴出」と書かれているのは2カ所。
横須賀市の浦賀沖と三浦半島の南端、城ケ島の海岸沿い。
あの調査図を研究する水産海洋学者の石戸谷氏は…。
水産海洋学者・石戸谷博範氏:
(Q.『ガス噴出』というのは、イメージとしては視覚的な表現のような気がする)
「ガスというか、においがしたんでしょうね。それが噴出しているのを発見したのだと思います」
海を調査したのは海軍の測量艦4隻です。
あの「戦艦大和」の先代にあたる初代「大和」も。
水産海洋学者・石戸谷博範氏:
「1500トンくらいの船です。こういう磯の近くに寄って調査することは無理だった。『ガス噴出ス』という現象を見たのは恐らく海に潜る漁師だったと考えます」
当時、地殻変動で隆起と沈下が激しく起きたと記されています。
その爪痕が城ケ島に残っていました。
海からの浸食でできた洞窟。
地震の後、約1.5メートル隆起したといわれています。
水産海洋学者・石戸谷博範氏:
「すぐ沖で隆起したような地盤が、ずれたり亀裂が入ったり
して、その地層の中のあったガスが浮上してきたのじゃない
かと考えます」
では、今回の異臭騒ぎは地震の前兆と関係があるのでしょうか。
地震学者・武村雅之氏:
「地震との関係は少し距離を置いて考えて頂きたい。地震が起こる時の前兆現象というのは今のところ、科学的にきちんと解明されたものはない」
最初の異臭発生から、すでに5カ月。
原因究明が急がれます。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000197293.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。