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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(1/2から続く)

 

 

8292026分に毎日新聞からは、洪水の原因は「内水氾濫」だったなど下記趣旨の記事が、解説図付きでネット配信されていた。

 

佐賀県内で浸水被害が拡大したのは、支流や用水路の水が河川の本流に流れ込まずあふれ出る「内水氾濫」が相次いだのが原因だったことが、国交省武雄河川事務所などへの取材で判明した。

 

佐賀平野付近では、28日午前4時台に、1時間に約110ミリの雨を観測。

満潮の時間が近づき、水位が上昇していたところに、記録的な大雨が重なった。

 

しかも、佐賀平野を流れる川は勾配が緩く、有明海との高低差が少ないために、海に流れるスピードが遅い。

 

同事務所は、過去に浸水被害が相次いだ六角川水系の本流の堤防決壊を防ぐとともに、支流や用水路より水位が高くなった本流から支流への逆流を防ぐため、支流や用水路と本流の間の水門を閉鎖し、本流に排水するポンプも停止した。

 

その結果、あちこちで支流や用水路から水があふれ出た。

 

ただ、こうした対応をしても、牛津川では、堤防から水があふれる「越水」が少なくとも3カ所で発生した。

 

過去の浸水被害の教訓で整備した遊水池も満水になった。

 

佐賀大の大串浩一郎教授(河川工学)は、「佐賀平野は海抜ゼロメートル地帯が広がっており、粘土質で水はけも悪く、内水氾濫は宿命とも言える。住民の避難対策を進めるとともに、豪雨が予想される場合は事前に用水路の水位を下げておくなどの対策を、引き続き検討すべきだ」と指摘した。

 

https://mainichi.jp/articles/20190829/k00/00m/040/350000c

 

 

8282230分に佐賀新聞からは、「内水氾濫」の意味あいについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

有明海の満潮時は、海面が陸上の低平地よりも高くなり、潮が満ちるにつれて六角川などは上流へ逆流する。

 

川の水位が一定の高さを超えると、支流との合流部の水門を閉めて水が流れ込むのを防ぐ。

 

そのため、堤防の内側の中小河川や用水路などは、水がたまりやすい状態となる。

 

河川の水が堤防からあふれたり決壊したりして生じるのが「外水氾濫」であるのに対し、平野部の水がはけなくなって起きるのは「内水氾濫」と呼ばれる。

 

今回の雨により、低平地は一部で堤防の越水はあったが、内水氾濫が中心だった。

 

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/419650 

 

 

8301347分に西日本新聞夕刊からは、海への油流出を防ぐため排水ポンプ1台を途中で止めていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鉄工所から流出した油が河川や海に流出するのを防ぐため、管理する5基の排水ポンプのうち1基の稼働を止めていたことが、30日分かった。

 

排水が追いつかずに順天堂病院周辺は冠水。

住民からは、「全てのポンプを稼働させれば、被害は減らせたのではないか」と疑問の声も上がっている。

 

町によると、稼働を止めたのは病院近くの排水ポンプで、町が管理。

農業用水路から町内を流れる六角川に、毎秒7.5トンを排水する能力がある。

 

町は28日午前11時ごろ、油の流出を確認した国交省武雄河川事務所から排水を止めるように申し入れを受け、ポンプの稼働を停止。

有明海で始まる県産ノリの養殖への影響や、発火や感電の危険が広がることを考慮したという。

 

その後、稼働を停止したポンプは浸水で故障。

油が流出していない場所にある町内のポンプ4基は稼働を続けた。

 

町は、「人命を最優先し、環境影響も考慮した判断だったが、想定外の雨量に見舞われ、排水能力が追いつかなかった」としている。

 

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/539193/

 

 

831815分に佐賀新聞からは、29年前の流出事故を受け油槽がある建物を数10cmかさ上げする等の対策をとっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

流出した油は、鉄に強度を持たせるため、冷却する工程で使う熱処理用の油「焼入油(クエンチオイル)」。

太郎丸常務取締役は、「油は不燃性だが、付着したら皮膚が変色する可能性がある」と説明。

人体への影響については「低いとみている」とした。

 

同工場では28日午前5時ごろ、8つの油槽がある建物が浸水。

当時は夜勤の従業員7人が勤務、排水ポンプを2台設置していた。

 

ただ、土のう積みなどの作業は水位が上がり始めてから取りかかっており、「対応が遅れたのは確か」(江口工場長)と振り返る。

 

部品を油槽に落とし込む形で冷却しており、24時間稼働しているため、油槽にふたはないという。

 

油槽は床下3mのところに設置。

建物への浸水後、油槽に水が流れ込み、油があふれ出した。

 

1990年7月の大雨時にも同工場から油が流出した。

この事案を踏まえて、高さ3.5m、横5mの可動式の重量シャッターを3台設置、油槽がある建物を数10cmかさ上げするなどの対策を取っていた。

 

太郎丸常務は、「(住民の方が)少しでも早く生活を取り戻せるよう努力している。対策を講じていたが、想定を超える雨で、より強固な防災対応をしておくべきだった」と話した。

 

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/420701 

 

 

831208分に毎日新聞からは、新設時に浸水に備え1mかさ上げしていた他の工場でも床上50cmまで浸水したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

九州北部の記録的な大雨で広範囲にわたって冠水した佐賀県武雄市では、民家や農地のほか、地元製造業などにも深刻な浸水被害が出ている。

 

全国に出荷する甘納豆メーカー「M製菓」は、本社兼工場が水につかり、生産停止に追い込まれた。

従業員は被災から連日で片付け作業に当たり、早期復旧を目指している。

 

・・・・・

 

2012年から稼働する現在の本社兼工場は、浸水に備えて建設時に1mかさ上げしていた。

 

しかし、1階は床上約50cmまで浸水し、一部の機械は水の影響で破損した。

水浸しとなって廃棄する豆は、甘納豆に加工中のものを含め、少なくとも10トン以上に上る見込みだ。

 

・・・・・

 

https://mainichi.jp/articles/20190831/k00/00m/040/215000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

29年前の流出事故後、最悪の事態を想定し、油槽に蓋することができるような設備にする・・・そんな話しは出なかったのだろうか?

 

〇一方、M製菓の事例に関し、浸水1mと想定した根拠はどこにあった
 のだろう?

公的機関から出されたハザードマップで1mとされていたのだろうか?

もしそうだとすれば、これは想定外の事故ということになる。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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