2015年7月10日21時56分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月、神奈川県茅ヶ崎市の屋内温水プールでガラス張りの壁の一部が突然割れ、小学生5人が軽いけがをする事故があり、市が原因を調べている。
茅ヶ崎市によると、先月27日、茅ヶ崎市萩園にある市の屋内温水プールで、壁の一部として高さおよそ3mのところに設置してあったガラス1枚が突然割れ、プールの中など半径2mの範囲に破片が落ちた。
当時、およそ120人がプールを利用していて、破片が当たって小学生5人が腕や背中などに軽いけがをした。
割れたのは、縦2m38cm、横90cm、厚さが6.5ミリの強化ガラスで、監視カメラの映像には、ガラスに物が投げられる様子などは写っていないという。
市は、原因が特定できないことから、プールで使われている同じ強化ガラス76枚を交換する予定で、安全対策が取られるまで施設を休業させることにしている。
茅ヶ崎市文化生涯学習部の金子部長は、「けが人が出たことを重く受け止めている。しっかりと安全対策を講じて早期に営業を再開させたい。もっと早く公表すべきだったと反省している」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150710/3258371.html
(ブログ者コメント)
○平成27年7月10日付で茅ヶ崎市HPに、記者発表資料として、下記原因などの情報が掲載されていた。
当該ガラスは強化ガラスであり、強度を増すために圧縮し、内部で引っ張り合う力が働いています。
経年によって目に見えないような細かな傷がつき、張力が耐え切れなくなり割れたものと考えられますが、原因は特定できていません。
プール室内上部のガラス76枚を合わせガラスに交換することで破損が防止できることから、7月中にこの対策を講じ、できるだけ早期に営業を再開したいと考えています。
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/koho/1002784/1014031.html
○今回の事例と直接の関係はないかもしれないが、同じような事例として、2011年にJR金沢駅で強化ガラス2枚を合せた屋根ガラスが破損していたことを思い出した。
市では合せガラスに変更するとのことだが、金沢事例との類似点はないのだろうか?
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/980/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。