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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016513852分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山形市南松原2丁目の南山形公園で、4月下旬、回転遊具の支柱が折れて地面に倒れ、遊んでいた小学1年男児(6)が軽いけがをしていたことが、12日、分かった。

設置から20~30年が経過しており、金属疲労が原因とみられる。

市は、同年代に設けられた同型の遊具28基を使用禁止にしており、今後、各所で点検を急ぐ。


同公園を管理する市公園緑地課によると、回転遊具は鉄製の地球儀型のジャングルジムで、子どもが中に入って回すなどして遊ぶ。

 

4月22日、男児が1人で遊具にぶら下がっていたところ、支柱の根元周辺が斜めに傾き、そのまま折れたという。

男児は、遊具の球体部が倒れた際に尻もちをついたが、擦り傷で済んだ。


市は、公園にいた人から連絡を受けて、遊具が倒れたのを確認した後に撤去、設置跡をコンクリートで塗り固めた。

破損した遊具は、設置から20~30年ほど経過していたとみられる。


市管理の226公園のうち、同型の回転遊具を設置しているのは62公園。

事故を受けて全ての回転遊具を緊急点検し、危険性はないとしたものの、同年代の28基について、より詳しく調べるため、動かないように固定した上でブルーシートで覆い、使用できないようにしている。

 

市は、毎年1回、専門業者に委託して市内の公園内にある遊具を点検しているほか、1カ月に2回のペースで、市職員が公園を回って安全性を確認している。

 

今回壊れた遊具についても、市職員が4月15日に南山形公園を巡回し、回転遊具を大きく揺すったり、回したりして点検していたという。


今後の点検で、市は、危険性が高いと判断した場合は撤去する方針だが、新たに遊具を設置するかどうかは未定。

同課の担当者は、「点検を急ぎ、安全対策を万全にしたい」と話している。


先月28日に山形市から報告を受けた県は、都市公園を有する30市町に対し、同日付で、遊具などの安全管理徹底を求めるメールを送付した。

今回破損したものと同様の遊具について、県都市計画課は、「数は把握していないが、一般的な遊具であり、他市町の児童遊園などにもあると思われる」としている。

撤去や使用中止などの判断については、各施設の管理者に委ねる方針。

 

出典

回転遊具倒れ男児けが 老朽化か、同型28基使用禁止

http://yamagata-np.jp/news/201605/13/kj_2016051300274.php

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

実際に大きく揺すったりする点検が行われていたということであれば、管理上の問題はなかったのかもしれない。

ただ、1週間で急激に金属疲労が進展したとも考え難い。

揺すり方が足りなかったのだろうか?

あるいは、チェックリストなどを使っていなかったため、公園の遊具は点検したものの、この遊具が抜けていた・・・そういうことはなかったのだろうか?

 

 

 

(2016年6月12日 修正1 ;追記)

 

2016672148分にNHK山形から、山形市が超音波を使った精密点検を始めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受けて山形市は、市の管理する公園にある61基すべての回転式遊具を対象に、超音波を使った精密点検を7日から始めた。


このうち、山形市元木にある「中ノ目公園」では、専門の会社の担当者ら5人が、23年前の平成5年に設置された遊具を点検した。


支柱にかぶせられた遊具の球体部分を持ち上げ、支柱がさびていたり亀裂が入ったりしていないか確認した。

このあと、超音波を使う専用の測定器を使って支柱の厚みを調べた。
点検の結果、この遊具については、支柱の厚さが設計上の7mmに対して6.8mmから6.9mmで、すり減った様子はなかったという。


山形市によると、7日、点検をした8基については、異常は見られなかったという。


山形市公園緑地課の熊谷主幹は、「結果を踏まえて点検方法を改めて検討したい。ほかの遊具についてもこれまで以上に点検をして再発防止に努めたい」と話していた。


山形市では、精密点検を、学校が夏休みに入る7月20日までに終えることにしている。

 

 

(ブログ者注記)以下は、文字情報にはないが、ナレーションで流れていた内容。

 

倒れた遊具と同様に、設置から20年から30年が経過するなどして現在使用中止している28基について、市は、点検結果を受けて遊具の維持管理の方法が決まるまで、引き続き使用を禁止することにしている。

 

出典

回転式遊具の精密点検始まる

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025852091.html?t=1465332251190

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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