2014年2月19日12時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前2時5分頃、札幌市豊平区水車町5の市道沿い歩道で、アルバイトで除雪車の誘導員をしていた男子高校生(18)が小型ロータリー除雪車の回転翼に右手を巻き込まれ、手首を切断する大けがを負った。
警察などによると、別の男性作業員(22)が運転する除雪車の排雪口に雪が詰まり、高校生が確認のために近づいた際、足を滑らせて転倒、車両前部の回転翼に手をついたという。
除雪車は回転翼を動かした状態で作業を中断中で、警察が、作業手順に問題がなかったかどうかを調べている。
市は、除雪業務の委託仕様書で、作業停止中や待機中は回転翼を停止するよう求めている。
事故を受けて市は同日、各受託業者に対し、安全対策の徹底を指導した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140219-OYT1T00280.htm
2014年2月18日15時40分に北海道新聞からは、若干、表現の異なる記事が下記趣旨でネット配信されていた。
警察などによると、除雪作業は17日午後9時ごろから行われ、高校生は別の男性作業員(22)が運転する除雪車の前を歩いて誘導していた。
除雪車の羽根に雪が詰まったため、高校生が確認のために近づいたところ、転倒して回転翼に手首を挟まれたとみられる。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/521898.html
2014年2月18日11時25分にmsn産経ニュースからも、若干、表現の異なる記事が下記趣旨でネット配信されていた。
警察によると、作業中に回転翼が停止したため近づいた際、急に翼が動き始めたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140218/dst14021811260004-n1.htm
(ブログ者コメント)
各記事を総合して考えると、以下のような状況だったのかもしれない。
・回転翼に雪が詰って動かなくなったので、おそらくは運転していた作業員の指示で、高校生が確認に行った。
・運転していた作業員は、詰り状況を確認するだけであり、詰った雪を除去するわけではないので、翼を動かすスイッチを切らなかった。
・高校生が倒れて翼に手をつき、その衝撃で詰っていた雪がとれ、翼が動き出した。
もしそうだったとすれば、危険予知不足が事故の大きな原因。
今後は、委託仕様書に、止まった回転翼を見に行く場合でも回転翼を停止すること、といった注記が追加されるかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。