本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年8月30日付で毎日新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
コスモ石油千葉製油所で爆発火災やアスファルト漏えいなどの事故が相次いでいることを受け、市原市消防局は29日、同製油所に立ち入り検査することを決めた。
来月28日までに延べ140人体制で計13回の立ち入り検査を行い、施設の維持管理状態や安全体制などを確認する。
市がこうした立ち入り検査を行うのは極めて異例という。
同製油所では、昨年3月11日の東日本大震災発生直後に液化石油ガスタンクが爆発、炎上。周辺住民約1000人が避難したほか、鎮火までに10日かかる大規模火災となった。
さらに今年6月28日には、タンクからアスファルト約437kℓが漏れ、一部が海上に流出した。
市消防局は、「重大事故が多く、周辺住民の不安も払拭できていない」として、消防法に基づき、立ち入り検査の実施を決定。
「安全対策を徹底してもらうため、今後も行政の立場で踏み込んでいきたい」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120830ddlk12040223000c.html
(2012年12月21日 修正1 ;追記)
2012年12月14日付の千葉日報紙面に、立ち入り検査結果が下記趣旨で掲載されていた。
コスモ石油千葉製油所への消防の立ち入り検査で、消火設備の老朽化など801項目にも及ぶ不備が見つかったことが13日分かった。
同社は、消防法違反として改修命令も受けた。
同市消防局によると、1事業所への指摘内容と項目数としては、極めて異例。
消防法、石災法に基づく検査は、8月29日から延べ15日間にわたり、製造施設や屋外貯蔵タンク、屋外給水栓や消火栓、事務所など、計360施設を対象に実施された。
801項目にも上った指摘事項のほとんどは、火災発生時に消防車両へ水などを供給する屋外給水栓や消火栓の老朽化。金属管の維持管理が適切でなく、腐食、漏水も見つかった。
消防は、給水圧で管が破裂して機能しなくなる可能性もあるため、一部は石災法違反として10月に市長名でコスモ石油に改修命令を出し、他も消防法上の指摘事項として改善を求めた。
命令では早急な改修を求めているが、多数のため、同社は計画を立てて進める方針とみられる。
(ブログ者コメント)
大きな事故が続いたということで、消防も念入りに検査したのかもしれない。
細かい点まで入れての801項目ということかもわからないが、それにしても多すぎる気がする。
過去の保全不徹底のツケが一度にまわってきた・・・そんな背景でもあるのだろうか?
コスモ石油千葉製油所で爆発火災やアスファルト漏えいなどの事故が相次いでいることを受け、市原市消防局は29日、同製油所に立ち入り検査することを決めた。
来月28日までに延べ140人体制で計13回の立ち入り検査を行い、施設の維持管理状態や安全体制などを確認する。
市がこうした立ち入り検査を行うのは極めて異例という。
同製油所では、昨年3月11日の東日本大震災発生直後に液化石油ガスタンクが爆発、炎上。周辺住民約1000人が避難したほか、鎮火までに10日かかる大規模火災となった。
さらに今年6月28日には、タンクからアスファルト約437kℓが漏れ、一部が海上に流出した。
市消防局は、「重大事故が多く、周辺住民の不安も払拭できていない」として、消防法に基づき、立ち入り検査の実施を決定。
「安全対策を徹底してもらうため、今後も行政の立場で踏み込んでいきたい」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120830ddlk12040223000c.html
(2012年12月21日 修正1 ;追記)
2012年12月14日付の千葉日報紙面に、立ち入り検査結果が下記趣旨で掲載されていた。
コスモ石油千葉製油所への消防の立ち入り検査で、消火設備の老朽化など801項目にも及ぶ不備が見つかったことが13日分かった。
同社は、消防法違反として改修命令も受けた。
同市消防局によると、1事業所への指摘内容と項目数としては、極めて異例。
消防法、石災法に基づく検査は、8月29日から延べ15日間にわたり、製造施設や屋外貯蔵タンク、屋外給水栓や消火栓、事務所など、計360施設を対象に実施された。
801項目にも上った指摘事項のほとんどは、火災発生時に消防車両へ水などを供給する屋外給水栓や消火栓の老朽化。金属管の維持管理が適切でなく、腐食、漏水も見つかった。
消防は、給水圧で管が破裂して機能しなくなる可能性もあるため、一部は石災法違反として10月に市長名でコスモ石油に改修命令を出し、他も消防法上の指摘事項として改善を求めた。
命令では早急な改修を求めているが、多数のため、同社は計画を立てて進める方針とみられる。
(ブログ者コメント)
大きな事故が続いたということで、消防も念入りに検査したのかもしれない。
細かい点まで入れての801項目ということかもわからないが、それにしても多すぎる気がする。
過去の保全不徹底のツケが一度にまわってきた・・・そんな背景でもあるのだろうか?
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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