







2018年8月1日に掲載した元記事(3/3 修正3)がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正4として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8650/
(2019年10月13日 修正4. 追記)
2019年10月7日17時29分に日本経済新聞からは、労安法違反でも書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都多摩市のビル建設現場で2018年7月に5人が死亡した火災で、東京労働局は7日、ガス切断機を使った金属の焼き切り作業で大量の断熱用ウレタンに引火させたとして、東京都江戸川区の2次下請け業者と代表取締役の男性(52)を労働安全衛生法違反容疑で書類送検した。
書類送検容疑は18年7月26日、多摩市唐木田1のビル建設現場の地下3階で鉄骨の切断作業をする際、代表取締役の男性がガス切断器を使用。
階下の天井や梁(はり)に大量に吹き付けられていた断熱用ウレタンへ引火させた疑い。
火災では5人を含む作業員ら40人以上が救急搬送された。
労働安全衛生法は、大量の燃えやすいものや危険物で爆発や火災の恐れがある場合、点火源となる機器や火気の使用を禁じている。
警視庁は18年12月、業務上過失致死傷と業務上失火の疑いで、施工を担当した安藤ハザマ(港区)の現場責任者や下請け関係者ら計6人を書類送検した。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50693250X01C19A0CC1000/
2021年12月16日18時52分に朝日新聞からは、床の隙間から杭を溶断していた、下の階にいた火番は別作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死傷と業務上失火の罪に問われた、土木建築会社元社員の真砂被告(男性、52歳)、「M工業」(江戸川区)社長の松下告(54)の判決が16日、東京地裁立川支部であった。
矢数昌雄裁判長は両被告に、禁錮3年執行猶予5年(求刑・禁錮3年)の判決を言い渡した。
法人として労働安全衛生法違反の罪に問われたM工業には、求刑通り罰金20万円の判決を言い渡した。
両被告は、いずれも現場で作業をしていた2次下請け業者。
判決によると、真砂被告は同日、ビルの地下3階で、断熱材に引火するおそれがあると認識しながら、火災を防ぐ措置をとらずに、松下被告に杭の溶断作業を行わせた。
松下被告も火災を予見できたのに、対策を講じなかった。
松下被告は床の隙間からガス切断機を差し入れて杭の溶断を行ったところ、下の免震階の天井に吹き付けられたウレタンに引火。
真砂被告は下の階に下りていたものの、火の番をせず別の作業を行い、松下被告は「火番がいるのであれば危険性に目をつぶろう」と安易に考えた、と判決は認定。
「基本的な注意義務に違反した過失は大きい」と指摘した。
https://www.asahi.com/articles/ASPDJ5Q70PDJUTIL00Q.html
2018年8月1日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8645/
(2019年10月13日 修正3 ;追記)
2019年10月7日16時54分に時事ドットコムから、間違った重量を指示した責任者や確認を怠った操縦者らが県警から書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警捜査1課は7日、業務上過失致死傷容疑で、神鋼子会社の「コベルコ建機」(広島市)の社員で現場責任者だった男性(29)とクレーン操縦者の男性(29)を書類送検した。
同課によると、2人とも容疑を認めているという。
送検容疑は、現場責任者が大型クレーンの性能試験で、約130トンの鉄の重りをつり上げる予定だったのに、誤って約10トンの上乗せを指示し、操縦者も確認を怠って試験を継続したためクレーンが倒壊し、作業員らを死傷させた疑い。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019100700797&g=soc
10月7日13時3分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
現場責任者である班長代行は「記憶違いで誤った重量を指示した」と供述している。
・・・・・
捜査1課によると、クレーンはアームを含む高さが約180メートルあり、納品前のテストをしていた。
アームの根元付近の固定ボルトが破断して折れ曲がるようにして倒れた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50684020X01C19A0AC1000/https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50684020X01C19A0AC1000/
10月7日15時32分にNHK兵庫からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
クレーンでの作業は、法律に基づいてつり上げられるおもりの上限などが定められていて、警察によりますと、当時、おもりの上限は、およそ130トンでした。
しかし、現場責任者は、誤ってこれを11トン超過した141トン余りのおもりをつり上げるよう指示し、クレーンの操縦士は、モニターが異常を示していたにもかかわらず作業を継続していたということです。
警察は、上限を超えたおもりで、クレーンがバランスを崩して事故につながったとして、7日、業務上過失致死傷の疑いで2人を書類送検しました。
これまでの調べに対し、2人は容疑を認めていて、このうち現場責任者は、「おもりの上限を確認していなかった」などと話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20191007/2020005060.html
10月8日21時48分に神戸新聞からは、労基からも書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫労働局加古川労働基準監督署は8日、労働安全衛生法違反の疑いで、クレーンの製造会社「コベルコ建機」(広島市)と、同社社員の現場責任者の男性(29)=姫路市=を書類送検した。
同監督署によると、クレーンのつり上げ能力を確かめる検査をしており、社員4人が関わっていた。
直前に重りの構成を変えることになったが、現場責任者が誤って、規定を大幅に上回る重量をつり上げるよう指示したという。
同監督署は、重りを間違えたことに加え、クレーンに過度な負荷がかかる角度で旋回したことなどが事故の原因とみている。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201910/0012772898.shtml
10月9日5時30分に神戸新聞からは、下記趣旨の補足的記事が倒壊に至る図解付きでネット配信されていた。
当時、クレーンのつり上げ能力を確認中で、複数の重りを組み合わせて約130トンをつるす予定だったが、検査前に重りの種類を変更。
その際に現場責任者が誤って、約140トンの重りをつるすよう指示したという。
さらに、現場責任者は正午すぎに会議に出席するため現場を離れ、その際に、重さの制限などを記した書類を他の作業員に渡すといった情報共有を行わなかったという。
労働局の妹尾安全課長は、周辺に人がいる状態で検査を続けたことについて「より慎重に立ち入り禁止の措置を取る必要があった」とした。
労働局の説明によると、クレーンは、「主ジブ」と呼ばれるアームを垂直に起こし、重りをつるした状態で旋回を始めた=図(1)。
約50度旋回した時点で、重りを先端でつるす上部のアーム(約85メートル)が破断=図(2)。
バランスを崩し、主ジブ(約95メートル)や、それを支える他のアームも次々と折れ=図(3)、倒壊に至った=図(4)=という。
https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/201910/0012772784.shtml
(2020年2月8日 修正4 ;追記)
2020年1月31日21時30分に神戸新聞からは、現場責任者はメールを十分確認しなかった、操縦士は装置誤作動と思い込んだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死傷の罪で在宅起訴された男2人の初公判が31日、神戸地裁(安達拓裁判官)であった。
いずれも起訴内容を認め、「取り返しのつかないことをして申し訳ない」などと謝罪した。
検察側は、2人の過失が重なった状況を指摘した。
指揮監督者が品質保証部門のメールを十分確認せず、記憶違いから、限度を約11・6トン超える重りをつるよう部下らに指示。
クレーン操縦担当は過負荷防止装置の表示が「(限度を)大幅に超えている」と認識しながらも、「装置の誤作動」と思い込んでテストを続けたとした。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202001/0013079235.shtml
(2020年3月13日 修正5 ;追記)
2020年3月12日12時22分に神戸新聞からは、2人に有罪判決が下りた、会社は準備作業の具体的な要領を定めていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
社員の男2人に対する判決公判が12日、神戸地裁であった。
安達拓裁判官は、指揮監督者の男(30)=姫路市=に禁錮2年6月、執行猶予4年(求刑禁錮2年6月)、クレーン操縦担当の男(29)=明石市=に同2年、同4年(同2年)を言い渡した。
安達裁判官は、指揮監督者の男が品質保証部門からのメールを確認せず、記憶を頼りに限度を超える重りをつるすように指示した点と、クレーン操縦担当の男が過負荷防止装置に表示された大幅な重量超過を誤作動と軽信した点を挙げ、2人の過失の競合で事故が起きたことを指摘。
指揮監督者の男について「監督者として慎重さに欠ける」とし、クレーン操縦担当の男には誤作動との思い込みに「軽率のそしりを免れない」とした。
一方、コベルコ建機がテストの準備作業の具体的な要領を定めず、現場の作業員の判断に委ねていた責任にも言及。
会社側の安全管理に疑問を呈し、「2人に全責任を負わせるのは相当ではない」などとして、執行猶予を付けたことを説明した。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202003/0013187149.shtml
3月12日11時54分にNHK兵庫からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
安達拓裁判官は、「川渕被告が慎重さにかける指示をし、田中被告がクレーン車のモニターが異常を示していることに気がつきながらも誤作動だと軽率な判断をしたために、事故が引き起こされた。2人の刑事責任は重い」と述べました。
そのうえで、「安全管理を作業員だけに任せたコベルコ建機にも事故の責任がある。被告らは罪を認め反省の態度を示している」と述べて、川渕被告に禁錮2年6か月、執行猶予4年を、田中被告に禁錮2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200312/2020006715.html
2019年10月7日22時25分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後4時5分ごろ、山梨県都留市朝日曽雌のJR東海山梨リニア実験線車両基地で、車両点検中に機械から出火。作業員の衣服に燃え移り、3人がやけどを負った。
大月署によると、東京都八王子市南町の窪さん(男性、31歳)と千葉県習志野市谷津の大瀬良さん(男性、29歳)が重傷。
三重県伊勢市下野町の樋口さん(男性、41歳)が軽傷。
JR東海東京広報室は当初、「詳細を把握していない。公表するかどうか未定」としていたが、その後取材に応じ「電気回路のスイッチを入れたときに発火した。負傷した3人のうち2人が社員で1人がメーカーの作業員だが、誰が社員かは言えない」とした。
リニアをめぐっては、平成3年に宮崎県の宮崎実験線で、タイヤのパンクが原因で車両が全焼する事故が起きている。
https://www.sankei.com/affairs/news/191007/afr1910070050-n1.html
10月8日18時20分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
都留市のリニア車両基地で7日、実験用車両の車内から火花が上がり3人が重軽傷を負う労災事故があった。
警察によると、7日午後4時5分ごろ、都留市朝日曽雌のリニア車両基地にあった実験用車両内で作業中に突然火花があがった。
火花はそばにいた作業員3人の服に燃え移り、都内の31歳男性と千葉県の29歳男性が顔などに重いやけどを負ったほか、三重県の41歳の男性も軽いやけどをした。
JR東海によると、停電状態にした車両から試験データを抜き取る作業を行った後、「断路器」と呼ばれる装置を操作し、電源を復旧させたところ、断路器から火花が出たとみられている。
断路器は先頭車両の床下にあり、空調などに電源を入れるスイッチの役割を果たしていた。
リニア以外にも一般に使われている機器だという。
データの抜き取りは年6回~7回行われるが出火したのは初めて。
JR東海は「走行には関係なく、安全性に影響を与えるものではない」として、別の車両を使った走行試験を継続していて、今月15日と16日の一般向け体験乗車会も実施するとしている。
担当者は「原因をしっかり究明し適切に対処していく」と話している。
http://www.news24.jp/nnn/news16503639.html
10月8日18時8分にNHK山梨からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後4時すぎ、都留市にあるリニア中央新幹線の実験線の車両基地で、車両の点検作業中に機械から火花が出て、作業員の服に燃え移ったと消防に通報がありました。
警察によりますと、火花は3人の服に燃え移り、東京・八王子市の31歳の男性作業員と、千葉県習志野市の29歳の男性作業員2人が顔や腕などに重いやけどをしたほか、三重県の41歳の男性作業員も手などに軽いやけどをし、いずれも甲府市内などの病院に搬送されました。
警察によりますと、これまでのところ3人とも命に別状はないということです。
警察やJRなどによりますと、3人は当時、車両基地内に停車していた実験用のリニアモーターカーの車両内で、車内の照明や空調などの電源を操作するための機械の近くで作業をしていました。
この中で、データを記録した測定器を取り外すため、機械の電源を切りましたが、再び電源を入れようとしたところ、突然、火花が飛び散ったということです。
警察とJRは原因や詳しい状況を調べています。
JR東海は「データを取り出す作業は年に6回から7回行っているがこれまで火花が飛ぶような事例は起きていない。けがをした社員などからまだ話が聞けておらず、詳細は調査中だが、事態を重く受け止め原因究明に全力を傾けていきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20191008/1040007943.html
(ブログ者コメント)
以下は、日テレNEWS24映像の1コマ。
2019年10月7日16時57分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後2時前、尼崎市元浜町の工業用素材製造メーカー「K」の工場で、「爆発音があり、煙があがっている」と消防に連絡が入りました。
消防車18台が出て消火活動が行われ、火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、爆発で屋根が吹き飛ばされ、工場の骨組みがむき出しになりました。
警察などによりますと当時、工場内には9人の作業員がいましたが、このうち、牧内さん(男性、43歳)が顔や首などにやけどを負う大けがをしましたが、意識はあるということです。
また、別の41歳の男性作業員も顔に軽いやけどをして病院で手当てを受けたということです。
工場によりますと、金属や鉱物をパウダー状にすりつぶす「粉砕機」と呼ばれる工業用の機械が突然爆発したということで警察が詳しい原因を調べています。
現場は、阪神電鉄「武庫川駅」から、南東に1キロ余りの工場や倉庫が建ち並ぶ地域です。
【目撃者は】
現場近くにいた32歳の男性は、「大きな音がして、地震かと思うくらい建物が揺れました。急いで様子を見に行くと煙が20メートルくらい上がっていて、あたりには変なにおいが立ちこめていました」と話していました。
【現場の様子を撮影した男性は】
工場から200メートルほど離れた場所にいた40歳の男性は、爆発が起きた直後の様子をスマートフォンで撮影していました。
映像では、骨組みだけになった工場の中から黒い煙が立ちこめ、炎が上がっていて、白っぽい煙が空へ立ち上っている様子が確認できます。
男性は「トラックが突っ込んできたかと思うようなどーんという大きな衝撃があり、何事かと思って外に出ると、煙がもうもうと広がっていて、パンパンと小さな破裂音が続いていました。地震がきたかと思うくらいの衝撃で、とても驚きました」と話していました。
【現場近くの男性が撮影した映像には】
現場近くの10代の男性が爆発直後に自宅の2階のベランダから撮影した映像には、工場が黒く焼け、灰色の煙がもうもうと空高く立ち上がっている様子が映っています。
また、建物のなかに赤く燃える炎が確認できます。
男性は「午後1時45分ごろに『ドーン』という音がして、家全体が地震のように揺れた。ベランダに出ると、煙が建物4階くらいの高さまで立ち上っていた」と話していました。
【工場爆発直後の様子】
7日午後1時48分ごろに撮影された現場の映像です。
撮影した男性によりますと、突然、「ボン」という音がして、勤務していた工場の建物全体が地震のように揺れたということです。
外に出て確認すると、隣の工場から黒ずんだ煙が勢いよく高くまで上がっていて、硫黄っぽいにおいがあたりに立ちこめていたということです。
【現場の近くを車で通った男性が撮影した映像には】
7日午後1時50分ごろに現場の近くを車で通った男性が撮影した映像には、灰色の煙が空高く立ち上っている様子が映っています。
工場の建物の前の道路にはトタン板のようなものが散乱し、建物の中に赤く炎が上がっているのが見えます。
【爆発した工場とは】
「K」によりますと、爆発が起きた工場では、電子部品やセラミックスなど工業用品の原料となる素材を製造しているということです。
爆発したとみられるのは「粉砕機」と呼ばれる機械で、金属や鉱物をパウダー状にすりつぶす作業をしていたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20191007/2020005068.html
10月7日18時45分に産経新聞westからも同趣旨の記事が、キノコ雲などの写真付きでネット配信されていた。
7日午後1時50分ごろ、兵庫県尼崎市元浜町にある工業用素材の製造販売会社「K」尼崎工場から、「爆発音がして煙が上がっている」と119番があった。
火は約1時間25分後に消し止められたが、40代の男性従業員2人が顔にやけどを負った。
1人は救急搬送時に意識はあったが重傷とみられる。
兵庫県警尼崎南署によると、従業員が機械でシリコンを粉砕していた際に出火したとみられ、同署が火災の原因を調べている。
現場は阪神武庫川駅の南東約1キロの工場や倉庫などが立ち並ぶ地域。
https://www.sankei.com/west/news/191007/wst1910070021-n1.html
(ブログ者コメント)
産経新聞west掲載写真を見ると、キノコ雲が空高くあがっている。
粉じん爆発でキノコ雲が発生した写真を見たのは、ブログ者にとって多分、初めてだ
(2020年11月27日 修正1 ;追記)
2020年11月25日17時45分にNHK兵庫からは、粉砕した粉を貯蔵庫にパイプで送る途中で静電気が発生した、これまで事故が起きてなかったこともありアースをつけていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年10月、尼崎市の工業用素材製造メーカー「K」の工場で鉱物をパウダー状にする機械が爆発し、近くにいた40代の男性作業員2人が顔にやけどを負いました。
その後の尼崎労働基準監督署の捜査で、金属を粉にして貯蔵庫にパイプで送る途中で静電気が発生し、粉じんに引火したとみられることがわかりました。
労働安全衛生法は、静電気によって爆発や火災が発生するおそれがある設備には、「アース」と呼ばれる電気の逃げ道を設けるよう定めていますが、事故があった機械には取り付けていなかった疑いが持たれています。
このため、労働基準監督署は25日、法人としての会社と、工場の安全管理の責任者だった40代の工場長を書類送検しました。
監督署の調べに対し、工場長は「これまで事故が起きていなかったこともあり、対策を怠っていた」と話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20201125/2020010773.html
11月25日18時50分に神戸新聞からは、金属シリコン粉砕作業中に静電気で粉じんに火がついたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同労基署によると、金属シリコンを粉砕する作業中、静電気が原因で粉じんに火がつき、製造設備が爆発したとみられる。
爆風により、工場内にいた男性2人がやけどを負った。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202011/0013891135.shtml
※関連情報調査中、当時、見逃していた以下の報道を新たに見つけた。
(2019年10月7日17時2分 サンテレビ)
警察などによりますと、火元となったのはプラスチックなどを加工するメーカーの工場で、当時、工場内には9人の従業員がいて、シリコンを粉砕する作業が行われていたということです。
現場周辺では爆発音が聞かれており、粉砕する際に出た粉じんが引火して爆発した可能性もあるとみて、警察と消防が調べを進めています。
https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2019/10/07/16564/
(2019年10月7日17時44分 J-CASTニュース;キノコ雲になる前の煙の写真付き)
J-CASTニュースの取材に応じた女性(48)は、火災が発生した工場から徒歩1分ほどの会社の2階で仕事をしていたという。
14時前に工場での火災写真などを撮影した。
女性によると、写真を撮った10分ほど前、「どーーん!と一回大きな爆発音」がしたという。
「その時は何かよく分からなく1、2分ほど席で今の何だ~って思ってました」。
窓を開けて外を見てみると、斜め前の工場から煙が出ている状況だった。
「その時、何人かが119に電話してて、それから直ぐに消防車が来ました」。
また、女性は発生当初の状況について、「私の会社は道路はさんだ斜め向かいにあるのですが、空気砲のような爆音が一回どーーん!と響き会社建物が揺れ」、「その後、煙が立ち込めて、でした」と振り返る。
https://www.j-cast.com/2019/10/07369457.html
(ブログ者コメント)
本記事のタイトルは、報道された内容を接ぎ合わせてつけただけのもの。
爆発に至ったメカニズムは不明だ。
2019年10月6日13時17分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前9時15分頃、山口県萩市須佐の木材加工会社「S木材」の保管庫内で、島根県益田市遠田町、会社員曽我さん(男性、42歳)が木材チップの中に埋もれているのを同社従業員が見つけた。
曽我さんは同市内の病院に搬送されたが、死亡した。
萩署の発表では、曽我さんは同社に木材チップを受け取りに来ていた別の会社の社員。
保管庫は高さ約5メートルの位置にあり、曽我さんは、その下にあるトラックに木材チップを移していたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191005-OYT1T50296/
(ブログ者コメント)
ネットで調べてみると、木製パレットなどを製造している会社。
ホッパーのような保管庫からチップをトラック荷台に落とす作業中だったのかもしれない。
(2019年10月30日 修正1 ;全文修正)
2019年10月4日6時0分に西日本新聞から報道された記事の修正版が、10月29日14時29分にネット配信されていた。
そこで10月4日報道記事を10月29日報道記事に差し替えた。
修正版では、周波数が記されるなど、より詳しい内容になっている。
JR博多駅(福岡市博多区)前の商業施設、KITTE博多。
「あの横を通ると、高校生の娘が必ず耳を押さえて『キーンって音が鳴ってる。早く通り抜けよう』と言います。
何かの装置があるんでしょうか」。
福岡市の40代女性から特命取材班に調査依頼が寄せられた。
女性には聞こえない音だという。
若年層にだけ聞こえる「モスキート音」で、店先でたむろする人を追い払っているのだろうか。
若者向けの店が集まる場所になぜそんな装置が必要なのか。調べてみた。
まずは現場を訪れた。
多くの人が行き交うKITTE入り口の自動ドアに近づくと、キィーンというかすかな音が頭の上から降り注いできた。
長く伸びた爪で黒板をゆっくりひっかいているような音。
細い針で脳や体の奥を刺される感覚だ。
別の入り口では異なる音域の音がしたが、不快な点は一致した。
天井を見上げると、パネルの間に小さな装置があったり、機械が埋め込まれたりしていた。
一体、何の音なのか。
KITTE博多に聞いてみると「モスキート音ではなく、超音波防鼠(ぼうそ)装置の音なんです」(広報担当者)。
ターゲットは若者ではなくネズミ。
飲食店もある館内への侵入を防ぐ衛生管理の一環で、2016年4月の開業前から全ての出入り口に計69台設置しているという。
モスキート音は、耳元を蚊が飛ぶような不快な高周波音で17キロヘルツ前後。
KITTEの防鼠装置の音は19キロヘルツ。
ヘルツとは、空気などの振動数を表す単位で、数値が増えるほど高い音に感じる。
人間は20代後半から徐々に高い音が聞きづらくなるとされる。
KITTEの装置は、ネズミが嫌がる二つの周波数の超音波を、2カ所からランダムに発信する仕組みという。
「気持ち悪くなる」、「なぜ若者が嫌がる音をわざわざ出しているのか」といった苦情が寄せられたこともあるが、担当者は「お客さまが館内で快適に過ごせるようにするための対策で、若者よけのモスキート音というのは誤解。むしろ若い方にぜひご来館いただきたい」と力を込めた。
超音波でネズミの侵入を防げるのか。
害虫駆除資材専門商社の環境機器(大阪)によると、適切に使えば一定の効果は期待できるが、ネズミの習性や環境の違いもあり、有効な手段は現場ごとに異なるという。
同社は「ネズミが好む環境をつくらないことが重要。エサを絶つために食品や生ゴミを適切に管理し、すみかとなる場所を作らないように侵入経路の清掃や補修をするなど、日常的な衛生管理にも目を向ける必要がある」と話している。
聞こえるか聞こえないかのキィーンは、街の片隅で「人間とネズミの戦い」が日々繰り広げられている証しなのだった。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/548346/
※修正前の記事URLは下記。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/548346/
2019年10月4日18時36分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後、千葉市稲毛区にある「放射線医学総合研究所」の敷地内の建物で、MRIの装置を入れ替える作業中に突然、パイプが破裂し、研究所によりますと、男性1人が軽いけがをしたということです。
4日午後4時半ごろ、千葉市稲毛区の放射線医学総合研究所から敷地内の建物で破裂が起きたと消防に通報がありました。
事故が起きたのは、放射線医学総合研究所の敷地内にある「探索研究棟」と呼ばれる建物の2階で、研究所などによりますと、研究用のMRIの装置を更新するためにヘリウムガスを抜く作業中に突然、パイプが破裂したということです。
研究所によりますと、この事故で職員の男性1人が腕や腰に軽いけがをして手当てを受けているということで、この建物で放射性物質は取り扱っていないとしています。
警察や消防で事故の詳しい状況などを調べています。
事故のあった建物にいた40代の男性は、「突然、ドスンという大きい音がしました。こんなことは経験したことがないので驚いています」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20191004/1080008220.html
10月4日20時14分に東京新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後4時半ごろ、千葉市稲毛区穴川4丁目の放射線医学総合研究所の研究棟2階で「ヘリウムガスが爆発した」と119番があった。
磁気共鳴画像装置(MRI)の交換作業中に機器が破裂し、50代の男性研究員が避難しようとした際に転倒し、腰などに軽傷を負った。
千葉北署や放医研によると、現場は放射線管理区域外。
破裂したのはMRI内からヘリウムガスを抜き取るためのパイプで、天井の一部が破損した。
破裂前に異常音がしたといい、同署などが原因を調べている。
放医研は、放射線の人体への影響や医学利用を研究開発するための機関。
MRIは、がん細胞の研究のために使用していた。
(共同)
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019100401002356.html
2019年6月20日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9753/
(2019年10月10日 修正3 ;追記)
2019年10月3日5時0分に神奈川新聞から、とられつつあるハード面の対策2件について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月に起きた横浜市営地下鉄ブルーラインの脱線事故で、市交通局は2日、脱線の原因となった「横取り装置」の安全対策を進める方針を明らかにした。
装置を正しい位置に置かなければ、警報が止められない仕組みを採用。
さらに来年度末までには装置と信号も連動させるようにし、安全性の向上を図る。
同日に開かれた市会決算特別委員会の局別審査で、城博局長が中島(公明党)と岩崎(共産党)両氏の質問に答えた。
事故は、工事用車両を移動させるために使う「横取り装置」を作業員が線路上に撤去し忘れ、電車が乗り上げたことで起きた。
装置を動かすためにピンを抜くと、ブザーや警告灯が鳴る仕組みになっており、作業員は装置がまだ線路上にあるにもかかわらずピンを挿入して作業を終了。
ブザーや警告灯が止まったため、運転士が気付かなかった。
同局は事故を踏まえ、ピンにチェーンを取り付けて装置に溶接。
正しい場所でしかピンを挿入できないよう改良する作業を8月末から順次、進めている。
さらに今後、装置を物理的に検知し、警報スイッチの切り替えを行う機器を導入。
装置と信号機を連動させ、正しい場所になければ、列車を止める仕組みも取り入れる予定。
装置は、事故の起きた下飯田駅(泉区)など計7カ所にある。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-199334.html
(2020年2月28日 修正4 ;追記)
2020年2月27日付で東京新聞夕刊から、経験者が少なく作業員同士の打ち合わせもなかったなどと記された調査報告書が公表されたという下記趣旨の記事が、横取り装置の写真付きでネット配信されていた。
運輸安全委員会は二十七日、横浜市営地下鉄ブルーラインで昨年六月、電車が脱線した事故の調査報告書を公表した。
レールに放置された保守点検用の車両を本線に入れるための機材「横取り装置」に乗り上げたのが原因。
事故直前、作業員三人で装置の定期検査を実施。
作業員はレールから取り外したと思い込んで、確認を怠っていた。
安全委は、作業員の研修態勢の改善やマニュアルの整備を求めた。
報告書によると、横取り装置がレールに残された状態を示す警告灯や警報ブザーは、装置が残っていても作動しない仕組みになっているが、作業員は検査後に警告灯が作動していなかったことから、装置が外れていると判断した。
検査の担当部署では、横取り装置の定期検査を数年間担当していない作業員が多く、取扱手順書もなかった。
今回の検査では作業員同士の事前、事後の打ち合わせもしていなかった。
事故は昨年六月六日朝に発生。
湘南台発あざみ野行き始発電車が、横浜市泉区の下飯田駅で脱線した。
乗客百二十一人が乗っており、運転士が軽傷を負った。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020022702000281.html
(2020年7月22日 修正5 ;追記)
2020年7月21日20時30分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、当時の作業責任者に罰金の略式命令が下されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失往来危険の罪で略式起訴された市交通局の男性運輸技術職員(53)に対し、鎌倉簡裁は罰金50万円の略式命令を出した。
16日付。
職員は同日未明から早朝にかけて行われた保守点検作業に責任者として従事。
装置をレール上から撤去しないまま作業を終え、列車の進行に危険を生じさせたとして、10日に同罪で略式起訴された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae79b51cead523eba8079207ff6b58f31f9236c5
2019年10月3日付で毎日新聞丹波・丹後版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京丹後市の府立M高Y分校舎の整備工事の騒音で、吐き気がして校舎内に入れず、過呼吸など深刻な症状を訴える生徒が3人出ていることが2日、分かった。
いずれも家政科3年生で、現在近くの府丹後農業研究所の一室を借り、カメラを使った「遠隔授業」を受けている。
保護者の間から「家政科は調理実習など仲間と一緒にやることに大きな意味がある。みんなと一緒に授業を受けさせてほしい」と土日、放課後に絞った工事の実施を求める声が上がっている。
教員の間からは「状況は切迫している」と工事そのものの中止を求める声も上がっている。
整備工事は丹後地域の高校再編に伴うもので、Y、間人、伊根の3分校は来春統合され清新高としてスタートする。
清新高の校舎はY分校を使い、7月末から新校舎の建設や改修工事が始まった。
関係者によると、大きな音が出る足場を組む工事などは夏休み中に実施するとの説明が教職員にあったが、2学期が始まった8月末から現在まで大きな騒音が続いている。
3人の生徒は2学期が始まるとほぼ同時に症状を訴え始め、学校は耳栓を支給し、体調を整えるための部屋を用意するなど対応し、9月24日から「遠隔授業」を開始した。
保護者の一人によると、娘の生徒は音に過敏に反応するためY分校には知らせていた。
「Y分校は心や体に問題を抱えた子どもが多く通う学校で、娘は先生方の温かい指導で中学時代と比べて見違えるほど元気になった。3年の1学期までは何の問題もなく普通に通学できた」と語った。
今は大学受験を控え、不安な気持ちでいっぱいという。
現在、Y分校内にある清新高の岡田校長によると、Y分校からは音に過敏な生徒がいるとの事前情報は来ておらず、「ここまで深刻な事態となるとのとらえ方ができていなかった。対応は後手後手に回ったが、出来る限りの誠実な対応に努めてきた」と語る。
また、調理実習、美術、音楽、書道室などにはエアコンは付いておらず、教師の間から「この暑い中、騒音で窓も開けられずに授業にならない」との声が上がっていることについて、岡田校長は「調理実習室にはスポットのエアコンを入れるなど対応してきた」とし、「授業が成り立たない」との指摘を確認したのかとの問いには「外部の人間が教室の中に入るわけにはいかない。Y分校としての正式な申し入れには対応するが、個々の教員のいろいろな思いにはいちいち答えることはできない」と述べた。
保護者の一人は「大きな音が出る工事をやるなら事前に説明があってしかるべきだが、全くなかった。子を持つ親として工事を始める前に事情を聴いてほしかった。工事の状況は現場の先生にもほとんど知らされておらず、いろいろな所で悲鳴が上がっていると感じる。これまで通りのY分校らしい教育を続けてほしい」と求めた。
来春には清新高が開学し、新入生を迎える。
岡田校長は工期の関係で土日、放課後の工事に絞ることは無理と説明する。
「遠隔授業」を受けている生徒の一人は「私たちは工事の説明を受けていない。工事は止めてほしいです」と語った。
https://mainichi.jp/articles/20191003/ddl/k26/100/354000c
2019年10月5日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委は4日、岩見沢市温水プールで3日に消毒用の塩素が異常な高濃度となり、利用していた市内の中学2年の男女2人がせきの症状を訴えるなど健康被害の報告があったと発表した。
2人とも現在は回復しているという。
市教委によると、指定管理者のセントラルスポーツの職員が、3日午後2時の定時測定でプールの塩素濃度が国の基準値(0・4~1・0ppm)を上回る2・5ppmになっているのを確認。
自動塩素投入器のフィルターを清掃したが、その後も濃度は下がらず、午後6時に塩素投入器を停止。
濃度を下げる薬剤を注入し、午後8時には基準値内になったという。
この間も営業を続け、午後5時から利用していたスイミングスクールの受講生11人のうち2人が体調不良を訴え、夜間急病センターを受診。
同センターから連絡を受けた岩見沢保健所が午後8時ごろにプールの水を採取し、持ち帰って測定したところ、25メートルプールで4~5ppm、幼児用プールについては基準値の10倍以上の11ppmだったという。
4日に指定管理者からの報告を受け、市教委は同日はプールを休館とした。
専門業者が調べたところ、濃度測定をする機械に異物が混入し、正確に感知できなかったことが原因とみられる。
市教委は「対応に問題がなかったか、検証する」としている。
5日は通常営業する予定。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/351574/
2019年10月3日21時11分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前、北斗市の市道を走っていた介護施設のワゴン車の車内で80歳の男性が座っていった車いすごと転倒しました。
男性は病院に搬送されましたが頭を強く打ち意識不明の重体です。
3日午前9時すぎ北斗市本町5丁目の市道を走っていた介護施設のワゴン車の車内で乗っていた乙部町豊浜の須田さん(男性、80歳)が座っていた車いすごと転倒しました。
須田さんは函館市内の病院に搬送されましたが頭を強く打っていて意識不明の重体です。
警察の調べによりますと須田さんの座っていた車いすはワゴン車が交差点を右折したあと転倒し、車いすを車両に固定するためのフックは4か所すべてが外れていたということです。
警察は当時、ワゴン車に同乗していた介護職員や運転手から話しを聞くなどして事故の詳しい状況を調べています。
須田さんは介護サービスを受けるため北斗市内の親族の家から介護施設に向かう途中だったということです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20191003/7000014130.html
(2020年3月19日 修正1 ;追記)
2020年3月18日5時0分に北海道新聞からは、運転手が書類送検されたなど、下記趣旨の記事が車椅子乗車のイメージ図付きでネット配信されていた。
昨年10月に北斗市内の通所リハビリテーション施設の車いす移動車に乗っていた男性(81)が走行中の車内で車いすごと転倒して意識不明の重体となる事故が起きていたことが、17日までに分かった。
同市は、この施設に対して「職員の安全対策が不十分だった」として、今年1月から3カ月間、利用者の新規受け入れを停止する処分を行った。
道などによると、全国的に車いす移動車は増えているが、車内での事故が明らかになるのは極めて異例。
介護保険法に基づく処分を受けたのは、函館市内の医療法人が運営する通所リハビリテーション施設「Y」。
北斗市などによると、事故は昨年10月3日、車いす移動車が北斗市本町の市道を送迎のため走行していた際に発生。
職員2人が同乗し、車いす利用者の檜山管内の男性を乗せて交差点で右折した直後に男性が車いすごと後ろ向きに転倒し、頭を強く打つなどして意識不明の重体となった。
同市や同施設によると、車いすの男性をリフトで車に乗せる際、本来は職員がフック付きのバンドで車いす4カ所を固定しなければならなかったが、全てのフックをつけ忘れていたという。
事故を受け、施設の監査を行った北斗市は昨年12月,利用者の新規受け入れ停止の行政処分を行い、改善計画も提出させた。
同施設の冨樫事務長は、「事故を受け、職員同士で声を掛け合いフックの装着を確認させるなど、教育を徹底している」と語った。
この事故では、道警が1月、自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで、運転していた男性職員を書類送検している。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/403406/
2018年7月16日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8581/
(2019年10月9日 修正1 ;追記)
2019年10月2日20時4分に産経新聞westから、屋根崩落の危険性を認識しながら営業を続けていたとして元社長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
奈良県警奈良西署などは2日、業務上過失致死傷の疑いで、施設の運営会社「S」(同市)の男性元社長(51)を奈良地検に書類送検した。
県警は認否を明らかにしていない。
送検容疑は、露天風呂のあずまやを支える柱が傾いているのを昨年6月19日に確認し、その危険性を認識しながら安全管理を怠って営業を続けた結果、同7月8日に柱が倒壊。
これにより重さ約3・9トンの屋根が落下し、利用客の男性1人を死亡させ、2人に軽傷を負わせたとしている。
県警捜査1課によると、柱の傾きが確認されたのは大阪北部地震の発生翌日。
高さ約4メートルの木製の柱6本のうち3本が傾き、根元は腐食していた。
元社長も当日中に確認していたという。
https://www.sankei.com/west/news/191002/wst1910020047-n1.html
10月2日19時56分にNHK奈良からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
崩れた屋根は瓦ぶきで、重さが3.9トンあり、高さ4メートルの6本の木製の柱で支えていましたが、警察が調べたところ、6本とも根元が腐食していたほか、去年6月の大阪北部地震のあと、従業員が柱が傾いているのを確認し、業者に修理を依頼しましたが、修理の前に事故が起きたということです。
警察は、事故を予測できたにもかかわらず、修理をして安全が確認できるまでの間、営業を休止したり露天風呂を立ち入り禁止にしたりする注意義務を怠り、柱を補強するなどの対策もしなかったとして、銭湯を運営する会社の当時の男性社長(51)を業務上過失致死傷の疑いで、2日、書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20191002/2050003067.html
2019年10月3日9時8分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後、御殿場市の高校で工作機械から火が出て、消火にあたった教員1人がのどをやけどしたほか、生徒と教員4人も煙を吸って体調の不良を訴え病院で手当てを受けました。
当時、機械は自動運転をしていたということで、警察が火が出た原因を詳しく調べています。
2日午後1時すぎ、御殿場市の県立御殿場高校から「爆発音がした」と消防に通報がありました。
警察によりますと、工作室にある、レーザーでアクリル板などを加工する機械から火が出てすぐに消し止められ、消火器で消火にあたっていた50代の男性の教員がのどをやけどしたほか、工作室の外の廊下まで煙が充満し煙を吸い込んだ教員や生徒、あわせて4人が体調の不良を訴え病院で手当てを受けました。
出火当時は、工作室に人はいませんでしたが、午前中の授業でアクリル板を切るためにこの工作機械を使用し、その後、自動運転をしていたところ、火が出たということです。
警察は、機械を調べるとともに教員らから話を聞くなどして火が出た原因を詳しく調べています。
県立御殿場高校の渡森副校長は「学校でこのような火災を起こしてしまい大変申し訳なく思っています。原因を究明し、再発防止に取り組みます」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20191003/3030004324.html
10月2日16時45分にFNN PRIME(テレビ静岡)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後1時過ぎ、県立御殿場高校から「爆発音がした。煙が見える」と消防に通報がありました。
消防などによりますと、2階にある工作室でレーザー加工機から火が出たということです。
この火事で、消火にあたった男性教師の他、16歳の女子生徒など合わせて5人が煙を吸うなどして、のどに痛みなどを訴え病院に運ばれました。
火が出た時は昼休みで工作室には誰もおらず、レーザー加工機はパソコンで遠隔操作していました。
警察と消防が詳しい状況を調べています。
https://www.fnn.jp/posts/2019100200000004SUT
2019年10月1日15時1分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし6月、兵庫県伊丹市で、スマートフォンを見ながら自転車に乗っていた女子高校生が77歳の男性に衝突して男性が一時、意識不明の状態になる事故があり警察は1日、女子高校生を重過失傷害の疑いで書類送検しました。
ことし6月17日の朝、兵庫県伊丹市の市道で、高校3年生の女子生徒が乗っていた自転車が、児童の通学路で登校を見守るボランティアをしていた冨田稔さん(77)に衝突する事故がありました。
冨田さんは頭をコンクリートにぶつけ一時、意識不明の状態になり、その後、意識は取り戻したもののしゃべることなど意思の疎通ができなくなっていて、今も入院を続けています。
捜査関係者によりますと、この事故で現場付近の防犯カメラに、女子高校生がスマートフォンを操作しながら自転車を走らせている様子が写っていたということです。
警察は、スマートフォンを見ながら事故を引き起こしたとして、1日、重過失傷害の疑いで書類送検しました。
警察の調べに対し女子高校生は、「スマホに気を取られ前をよく見ていなかった」などと話し、容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191001/k10012107231000.html
2019年9月30日18時29分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
延岡市で起きた竜巻では、JR延岡駅で鉄塔が倒れたり貨物コンテナが飛ばされたりするなどの影響が出ました。
これを受けて、JR貨物では高さの低い鉄塔を設置したりコンテナを平積みにするなどの対策を取ることになりました。
今月22日の竜巻で、JR延岡駅では高さおよそ30メートルの鉄塔が倒壊したほか、貨物コンテナが飛ばされて近くの住宅の屋根などが壊れる被害が出ました。
貨物コンテナは、22日のうちに撤去されましたが鉄塔については手作業で細かく解体してから搬出する必要があったことなどことから撤去作業に時間がかかり、先週金曜日(27日)の夕方にようやく終わりました。
今回、鉄塔の倒壊による周辺の建物への被害はなかったものの、JR貨物では、今後は高さがこれまでより低い10メートルほどの鉄塔を3基建設する予定にしているいうことです。
また、貨物コンテナが飛ばされたことに関しては、当時は上下2段にして積んでいましたが、今後、延岡駅では、ふだんから平積みにするほか、鉄塔や住宅からは離れたところに置くことにしたということです。
JR貨物では「対策を徹底して、同様の被害を与えることがないようにしていきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190930/5060004495.html
9月27日19時49分に産経新聞からは、竜巻発生予測時に列車を止める仕組みづくりも検討するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR九州は27日、台風17号に伴う竜巻で突風が起き、宮崎県延岡市の延岡駅で鉄塔が倒れるなどの被害が出たことを踏まえ、竜巻の発生を予測し、列車を安全な場所に停止させる仕組みづくりの検討を始めると明らかにした。
現状では、風速計が観測した風の状況で、列車の速度を規制している。
延岡駅の隣にある南延岡駅では平成18年9月にも、竜巻による突風で特急が横転し乗客がけがをする事故が発生していることから、再発防止のため鉄道総合技術研究所(鉄道総研)と連携し具体策を探ることにした。
赤羽国土交通相は27日の記者会見で「省としても必要な協力をする」と述べた。
鉄道の突風対策を巡っては、JR東日本が17年12月に山形県で発生した羽越線脱線事故を踏まえ、雨粒の動きから突風を探知するドップラーレーダーを活用して列車を止めるシステムを山形県内の一部で導入した。
https://www.sankei.com/life/news/190927/lif1909270041-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、被害状況を伝えるNHK映像の2コマ。
★
2019年9月30日9時15分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
22日夜に佐賀県に最接近した台風17号の影響で、佐賀県杵島郡白石町にある農業用水のため池「有明貯水池」の太陽光パネルが損壊していたことが分かった。
被害は全体の3分の1程度に及び、設置業者が撤去作業に追われている。
町によると、パネルは太陽光発電事業で町と協定を結んだウエストエネルギーソリューション(広島市)が管理している。
町有の貯水池の一角(3万1120平方メートル)を町が貸し、水上に約9500枚のパネルを浮かべていた。
2016年3月から発電を開始し、年間約2400メガワットを発電、九州電力に売電していた。
災害時は、プラスチック製の架台の上にパネルを設置していたが、強風に耐えられず、パネルが反り返ったり、風で流されたりした。
台風が最接近した22日は白石町で最大瞬間風速30・3メートルが吹いていた。
貯水池の魚や鳥に被害は出ていないという。
同社は「原因を調査した上で、しっかり対応していきたい」としている。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/434020
10月1日6時0分に西日本新聞佐賀版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
白石町は30日、同町新拓の農業用ため池「有明貯水池」に置く太陽光発電のパネルが多数損壊していることを明らかにした。
台風17号の強風の影響。
台風18号が接近する恐れもあり、町は警戒を強めている。
町によると、太陽光システム販売施工のウエストエネルギーソリューション(広島市)が水面3万1120平方メートルを町に借り、プラスチック製の台を浮かべパネル約9500枚を設
2016年の発電開始で、年間最大約240万キロワットを九州電力に売電している。
台風17号で町では30・3メートルの最大瞬間風速を観測。
パネルの約3割が台から外れたり、台ごと転覆したりしたという。
町の担当者は「台風の接近は心配だ。感電の恐れもあり、町民が近づかないよう業者に安全管理の徹底を求める」と話した。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/547426/
(ブログ者コメント)
水面に浮かべた太陽光発電パネルが強風で損壊した事例は、今年、台風15号時に市原市の山倉ダムでも起きている。
その事例では火災も発生。(本ブログ掲載スミ)
2019年9月30日7時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が解説図付きでネット配信されていた。
日本の原子力施設で初めて被曝(ひばく)による死者を出した核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」の臨界事故から30日で20年。
事故の背景にあったのは、東京電力福島第一原発の事故にも通じる「安全神話」だった。
1999年9月30日午前10時35分ごろ、核燃料の原料をつくっていた茨城県東海村のJCO東海事業所で警報音が響いた。
社員の大内さん(男性、当時35歳)がタンクに差した漏斗を支え、上から篠原さん(男性、同39歳)がウラン溶液を注いでいた。
「青い光」が突然見えたとされる。
臨界が起きたことを示す現象だ。
臨界とは、核分裂の連鎖反応のこと。
ウランのような核燃料物質が核分裂を起こし、放出された中性子が、また別の核燃料物質にぶつかって核分裂が続く状態だ。
ごくわずかな量の反応で大量の放射線と熱が出る。
原子炉では意図的に臨界状態を保ち、放射線を閉じ込めながら大量の熱を取り出す。
だが、JCOのタンクは溶液をかきまぜるためのステンレス容器。
放射線を遮る対策はない。
目の前に突如、「裸の原子炉」が現れたようなものだった。
臨界は、一定量以上の核燃料物質がある程度密集するなど、条件がそろわないと起きない。
事故防止のため、国は1回に扱うウランの量に上限を設けていた。
社員らは本来、少量の溶液をつくる作業を何度も繰り返す必要があった。
だが、早く終わらせるため、出荷する量の溶液をまとめてタンクに入れ、濃度を均一化しようとした。
このときのウランは、高速実験炉「常陽」(茨城県大洗町)の燃料に使う濃縮度の高いものだった。
前日の段階で、タンクには上限の約4倍の溶液を入れていた。
事故当日、さらに溶液を注ぎ入れ、上限の約7倍に達したとき、臨界に至った。
タンクの周りにあった冷却水が中性子を反射させる形になり、臨海状態は継続した。
JCO社員たちが徹夜で冷却水の配管を壊すなどして水を抜き、約20時間後の10月1日午前6時15分ごろ、臨界はおさまった。
【事故から211日目、力尽きた】
2人はともにつなぎの作業服姿。
放射線の中でも特に人体への害が大きい中性子線を至近距離であびた。
大内さんの推定被曝(ひばく)線量は16~25シーベルト。
呼吸不全や腎不全などを併発し、事故から83日目に死亡した。
篠原さんは6~9シーベルトと推定され、事故から211日目に多臓器不全の状態で力尽きた。
臨界を起こしたタンクの前の工程でも、社員らはウランの粉末をステンレス製のバケツで溶かしていた。
本来は臨界が起きにくい細長い容器を使わなければならなかった。
日本原子力学会の調査委員会によると、JCOは臨界対策に着目した教育をしておらず、作業班のリーダーは「ウランは溶液では臨界にならない」と誤解していた。
当時の事業所長ら6人は業務上過失致死や原子炉等規制法違反などの罪で有罪判決を受けた。
国も、作業手順を定めた保安規定にウランの上限量が明記されていなかったのにチェックしていなかった。
事故の衝撃は世界に及んだ。
臨界事故は1950~60年代にロシアや英米で相次いで発生。
その後、量の制限などの対策が広がり、当時は「防ぎうる事故」とされていた。
米紙ニューヨーク・タイムズはこう報じた。
「唯一の被爆国として核問題への対応を政策の中心に据えてきた日本が、なぜここまでいい加減になったのか」
国や県は事故の正確な状況を把握できていなかった。
地元の東海村の村上村長(当時)は自らの判断で9月30日午後3時、周辺350メートルに住む住民約150人に避難要請を出した。
不安になった住民らは放射線測定を受けようと病院に列をつくった。
国のまとめでは、住民や社員ら計666人が被曝。
国の検証委員会は、被曝線量の少なさから健康影響が出る可能性は「極めて小さい」とした。
【今の基準で十分と言えるのか】
事故から20年を迎えるのを前に、東海村で今月、専門家らの講演会が開かれた。
原子力規制委員会の前委員長、田中俊一さんは「臨界事故と福島第一原発事故は、事業者の安全意識の欠如という面で共通する」と話した。
JCOは国の許可を無視して作業し、東電は過酷事故への備えが不十分だったことを挙げた。
電力会社や国はJCOの事故を「特殊な施設で起きた」と受け止め、教訓を学ぶ意識が薄かった、とも指摘した。
20年前、臨界事故を検証した旧原子力安全委員会の事故調査委員会は、事故は起きないという「安全神話」を捨てるよう原子力関係者に求めた。
だが、8年半前の福島の事故でも、電力会社や国は「安全神話」に陥っていたと厳しく批判された。
現在、福島の事故後にできた新規制基準のもとで5原発9基が再稼働した。
一方、規制委は今月、原子炉を冷やす機器が動作していたかなど、福島第一原発の事故調査を再開すると決めた。
原子力学会の臨界事故の調査にも加わった日本原子力研究開発機構の元上級研究主席の田辺文也さんは、現状に疑問を投げかける。
「調査が終わっていないのにどうしていまの基準で十分と言えるのか。原子力業界は、いまも安全神話にとりつかれているのではないか」
◇
元事業所長ら6人を有罪とした2003年3月の水戸地裁判決では、JCOが国の調査時に許可に反する設備を撤去していたことなどを挙げ、「全社的に許可を尊重する意識を欠いていた」と指摘。
法人としてのJCOに、原子炉等規制法違反などの罪で求刑通り罰金100万円を言い渡した。
https://digital.asahi.com/articles/ASM9F4D9ZM9FULBJ00N.html?rm=460
(ブログ者コメント)
朝日新聞以外、様々なメディアから特集記事が発信されていた。
以下は、ブログ者の目にとまった、その一部。
タイトルとURLのみ紹介する。
(9月30日6時31分 NHK茨城)
『臨界事故20年 教訓どう伝える』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20190930/1070007500.html
(9月30日18時17分 NHK茨城)
『臨界事故「安全第一徹底できず」 』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20190930/1070007504.html
(9月30日6時8分 NHK NEWS WEB)
『茨城臨界事故から20年 減る関係者 教訓いかに伝えるか』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190930/k10012104501000.html
2019年10月1日1時15分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地は30日、格納庫で整備中の対潜哨戒機P3Cのプロペラが落下し、整備担当の40代1等海曹の男性にあたり、男性が死亡したと発表した。
同基地によると、事故は30日午後2時30分ごろに発生。
隊員らがエンジンを下ろす作業をしていた際、エンジンに固定されていたプロペラが落下し、男性を直撃したという。
P3Cの整備は通常、クレーンで機体をつり上げて行う。
今回の事故の状況については調査中としている。
事故当時、現場には複数の整備担当の隊員がいた。
連絡を受けた同基地の医官が男性の死亡を確認したという。
https://www.asahi.com/articles/ASM9Z6FD1M9ZTIPE01R.html
9月30日19時0分にFNN PRIME(鹿児島テレビ)からは、エンジンが落下し、一緒に落ちたプロペラの直撃を受けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。「
30日午後、鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地の格納庫で、哨戒機P3Cの整備作業中にエンジンが落下し、直撃を受けた40代の男性隊員が死亡しました。
海上自衛隊鹿屋航空基地によりますと、30日午後2時40分ごろ、哨戒機P3Cの整備作業中、翼の下にあるエンジンが落下したということです。
この事故で、エンジンといっしょに「プロペラ・ブレード」とよばれる部品が40代の男性隊員に直撃し、男性隊員は、その場で死亡が確認されました。
https://www.fnn.jp/posts/2019093000000007KTS
9月30日20時26分にNHK鹿児島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
海上自衛隊鹿屋航空基地によりますと、30日午後2時半ごろ、隊員が格納庫でP3C哨戒機のエンジンを取り外す作業を行っていたところ、エンジンが落下し、部品のプロペラが作業中の40代の1等海曹の男性隊員を直撃したと言うことです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190930/5050008158.html
(2020年9月26日 修正1 ;追記)
2020年9月25日19時37分にYAHOOニュース(鹿児島読売テレビ)からは、破損した吊り上げ部品の溶接部分が目視できない形状だった、エンジン取り外し時に人が下にいないことというルールがなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
防衛省の事故調査委員会は25日、事故の調査結果を明らかにした。
それによると、エンジンの落下はクレーンとエンジンを接続する部品に亀裂が入り破損したことが原因で、破損部分の溶接が均一ではなかったとしている。
また、破損した部品について、溶接部分が目視で確認できない形状だったという。
その上で、検査のためにエンジンを取り外す際、エンジンの下に人がいることを禁止する明確な規則がなかったことが、事故の原因と結論付けた。
海上自衛隊は今後、溶接部分を目視で点検できる部品に代えること、エンジンを取り扱う際には安全な距離を保つなどの対策をするという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1da6ba033e1b6d73d32abf33a2075c384ec1902e
9月25日19時21分に鹿児島テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
海上自衛隊は、事故調査委員会を立ち上げ、調査の結果、エンジンの落下は、クレーンを使ってエンジンをつり下げるための整備器具が壊れたことによるものだったと公表しました。
この整備器具は一部の溶接があまく、ごく小さな亀裂が複数回入ったことが壊れた原因とみられています。
また、整備規則にも不備があり、エンジンを取り外す際、エンジンの下に人が入ることを明確に禁止していなかったことが事故の原因になったとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef57292d447d54fc6e0dcbae3e435600a05f119b
2021年3月9日19時52分にNHK鹿児島からは、事故前から亀裂があったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海上自衛隊の事故調査委員会は、去年9月、エンジンをクレーンでつり上げるために使う「スリング」と呼ばれる道具が作業中に壊れたなどとする調査結果を公表していました。
ところが、ことし1月になって、事故が起きる前からスリングに不備があったという情報が寄せられ、事故調査委員会が隊員へ聞き取り調査をしたところ、亀裂が入っていたことなどが確認されたということです。
このため事故調査委員会は、先月から鹿屋航空基地で追加の調査を行っています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20210309/5050013889.html
2019年9月30日15時14分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前9時ごろ、豊後大野市千歳町長峰の畑で、きょうだいと3人で草刈りの作業をしていた、大分市上野丘の東村さん(女性、82歳)の足に、別の人が使っていた草刈り機があたりました。
この事故で東村さんは膝の裏を切り、病院に運ばれましたが、およそ1時間半後に死亡しました。
警察によりますと、東村さんは兄と妹の3人で、兄が所有する畑の草刈りをしていたということです。
また、現場では、高さ50センチほどの草が生い茂っており、足元がよく見えなくなっていたということです。
警察は一緒に作業をしていた人たちから話を聞くなどして事故当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20190930/5070004933.html
2019年10月1日6時0分に西日本新聞熊本版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市交通局は30日、同市中央区大江の大江車庫に停車した無人の市電(1両編成)が同日午前2時15分ごろ下り坂で動きだし、金属製の門扉を押し破って車道に出たと発表した。
歩行者や車への接触はなく、けが人はなかった。
同局は、男性運転士(60)が車輪に車止めを付け忘れたのが原因としている。
同局によると、事故を起こした電車は9月29日の最終列車で、運行を終えて午後11時46分に入庫。
作業手順書では、運転席にある木製の車止めを入庫後に車輪に付けるよう定めているが、運転士と車庫の男性管理職(39)が2人で作業し、互いに「相手が車止めを付けた」と思い込んでいたという。
電車は長さ約12メートル、重さ約16トン。
ブレーキを作動させていた圧縮空気が時間の経過とともに抜けて動きだした。
車道に向かって下り坂を約30メートル進み、車庫前を通る片側3車線の県道の第2車線まで進んで停止。
電車の両側面が傷つき、門扉が壊れた。
下り坂は1・3%程度の傾きで、鉄道では中程度という。
同局運行管理課は「生命線の車止めを必ず付けるよう、二重、三重のチェックを徹底する」としている。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/547419/
9月30日22時11分に熊本日日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
交通局によると、同日午前2時15分ごろ発生。
市電はブレーキ装置の空気圧低下で緩やかな勾配を下り、アルミ製門扉(高さ1・3メートル、幅4メートル)を壊し、県道に出た。
3車線ある健軍方面へ向かう車道のうち中央あたりで先頭は止まった。
交通局でシステム改修をしていた業者が気付いて職員に連絡。
市電は15分後に車庫に戻した。
この市電は29日午後11時46分に営業を終えて入庫。
60代の男性運転士と運行管理の30代職員で点検に当たったが、意思疎通がうまくいかず、木製の車止めを装着しなかったという。
交通局は謝罪し、「マニュアルに沿った手順を徹底し、再発防止に努める」としている。
https://this.kiji.is/551365612326863969?c=39546741839462401
9月30日12時3分にNHK熊本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市交通局によりますと、30日午前2時15分ごろ、熊本市中央区の大江車庫に止めていた熊本市電の車両が車庫の門を押し壊して、歩道と車道に14メートルあまりはみ出しました。
車両が動き出したことに気づいた当直の職員が、15分ほど後に車両を車庫に戻したということです。
車両は空気圧でブレーキをかける方式で、停車後徐々に空気圧が抜けていくほか、車庫から車道に向けて傾斜が付いていて、車輪のうちの1か所に車止めをしないと動きだしてしまうということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20190930/5000006471.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。