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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20145221227分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

523日付の朝日新聞岩手全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

21日午後3時半ごろ、奥州市にあるJA江刺中央のカントリーエレベーターで、もみ殻倉庫にあるもみ殻の排出口を開けたところ、農業の男性(30歳)がもみ殻に埋まったままの状態で死亡しているのが見つかった。


警察によると、男性は21日の朝、もみ殻を買いに行くと自宅を出たという。
しかし、昼になっても戻らなかったため、不審に思った家族がJAに相談し、カントリーエレベーターの施設内を探していて、亡くなった男性を見つけたという。


もみ殻倉庫は、およそ10mの高さで、倉庫の上の方にはもみ殻の搬入口があるほか、側面には階段もついていたが、倉庫の中に落ちる危険性があるため、通常は立ち入りが禁止されているという。


男性に目立った外傷はないということで、警察では事件性は低いとみて、倉庫の中で死亡した原因について調べている。

 

警察によると、男性は、もみ殻を肥料にするため、朝から何度か軽トラックで訪れ、1人で搬出作業をしていた。

 

出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044627911.html?t=1400790243385

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

詳細は不明だが、立ち入り禁止場所に立ち入ったために起きた事故だった可能性もあるかと思い、紹介する。

 

 

 

(2014年7月5日 修正1 ;追記)

 

2014522日付の岩手日報紙面に、やや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

もみ殻庫の中から窒息のような状態で見つかったと119番通報があった。

もみ殻庫は、コメを玄米にする際に出るもみ殻を保管する巨大な施設。高さ約10mで、当時はもみ殻が4mほど保管されていたという。

 

男性は、施設外側のはしごを上り、天井部分の点検用の扉から落ちたとみられる。

農協は、職員以外のもみ殻庫立ち入りを禁止していた。

 

同農協は、もみ殻庫のはしごを一部撤去するなど、再発防止策を実施する方針。

小沢組合長は、「注意を喚起していたが、十分に配慮すべき点もあったと認めざるをえない。再発防止に力を入れる」としている。

 

 

 

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無題
この事故は、明らかに施設側の不備だったと思います。いくら関係者以外登らないようにと張り紙してたとは言え、何かの拍子に登ってしまうことってあるんじゃないでしょうか?なので、今回事故が起きてから、はしごの一部を撤去したのでは遅すぎたと思います。もっと早く対策を取ってほしかったです。
怠け者 2014/09/07(Sun)15:49:42 編集
無題
この事故で亡くなった者の妻です。早いもので、あの事故から間もなく7ヵ月が過ぎようとしていますが、未だあの事故が信じられないでいます。あの事故の後各メディアで報じられていたようですが、確かに主人が見つかった場所は、職員以外、登ってはいけない場所だったようです。そこを主人が登って籾殻に埋もれてしまったようで、確かにこの事故は主人が悪いと思われても仕方ないと思います。ですが、身内だから言わせてもらいます。主人は生前、やるなと言われた事はやらない人でした。気づいた事はどんどんやる人でしたし育児も率先してやってくれる人でした。そんな主人が入ってはいけない場所に入るわけがありません。なので、この事故は施設側に問題がかなりあったと思います。事故の後、辛かったですが、その現場を見ました。そこには確かに2人で命綱をつけて入るよう注意を促す張り紙がありました。ですがその事故があった時、登ってはいけないはしごは、下から上まで全てにはしごがあり、誰にでも登れる状態でした。あの事故が起こってから、はしごの下、何段か外したと話していましたが、では何故このような事故が起こってから外したんでしょうか。対処をしていたのであればもっと早く対応してもらいたかったというのが私の気持ちです。
怠け者 2014/12/14(Sun)00:03:08 編集
Re:無題
おっしゃるとおりだと思います。
人間、間違ったり勘違いすることは、よくある話し。
それを、注意表示だけで100%防止することはできません。
今月12日にも歌舞伎町のビル9階のトイレ個室で、屋外につながる扉から客が転落死する事故がありました。
その事例のコメントとして書こうと思っていることですが、立ち入り禁止場所には表示だけではダメ。人が入れないように物理的対策をとっておくべきだと考えています。


【2014/12/15 14:00】
火消しから火の用心へ
奥様のご無念いかばかりかと胸が痛みます。施設側は危険性を理解していたが、対策がソフトのみでハード対応がされていなかった。残念です。危険を感じたら即ソフト・ハードのダブル対応が、日の用心精神です。事後対応では事故は無くなりません。火消しから火の用心への意識の切り替えが肝要だと思います。奥様のご無念を活かさねばと思う次第です。
森本 厚吉 2014/12/17(Wed)12:06:50 編集
無題
森本さん、久しぶりに見て、森本さんのコメントを読ませてもらいました。ありがとうございます。早いものであの事故から5月で1年が過ぎようとしていますが、未だに主人が亡くなったという自分がいます。あの事故があった日も、いつもと変わらず送り出しお昼を作って待っていたのに帰ってこないことに不思議に思っていたのを今でも覚えています。あの後、主人の携帯に何度電話しても留守電になり、主人から折り返し電話もこなかったので、おかしいなと思っていたら、まさか亡くなっていたとは思いもしませんでした。今でもあの日の事を忘れる事ができず、涙が出てくる日もあります。ですが、娘を育てなくてはいけないと思うと泣いてばかりもいられません。私は今も主人が亡くなった籾殻庫の管理されてる所は許せません。以前にも投稿しましたが、新聞や各メディアは、嘘を報道するわけないでしょうが、籾殻庫を管理されてる所をかばうような事を伝えていたようです。私は明らかにあの事故は登ってはいけない所に登った主人が悪いのは事実です。ですが、張り紙1枚貼って2人以上でという割には、はしごはその当時、上から下までありおまけに主人がその事故前日、そこの施設スタッフから、出口を叩けば出るはずと言われたようで、事故当日そう言われたように叩いたけど、出なくて様子を見に行って落ちたのでは?と思うのです。新聞や各メディアはこのようなやりとりがあったのを知らないでしょうから、あのような報道をされていたのでしょうが、これが事実です。もうすぐ1年になるのに今更と思うかもしれませんが、そこの施設スタッフの対応、言葉一つ変えれば良かったと思うのです。叩けば出るはずと言われれば誰だって叩けば出るもんだと思いませんか?叩けば出るはずをもし出なければスタッフに声をかけて下さい。スタッフが見てみます。と言ってくれたら、こんな事故は起きなかったと思います。悔やんでも悔やみきれません。主人が籾殻の出口から出てきた時、叩けば出るはずと言ったスタッフが泣いていたそうですが、泣きたいのはこっち身内だよ。どうしてくれるんだよと正直思いました。
怠け者 2015/02/10(Tue)23:06:36 編集
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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