2014年5月22日12時27分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月23日付の朝日新聞岩手全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後3時半ごろ、奥州市にあるJA江刺中央のカントリーエレベーターで、もみ殻倉庫にあるもみ殻の排出口を開けたところ、農業の男性(30歳)がもみ殻に埋まったままの状態で死亡しているのが見つかった。
警察によると、男性は21日の朝、もみ殻を買いに行くと自宅を出たという。
しかし、昼になっても戻らなかったため、不審に思った家族がJAに相談し、カントリーエレベーターの施設内を探していて、亡くなった男性を見つけたという。
もみ殻倉庫は、およそ10mの高さで、倉庫の上の方にはもみ殻の搬入口があるほか、側面には階段もついていたが、倉庫の中に落ちる危険性があるため、通常は立ち入りが禁止されているという。
男性に目立った外傷はないということで、警察では事件性は低いとみて、倉庫の中で死亡した原因について調べている。
警察によると、男性は、もみ殻を肥料にするため、朝から何度か軽トラックで訪れ、1人で搬出作業をしていた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044627911.html?t=1400790243385
(ブログ者コメント)
詳細は不明だが、立ち入り禁止場所に立ち入ったために起きた事故だった可能性もあるかと思い、紹介する。
(2014年7月5日 修正1 ;追記)
2014年5月22日付の岩手日報紙面に、やや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
もみ殻庫の中から窒息のような状態で見つかったと119番通報があった。
もみ殻庫は、コメを玄米にする際に出るもみ殻を保管する巨大な施設。高さ約10mで、当時はもみ殻が4mほど保管されていたという。
男性は、施設外側のはしごを上り、天井部分の点検用の扉から落ちたとみられる。
農協は、職員以外のもみ殻庫立ち入りを禁止していた。
同農協は、もみ殻庫のはしごを一部撤去するなど、再発防止策を実施する方針。
小沢組合長は、「注意を喚起していたが、十分に配慮すべき点もあったと認めざるをえない。再発防止に力を入れる」としている。
人間、間違ったり勘違いすることは、よくある話し。
それを、注意表示だけで100%防止することはできません。
今月12日にも歌舞伎町のビル9階のトイレ個室で、屋外につながる扉から客が転落死する事故がありました。
その事例のコメントとして書こうと思っていることですが、立ち入り禁止場所には表示だけではダメ。人が入れないように物理的対策をとっておくべきだと考えています。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。