2017年7月13日10時54分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田県内では、夜間や早朝に信号機が点滅に切り替わる、交通量の少ない交差点で事故が相次いでいることがわかり、秋田県警察本部は、このうち特に危険性が高いとみられる交差点およそ20か所で点滅信号の運用を見直すことになった。
このうち湯沢市では、県道の交差点8か所で13日から運用が見直される。
いずれも、これまで夜間から早朝までの交通量の少ない時間帯に赤と黄色の点滅信号に切り替わっていたが、ことし5月と去年11月、点滅の時間帯に車どうしが衝突し高齢者が死亡する事故が相次いでいた。
赤や黄色の点滅信号で一時停止などをしないケースが多いとみられ、警察は、出会い頭の事故を防ごうと、1日を通じて赤と青を交互に点灯させる運用に今夜から改めることになった。
一方、秋田県警察本部が県内の事故を分析したところ、点滅信号の交差点で、去年までの5年間であわせて168件の人身事故が起きていることがわかった。
このため警察は、湯沢市の交差点も含め、特に危険性が高いとみられる県内あわせて21か所の点滅信号の交差点で、今年度中に、点滅をやめたり点滅時間を縮小させたりする運用の見直しを行うことになった。
警察は今後、交通量や地域の要望などを踏まえて、ほかの交差点についても運用の見直しを検討していくという。
出典
『交差点の点滅信号 運用見直しへ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015102501.html
たまたま同日、7月13日13時4分にNHK福井からも、同じような動きが福井県でもあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
深夜から早朝の車の通行をスムーズにするために「黄色の点滅信号」が運用されている福井市の県道で起きた死亡事故を受けて、地元の老人会が、「青信号と同じようにスピードを出す車が多く、危険だ」として、運用時間の短縮や安全対策を求める要望書を、近く、警察に提出することになった。
ことし5月24日の夜遅く、福井市花堂南の県道で、横断歩道を渡っていた72歳の男性が軽ワゴン車にはねられ死亡した。
当時、現場の信号は、ドライバー側は速度を落とすなど注意しながらの走行を義務づける「黄色の点滅信号」で、歩行者側は消えていた。
「黄色の点滅信号」は、交通量の少ない時間帯の車の通行をスムーズにするためのもので、この現場では午後9時から午前6時まで運用されている。
しかし周辺の住民からは、「青信号と同じようにスピードを出す車が多く、横断歩道を渡るのは危険だ」という声が出ている。
このため地元の3つの老人会が、運用時間の短縮や安全対策を求める要望書を、今月中にも福井南警察署に提出することになった。
要望書では、ボタンを押すと車側の信号が赤に変わる押しボタン式の機能を付けるよう求めることにしている。
老人会の会長をつとめる西川さん(男性、77歳)は、「道幅も広いため、道路の横断に時間のかかる高齢者は怖くて渡れない危険な場所だと思います。対策を検討してほしいです」と話している。
出典
『「黄色の点滅信号」の対策要望へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054911941.html
7月14日10時1分にNHK福井からは、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。
福井県警察本部によると、深夜から早朝に「黄色の点滅信号」が運用された県内の交差点などで起きた人身事故は、去年までの5年間に152件に上り、5人が死亡していることがわかった。
警察によると、昨年度、県内で夜間運用されていた1915の信号のうち「黄色の点滅信号」は814で、全体の42.5%に上っている。
県警察本部は、「黄色の点滅信号の運用については、車の交通量や周辺の環境に変化があった場合、その状況に応じて検討していきたい」と話している。
出典
『黄色点滅事故5年間に152件』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055138391.html
(ブログ者コメント)
点滅信号見直しの動きは、各地で起きている模様。
ざっと調べただけで、以下の情報が見つかった。
(2015.11.18 10:56 産経新聞west)
『事故急増で信号の「夜間点滅」やめます 大阪府内100カ所』
http://www.sankei.com/west/news/151118/wst1511180044-n1.html
(2015/3/20 10:21 共同通信)
『夜間点滅信号を見直し 死亡事故受け(鳥取)県警』
http://www.47news.jp/photo/1034140.php
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。