県南部と会津の南部をつないでいるトンネルで、おととしから路面が隆起し、通行する車に注意の呼びかけが行われている。
29日、この問題の原因や対策を検討する専門家を集めた会議が開かれ、県は原因究明に向けた調査結果を明らかにした。
路面の隆起が確認されているのは西郷村と下郷町の境にある全長4.3kmの甲子トンネル。
おととし3月の震災直前に国が行った道路パトロールで、初めて確認された。
現場は、トンネルのちょうど真ん中辺りで、およそ300mにわたって隆起が3か所、確認されている。
このうち、一番大きいものでは、高さ25cmも路面が膨らんでいる。
県は、路面の隆起によって事故が起こらないよう、注意を呼びかける塗装を道路に施すなど、対策を講じてきた。
この地面の隆起の原因を突き止めるため県が作った専門家による会議が29日開かれ、県は現場でボーリングなどを行った結果を明らかにした。
この中で、道路の地下では「盤ぶくれ」という現象が起こっているのではないかという見解が示された。
「盤ぶくれ」とは、地中の鉱物などが膨張することで、路面などを押し上げ隆起・変形する現象。
県によると、トンネルがある山には、水を含むと膨張しやすい性質を持つ鉱物が多く含まれていていることがわかったという。
29日の会議では今後、交通への影響を考えながら対策工事についても検討していくことも決めた。
委員長を務める東北大学の京谷孝史教授は、「トンネルが通る山が膨張するような性質を持っていたことが、原因と結論付けられた。今後や、工事の施工性や地域の重要な道路を止めずに済むようなことも考えて検討を進めていきたい」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055105311.html?t=1359496482068
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