2021年4月8日10時13分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、道路に開いた大きな穴の写真付きでネット配信されていた。
山口県美祢市内の道路や農地で陥没が相次いでいる。
県や市によると、市内では2020年度に計11カ所の陥没を確認し、このうち5カ所は同市伊佐町だった。
県などは、周辺地域の地中に陥没につながる空洞が無いかを調べているが、原因の特定には至っていない。
20年4月下旬、同市伊佐町伊佐の70代女性は、自宅前の市道に幅約50センチの穴が開いているのを見つけた。
穴は夜までに幅1メートル以上にまで広がったといい、「近所では、この1、2年で陥没が相次いでおり、不安だ」と振り返る。
県や市によると、20年度に確認した11カ所の内訳は、道路1カ所、河川2カ所、農地7カ所、空き地1カ所。
それ以前に確認した分は、19年度6カ所、18年度4カ所、17年度1カ所で、20年度の多さは目立つ。
市は埋め戻し工事を実施したが、財政上の制約や私有地であることなどの理由で、多くの陥没箇所で原因究明のための掘削工事ができていない。
一方、県と市は市内の県道や市道でレーダーを使った調査を実施し、異常を検知した19カ所のうち15カ所を掘削して空洞が無いことを確認した。
7日には、残り4カ所がある同市美東町赤の県道に直径約5センチ、深さ約20~40センチの穴を開け、小型カメラで内部を調べた。
今後、空洞の有無を特定していくという。
鍾乳洞調査が専門の村上崇史・市文化財保護課特別専門員(44)によると、日本最大級のカルスト台地、秋吉台(同市)周辺は石灰質の岩盤で水に浸食されやすく、他の岩盤と比べて格段に陥没が起きやすいと説明。
その上で「近年の集中豪雨で岩盤上の地中に水の通りが増え、陥没が続く一因になった可能性がある」と指摘した。
https://mainichi.jp/articles/20210408/k00/00m/040/040000c
1ケ月ほど前、3月11日6時0分に山口新聞からは、地中探査レーダー機を使った調査風景の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
美祢市伊佐町伊佐の市道や農地などで、地面の陥没が相次いでいる。
市は、周辺の地下に空洞がないかを確認する調査を始めた。
市建設課によると、2020年1月以降、田んぼ4カ所や市道、宅地の計6カ所で陥没したとの連絡が市民からあった。
陥没は伊佐町伊佐で集中的に発生しており、穴は大きいもので幅約4メートル、深さ2~4メートルだった。
原因は不明で、他に陥没の恐れがある危険箇所がないかを見極める・・・
(以下は有料)
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/e-yama/articles/23251
(2021年4月22日 修正1 ;追記)
2021年4月20日10時16分にNHK山口からは、地下に空洞の恐れありとされた13カ所を緊急調査した結果、新たな空洞は見つからなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口県は、美祢市内の道路や田んぼなどで陥没が相次いで確認されたことを受けて、先月、緊急の調査を行い、県道などの13か所の地下で空洞が生じている可能性があることが分かりました。
このため、県は、今月7日から、道路のアスファルトに穴をあけて陥没につながる空洞がないか確認を進め、15日までにすべての調査を終えて分析していました。
県は、19日、調査結果を発表し、それによりますと、いずれの調査か所でも、陥没につながる新たな空洞は確認されなかったということです。
このうち3か所では、地中から石灰岩が見つかっていて、県は、地下に電磁波を出す装置を使って状況を確認する中で、石灰岩の亀裂で生じた溝が装置に反応したのではないかとみています。
県は、今回の調査か所については、安全が確認されたとしたうえで、「今後も道路の安全確保と適切な維持管理に努めたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20210420/4060009344.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。