2014年5月20日17時54分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし12月、盛岡市の国道4号線で道路工事を行っていた作業員がショベルカーにひかれて死亡した事故について、盛岡労基署は、必要な安全対策を怠っていたとして、工事を請け負っていた建設会社と当時の現場責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
この事故は、おととし12月、盛岡市玉山区の国道4号線で、道路の改良工事を行っていた当時66歳の作業員の男性がバックをしてきたショベルカーに轢かれて死亡したもの。
同署によると、事故を起こしたショベルカーは、3mほどの高さの盛り土を上ろうとしていたが、滑って上ることができずにバックで下がったところ、後ろにいた男性を轢いたという。
重機を使う工事現場では、労働者が重機のそばに立ち入らないようにするために柵を設置することや重機の運転手を誘導する人を配置することなどが義務づけられているが、この現場では、いずれの対策も講じられていなかったという。
このため同署は、必要な安全対策を怠っていたとして、工事を請け負っていた盛岡市のO建設と当時、現場責任者だった43歳の男性を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署の管内では、平成22年以降、労働災害による事故が毎年、増加しているということで、注意を呼びかけている。
書類送検されたことについてO建設は、「ご遺族にはおわびをして、和解をいただいています。2度とこのような事故が起きないよう、全社をあげて再発防止に努めていきます」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044581871.html?t=1400622228083
(2014年7月4日 修正1 ;追記)
2014年5月21日付の岩手日報紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
重機の作業半径内に立ち入りを禁止する接触防止策などを講じていなかった疑い。
作業中の重機の後方に立ち入った男性作業員(当時66)が、後退した重機に轢かれて死亡した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。