2017年7月14日23時22分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
14日に金沢港に入った海上自衛隊第4護衛隊群所属の護衛艦「かが」艦内で、同日午前10時40分ごろ、関係者らへの特別公開に参加していた金沢市の男性(83)が、甲板と格納庫を結ぶエレベーターの隙間に落ちた。
男性は約20分後に救助され、病院に搬送された。
左まぶたの上を切るけがをしたが、意識ははっきりしているという。
同艦によると、男性は自衛隊石川地方協力本部友の会の役員。
山野・金沢市長らと20人のグループで艦内を見学中、航空機運搬用エレベーターのケーブルが通る隙間から、約3m下にある可動式の甲板の床に転落した。
自衛官10人が引率にあたっていたが、隙間の周辺には誰もいなかったという。
遠藤艦長は、「艦内のお客様への対応の警戒が十分でなかった。深く反省している」と述べた。
1万人超の来場者を見込む15日の一般公開では、隙間周辺に柵を設け、警戒にあたる人員も増やして安全確保に努めるとしている。
「かが」は、海自最大の基準排水量1万9500トンのヘリコプター搭載護衛艦。
就役訓練中で、金沢港大浜埠頭で15日にある「港フェスタ金沢2017」にあわせて入港し、17日まで停泊する予定。
3月の就役以来、民間港への入港や内部の一般公開は初めてという。
出典
『護衛艦「かが」見学中の男性が転落、けが』
http://www.asahi.com/articles/ASK7G5J0DK7GPJLB01S.html
7月14日18時41分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢港に停泊している海上自衛隊の最新護衛艦「かが」で、見学中の83歳の男性が、ヘリコプターを甲板まで上げる大型エレベーターの隙間から3m下に落下した。
隙間は縦約50cm、幅約75cmで、男性はまぶたなどにけがをして病院に搬送された。
14日は、関係者向けの特別見学会が行われていた。
15日は護衛艦が一般公開されることから、海上自衛隊では、隙間の周辺にロープを張るなどして再発防止に努めるとしている。
出典
『護衛艦の見学中に転落 83歳男性が隙間から3m下に』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000105408.html
(2018年7月4日 修正1 ;追記)
2018年7月3日21時53分にNHK石川から、当時の艦長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢海保は、安全対策が不十分だったとして、当時の艦長と副長の2人を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
同海保の調べによると、事故が起きたのは昇降機を動かすワイヤーが通る隙間で、安全ネットなど、落下を防ぐための措置が取られていなかった疑いがあるという。
2人は、同海保の調べに対して、容疑を認めているという。
出典
『護衛艦落下事故 元艦長ら送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3023140241.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。