







2017年7月15日22時36分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後5時15分ごろ、岡山県倉敷市尾原の岩盤掘削現場で、作業をしていた土木工事会社社員の男性(56)が重機ごと土砂に埋もれたと、119番があった。
男性は救助隊員に救出されたが、現場で死亡が確認された。
警察によると、男性は同日午前8時から、岩盤に火薬を込めるため、重機で穴を開ける作業を1人でしていた。
終了時刻に戻らなかったため、様子を見に行った現場責任者が発見した。
警察は、安全管理に問題がなかったか、工場関係者から事情を聴いている。
出典
『岩盤掘削中の男性死亡 倉敷』
http://www.sankei.com/west/news/170715/wst1707150095-n1.html
2017年7月16日7時51分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後2時ごろ、姫路市広畑区富士町の新日鉄住金広畑製鉄所の薄板製造工場に隣接する排気施設から出火。
煙突部分などが激しく焼けたが、約2時間45分後に消し止められ、けが人や工場への延焼はなかった。
警察などが出火原因を調べている。
警察によると、当時、工場では従業員20~30人が鉄板の溶接や洗浄などの作業を行っていた。
出火元の排気施設は、鉄板の洗浄に伴い発生した塩素を水蒸気から取り除くためのものだという。
出典
『新日鉄住金広畑製鉄所で火災、けが人なし 兵庫・姫路』
http://www.sankei.com/west/news/170716/wst1707160014-n1.html
7月15日18時38分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後2時前、姫路市広畑区富士町の新日鉄住金・広畑製鉄所の関係者から、「建物の中からか外からかわからないが煙が出ている」と消防に通報があった。
この火事で消防車12台が消火にあたり、火はおよそ2時間20分後にほぼ消し止められた。
調べによると、製鉄所の敷地内に設置された、塩酸で鋼板を洗浄する作業場の一部が燃えたが、けが人はいなかった。
週末のため、当時、現場では点検作業のみが行われていて、煙突部分の焼け方が激しいことから、ここから火が出たものとみられている。
出典
『新日鉄住金広畑製鉄所で火災』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170715-00000004-kantelev-l28
2017年7月15日18時43分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前9時40分ごろ、大津市園山3丁目のT社滋賀事業場の研究棟新築工事現場で、作業中だった会社員の男性(25)が、3階の床に開けられていた穴から約10m下の1階に転落した。
病院に運ばれたが、頭の骨を折るなどの重体。
警察によると、男性は3階天井の電気配線に必要な機械を搬入するため、床の穴を覆っていた転落防止用の板を外した後に転落した。
ヘルメットは着用していた。
穴は、大きさが縦50cm、横150cm。
直下に床などはなく、1階まで吹き抜け状態になっていた。
警察が、原因や安全管理の状況を調べる。
出典
『工事中に床穴から10メートル転落、20代作業員重体 滋賀』
http://www.sankei.com/west/news/170715/wst1707150071-n1.html
7月16日付で朝日新聞滋賀全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、研究棟3階の床に配線・配管用の吹き抜け(長さ約50cm、幅約150cm)があり、配線作業の準備中に転落したとみられる。
当時、近くでは男性ら5人が作業していた。
2017年7月14日20時0分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警は14日、神戸市中央区のワールド記念ホールなどで今年5月7日に開催された音楽フェスティバル「カミングコウベ」で出入り口が混雑した際、転倒した大阪府藤井寺市の女性(21)が重傷を負うなど、少なくとも観客3人が負傷していたと発表した。
県警によると、女性は同日午後1時すぎ、ホールを出ようと出入り口付近に近づいた際、混雑に巻き込まれて転倒。
帰宅後に病院で受診し脊髄損傷と診断され、入院した
派遣社員の女性(19)=大阪市=と男子高校生(16)=大阪府富田林市=も軽傷を負い、県警は、同じころに混雑に巻き込まれたとみている。
フェスを巡っては、短文投稿サイト「ツイッター」などに同日、「将棋倒しで出入り口がふさがれた」、「負傷者がいる」などの書き込みがあった。
実行委は当初、負傷者は確認されていないと説明していた。
県警は書き込みなどを基に、負傷者3人から事情を聴いた。
フェスには約3万5000人が訪れたといい、来場者はホール(定員6000人)や周辺に数カ所あるステージを行き来していた。
県警は、他に負傷者がいなかったか確認を急ぎ、業務上過失致傷容疑を視野に、当日の経緯などを調べる。
カミングコウベは、阪神・淡路大震災で受けた全国からの支援に対し、感謝を発信する無料のチャリティーフェスティバル。
2005年に始まり、今年は13回目だった。
出典
『5月の音楽フェス混乱騒ぎ 観客3人重軽症だった』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201707/0010370255.shtml
※2017年5月8日12時20分に神戸新聞から、当時の混雑状況を報じる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後、神戸市中央区港島中町6のワールド記念ホールで開かれていた音楽フェスティバル「カミングコウベ」で、一部の観客が1階席から壁をよじ登って2階席へ移り、主催の実行委員会が注意する場面があった。
短文投稿サイト「ツイッター」などインターネットへの投稿が相次いだが、けが人などはなかった。
実行委や警察などによると、同日午後1時ごろに観客の一部が壁をよじ登っているのを確認し、注意を呼び掛けるアナウンスを流した。
ネット上では「将棋倒しで出入り口がふさがれた」「負傷者がいる」などの書き込みもあったが、そういった事実は確認されていないという。
実行委の担当者は、「壁を登る観客は毎年いた。次回以降は危険行為がないよう、警備やアナウンスを徹底したい」と説明。
フェスには約3万人が訪れ、騒動当時は6000~8000人がいた。
出典
『神戸の音楽フェス一時混乱 観客が一時壁よじ登る』
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201705/0010166279.shtml
2017年7月16日付で朝日新聞さがみ野版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月14日20時4分にNHK神奈川からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
相模原市教委は、同市南区の市立小学校の校庭で、バスケットボールのゴールが転倒して3年生の男児の左足に当たり、骨が折れる事故が起きたと、14日、発表した。
市教委によると、同日の昼休み、ほかの児童数人がゴールの支柱にぶら下って遊んでいたところ、前方に倒れたという。
ゴールは高さ3mほどで4本の支柱があり、うち2本が地下60cmまで打ち込まれた杭で固定されていた。
市教委は、全小中学校でゴールの固定状況などを点検し、安全管理を徹底するとしている。
出典
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1055195411.html
2017年7月20日6時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月21日10時12分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県加東市立滝野中学校(同市下滝野)で1年生の理科の授業中、水素を燃焼させる実験で爆音が発生し、生徒38人のうち耳に違和感を訴えた18人が病院で診察を受けていたことが19日、分かった。
受診の結果、いずれの生徒にも異常はなかったという。
同校などによると、14日午前11時半ごろ、若手の理科教諭をサポートしていた教頭(51)が空き缶に水素と酸素を注入し、火を近づけて音を鳴らそうとしたところ、爆音が発生した。
「耳がおかしい」と訴えた生徒18人に養護教諭が聴力検査を実施。
うち7人が聞き取りにくかったため、全員を病院へ連れて行ったという。
同校は、校長と教頭が18人の家庭を訪問して謝罪。
後日、他の20人にも聴力検査を行い、教頭が生徒宅に電話で事情を説明した。
教頭は現在も耳に違和感があるといい、「水素を入れる量が多くなってしまった」と説明。
同校は、「安全に配慮し、二度と起きないように注意する」としている。
出典
『理科実験で爆音、生徒18人病院へ 加東の中学』
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201707/0010387095.shtml
『理科の実験中に大きな音…生徒18人耳の不調を訴える』
http://www.sankei.com/west/news/170721/wst1707210023-n1.html
2017年7月14日23時22分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
14日に金沢港に入った海上自衛隊第4護衛隊群所属の護衛艦「かが」艦内で、同日午前10時40分ごろ、関係者らへの特別公開に参加していた金沢市の男性(83)が、甲板と格納庫を結ぶエレベーターの隙間に落ちた。
男性は約20分後に救助され、病院に搬送された。
左まぶたの上を切るけがをしたが、意識ははっきりしているという。
同艦によると、男性は自衛隊石川地方協力本部友の会の役員。
山野・金沢市長らと20人のグループで艦内を見学中、航空機運搬用エレベーターのケーブルが通る隙間から、約3m下にある可動式の甲板の床に転落した。
自衛官10人が引率にあたっていたが、隙間の周辺には誰もいなかったという。
遠藤艦長は、「艦内のお客様への対応の警戒が十分でなかった。深く反省している」と述べた。
1万人超の来場者を見込む15日の一般公開では、隙間周辺に柵を設け、警戒にあたる人員も増やして安全確保に努めるとしている。
「かが」は、海自最大の基準排水量1万9500トンのヘリコプター搭載護衛艦。
就役訓練中で、金沢港大浜埠頭で15日にある「港フェスタ金沢2017」にあわせて入港し、17日まで停泊する予定。
3月の就役以来、民間港への入港や内部の一般公開は初めてという。
出典
『護衛艦「かが」見学中の男性が転落、けが』
http://www.asahi.com/articles/ASK7G5J0DK7GPJLB01S.html
7月14日18時41分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢港に停泊している海上自衛隊の最新護衛艦「かが」で、見学中の83歳の男性が、ヘリコプターを甲板まで上げる大型エレベーターの隙間から3m下に落下した。
隙間は縦約50cm、幅約75cmで、男性はまぶたなどにけがをして病院に搬送された。
14日は、関係者向けの特別見学会が行われていた。
15日は護衛艦が一般公開されることから、海上自衛隊では、隙間の周辺にロープを張るなどして再発防止に努めるとしている。
出典
『護衛艦の見学中に転落 83歳男性が隙間から3m下に』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000105408.html
(2018年7月4日 修正1 ;追記)
2018年7月3日21時53分にNHK石川から、当時の艦長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢海保は、安全対策が不十分だったとして、当時の艦長と副長の2人を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
同海保の調べによると、事故が起きたのは昇降機を動かすワイヤーが通る隙間で、安全ネットなど、落下を防ぐための措置が取られていなかった疑いがあるという。
2人は、同海保の調べに対して、容疑を認めているという。
出典
『護衛艦落下事故 元艦長ら送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3023140241.html
2017年7月14日17時0分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前5時半すぎ、宮崎市佐土原町の東九州自動車道の下り線で、中型トラックが車線をそれて、センターラインに沿って設置された金属製のワイヤーロープにぶつかった。
警察によると、トラックはワイヤーロープに接触したまま、およそ50mほど走行したが、反対車線に飛び出すことなく止まり、運転していた男性にもけがはなかった。
ワイヤーロープは、中央分離帯のない対面通行になっている高速道路での事故を防ごうと、国交省が今年4月から試行的に導入し、県内では東九州自動車道の10か所、あわせて11.6kmに設置されている。
車がワイヤーロープにぶつかる事故が起きたのは県内では初めてで、警察や高速道路会社では、事故の状況を詳しく調べて設置の効果を検証することにしている。
一方、ワイヤーロープを張り直す作業などを行ったため、東九州自動車道は、宮崎西インターチェンジと西都インターチェンジの間の上下線が、およそ4時間にわたって通行止めとなった。
出典
『ワイヤーロープ区間で初の事故』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5065175201.html
(ブログ者コメント)
ワイヤーロープ設置目的については過去に本ブログで紹介しているが、その効果があったかもしれない事例につき紹介する。
(2017年8月15日 修正1 ;追記)
2017年7月15日付の宮崎日日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、対向車線へのはみ出しはなかった。
ぶつかった際にたわむことで衝撃を緩和するワイヤーロープの効果があったとみられる。
警察によると、現場はほぼ直線道路。
NEXCO西日本によると、今回の事故で衝突したワイヤーロープと支柱は、約1時間50分で修復した。
2017年7月13日20時19分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海や川でレジャーを楽しむ人が増える夏、水の事故が起きやすくなる。
こうした中、釧路市消防本部は、水難救助の安全性や効率を高める新たな装備を導入した。
捜索に携わる潜水士みずからが開発した、この装備を取材した。
新たに開発されたのは、潜水士が海中で活動する時に、お互いが離ればなれにならないように持つ検索ロープ。
最大の特長は光ること。
600個のLED電球があり、2本の電池で2時間以上、明るさを保つことができる。
このロープは、釧路市消防本部の潜水士、堂下さんが、同僚7人とともに開発にあたった。
堂下さんたちが活動する釧路近郊の海はプランクトンが多く、水の濁りが強いため視界が利かず、(救難活動の半数を占める)夜間は、さらに負担が増すという。
堂下さんは、「目をつぶっているような状況で活動しているのと一緒なので、不安や恐怖心と闘いながら捜索している。そんな時にパニックにならないように開発した」と話している。
ロープはステンレス製のワイヤーを使って補強し、電源がある部分とロープの間にはパテを塗り込んで防水性を確保している。
すべて手作りで、1本およそ7000円で制作した。
(今まで、海中でロープの所在を確認するためには ライトで照らすしかなかった。通常のロープは、照らされた部分しか見えない。)
しかし光るロープは、海中でライトがなくてもはっきりと確認でき、若手の潜水士も「とても使いやすく、捜索活動に力を入れることができるようになった」と話している。
このロープは、消防職員でつくる全国消防協会で表彰され、作り方などをまとめた資料は全国の消防本部に配布された。
堂下さんは、「隊員が安心して活動できることがうれしい。自分たちで開発したロープが全国に普及していくことがあれば、非常にうれしく思います」と話している。
出典
『釧路 潜水士開発「光るロープ」』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170713/5045281.html
(ブログ者コメント)
カッコ内の細字は音声のみの情報。
2017年7月13日10時54分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田県内では、夜間や早朝に信号機が点滅に切り替わる、交通量の少ない交差点で事故が相次いでいることがわかり、秋田県警察本部は、このうち特に危険性が高いとみられる交差点およそ20か所で点滅信号の運用を見直すことになった。
このうち湯沢市では、県道の交差点8か所で13日から運用が見直される。
いずれも、これまで夜間から早朝までの交通量の少ない時間帯に赤と黄色の点滅信号に切り替わっていたが、ことし5月と去年11月、点滅の時間帯に車どうしが衝突し高齢者が死亡する事故が相次いでいた。
赤や黄色の点滅信号で一時停止などをしないケースが多いとみられ、警察は、出会い頭の事故を防ごうと、1日を通じて赤と青を交互に点灯させる運用に今夜から改めることになった。
一方、秋田県警察本部が県内の事故を分析したところ、点滅信号の交差点で、去年までの5年間であわせて168件の人身事故が起きていることがわかった。
このため警察は、湯沢市の交差点も含め、特に危険性が高いとみられる県内あわせて21か所の点滅信号の交差点で、今年度中に、点滅をやめたり点滅時間を縮小させたりする運用の見直しを行うことになった。
警察は今後、交通量や地域の要望などを踏まえて、ほかの交差点についても運用の見直しを検討していくという。
出典
『交差点の点滅信号 運用見直しへ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015102501.html
たまたま同日、7月13日13時4分にNHK福井からも、同じような動きが福井県でもあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
深夜から早朝の車の通行をスムーズにするために「黄色の点滅信号」が運用されている福井市の県道で起きた死亡事故を受けて、地元の老人会が、「青信号と同じようにスピードを出す車が多く、危険だ」として、運用時間の短縮や安全対策を求める要望書を、近く、警察に提出することになった。
ことし5月24日の夜遅く、福井市花堂南の県道で、横断歩道を渡っていた72歳の男性が軽ワゴン車にはねられ死亡した。
当時、現場の信号は、ドライバー側は速度を落とすなど注意しながらの走行を義務づける「黄色の点滅信号」で、歩行者側は消えていた。
「黄色の点滅信号」は、交通量の少ない時間帯の車の通行をスムーズにするためのもので、この現場では午後9時から午前6時まで運用されている。
しかし周辺の住民からは、「青信号と同じようにスピードを出す車が多く、横断歩道を渡るのは危険だ」という声が出ている。
このため地元の3つの老人会が、運用時間の短縮や安全対策を求める要望書を、今月中にも福井南警察署に提出することになった。
要望書では、ボタンを押すと車側の信号が赤に変わる押しボタン式の機能を付けるよう求めることにしている。
老人会の会長をつとめる西川さん(男性、77歳)は、「道幅も広いため、道路の横断に時間のかかる高齢者は怖くて渡れない危険な場所だと思います。対策を検討してほしいです」と話している。
出典
『「黄色の点滅信号」の対策要望へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054911941.html
7月14日10時1分にNHK福井からは、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。
福井県警察本部によると、深夜から早朝に「黄色の点滅信号」が運用された県内の交差点などで起きた人身事故は、去年までの5年間に152件に上り、5人が死亡していることがわかった。
警察によると、昨年度、県内で夜間運用されていた1915の信号のうち「黄色の点滅信号」は814で、全体の42.5%に上っている。
県警察本部は、「黄色の点滅信号の運用については、車の交通量や周辺の環境に変化があった場合、その状況に応じて検討していきたい」と話している。
出典
『黄色点滅事故5年間に152件』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055138391.html
(ブログ者コメント)
点滅信号見直しの動きは、各地で起きている模様。
ざっと調べただけで、以下の情報が見つかった。
(2015.11.18 10:56 産経新聞west)
『事故急増で信号の「夜間点滅」やめます 大阪府内100カ所』
http://www.sankei.com/west/news/151118/wst1511180044-n1.html
(2015/3/20 10:21 共同通信)
『夜間点滅信号を見直し 死亡事故受け(鳥取)県警』
http://www.47news.jp/photo/1034140.php
2017年7月13日9時58分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大きな地震の前兆のように語られることがある深海魚の捕獲や沿岸への打ち上げについて、地震とは無関係とする検証結果を、東海大などのチームが13日までにまとめた。
過去20年分の深海魚の目撃と地震発生の関連を調べたが、場所が一致した例はほとんどなかった。
東海大の織原義明特任准教授(固体地球物理学)は、「深海魚の目撃は、地震の前触れ情報として防災や減災に役立つ手段にはならない」と話している。
チームは、地方新聞の記事や水族館の情報を基に、1992年1月1日から2011年3月11日にリュウグウノツカイやサケガシラなどの深海魚が目撃された101件に注目。
内陸の地震などを除き、この期間に起きた、震源の深さが100kmより浅いマグニチュード(M)6以上の地震161件との関連を検討した。
日本の沿岸と周辺海域を、「日本海側全域」や「関東・東北地方の太平洋側」など、5つの領域に区分。
深海魚の目撃と、その後30日以内に発生した地震の領域が重なっているか調べると、一致したのは8%だった。
それぞれの領域はかなり広く、範囲をより絞ると一致する割合はさらに下がるため、目撃と地震の関連はないと判断した。
また、深海魚の目撃数は日本海側が9割近くを占めたが、地震は東北地方の太平洋側や南西諸島で多く、関連は見いだせなかった。
目撃は冬から春に多いが、地震の発生は季節に関係なかった。
〔共同〕
出典
『深海魚と地震は無関係 東海大検証、場所一致わずか』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13H0M_T10C17A7000000/
2017年7月13日9時57分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府高槻市の東海道新幹線で6月、架線が切れて停電が起き、運休や遅延が生じたトラブルで、JR東海は13日、架線のつなぎ目部分にあたる「エアセクション」と呼ばれる部分に列車が停止したことにより架線が高熱を帯び、放電が起きたことが断線の原因だったと発表した。
エアセクション部分の断線は、全国の新幹線で初めてだという。
断線したのは、京都-新大阪間の下り線。
東海道新幹線のエアセクションは、熱を帯びる不完全接触を起こす可能性がある範囲が、在来線の約50mと比べると約2mと極めて短い上に、1列車あたりの電流も小さいことから、特に停車を制限していなかったという。
ただ、トラブルのあった際には、大雨の影響で列車のパンタグラフが約2mの部分にかかるように停車。
さらに11分間も止まった上に、近くに12本もの大量の列車が同様に停車していて流れる電流が大きかったことが重なり、異常な高熱を帯び、列車に電力を供給する「トロリー線」が軟化して細くなって断線した。
JR東海から依頼された鉄道総合技術研究所(鉄道総研)の調査では、少なくとも600℃以上の高温になっていたとみられる。
列車の運転士は、エアセクションに停車している認識がなく、列車指令によって移動させるなどの指示も出さなかった。
JR東海関西支社の浜崎運輸営業部長は、「複数の要因が重なって起きた。予見することはできなかった」としている。
同社では、今後、エアセクション区間が分かる標識を東海道新幹線内192カ所に、8月上旬までに設置。
また、やむを得ず停車した際は、在来線と同様にパンタグラフを降下して移動する措置を講じるように運転士らに指示するという。
この停電は約5時間後に復旧したが、約8万9千人に影響した。
浜崎部長は、「今後は再発防止に努める」としている。
エアセクションをめぐっては、平成27年8月にJR東日本の京浜東北線で、電車が停車したことによる架線切断トラブルが発生。
同年11月にも、JR西日本のJR東海道線元町-神戸間で、同様に切断が起きている。
【エアセクション】
電車の架線のつなぎ目にあたる境界部分。境界部分では空中で切れ目が作られ、分離されている。
架線に高低差ができるこの区間では、架線とパンタグラフの間に隙間が生まれ、発車した際に大量の電流が流れるとショートする可能性がある。
出典
『東海道新幹線の架線切断、不完全接触による高熱と放電が原因…運休、遅延多数発生』
http://www.sankei.com/west/news/170713/wst1707130039-n1.html
※以下は、トラブル発生当時の状況を伝える記事。
(2017年6月22日1時30分 朝日新聞)
21日午後7時55分ごろ、大阪府高槻市の東海道新幹線の下り線で架線が切れ、東海道・山陽新幹線の京都―新神戸間の上下線が停電し、運転を見合わせた。
22日午前1時前に復旧したが、この影響で、長時間にわたって東海道・山陽新幹線は、ほぼ全線で運転を見合わせたり、大幅に遅れたりした。
新幹線の架線が切れるのは異例。
JR東海・西日本によると、停電発生時に京都―新神戸で、少なくとも上下10本が駅間などで立ち往生した。
断線のあった京都―新大阪の下り線では6本が立ち往生し、JR東海は、新大阪発の上りの「救援列車」を走らせ、立ち往生した一部の列車に横付けし、乗客に乗り換えてもらって京都駅まで運ぶ作業を進めた。
京都駅では、「列車ホテル」が用意された。
JR東海によると、断線したのは複数の架線のうち、車両の集電装置「パンタグラフ」と接するトロリー線。
トロリー線が断線すると、列車は現場を走行できなくなる。
ただ、ほかの架線からは電気が流せるため、列車内の明かりはつき、空調やトイレも使えたという。
出典
『新幹線停電、深夜に復旧 原因は異例の架線切れ』
http://www.asahi.com/articles/ASK6P7HXGK6PPTIL026.html?iref=pc_extlink
(ブログ者コメント)
平成27年の在来線エアセクショントラブル2件は、いずれも本ブログで紹介スミ。
2017年7月14日8時9分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後3時25分ごろ、埼玉県上尾市戸崎の障害者施設「C」の女性職員から、「男性利用者が送迎車の中で口から泡を吹いて倒れている」と119番があった。
男性は病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。
熱中症とみられる。
県によると、職員が送迎車から男性を降ろし忘れ、約6時間半、車内に取り残されたとみられる。
警察は、施設の安全管理に問題がなかったか、職員らから事情を聴いている。
県や施設によると、亡くなったのは同市内の男性(19)。
施設は13日朝にワゴン車で男性を迎えに行き、午前9時ごろ施設に到着した。
車には運転手と利用者5人の計6人が乗っていたが、男性だけが車内に取り残され、運転手や職員は全員が降りたことを確認しなかったという。
男性は、普段の生活では介助を必要としなかった。
救急隊が到着した際には心肺停止状態で、体温が41.4℃あった。
関係者によると、男性は自閉症で、今春から施設に通い始めたという。
上尾市と隣接するさいたま市では、同日の最高気温が正午過ぎに33.1℃を観測した。
ホームページによると、知的障害者や精神障害者の通所施設で、定員40人。
2014年に開設された。
施設の大塚管理者(75)は13日夜、報道陣の取材に応じ、「全員が車を降りたことを十分確認しないなど、職員の連携が不足していた」と陳謝した。
ワゴン車は通常、後部座席のドアが内側から開かないよう、ロックを掛けていたという。
10年7月には千葉県木更津市の高齢者福祉施設で、利用者の女性(当時81歳)が炎天下の車内に約8時間置き去りにされて死亡した。
女性は体が不自由で、外に出られなかったとみられる。
出典
『降ろし忘れ 障害男性、熱中症死 送迎車内に6時間半』
https://mainichi.jp/articles/20170714/k00/00m/040/078000c
7月14日13時2分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日夜に報道陣の取材に応じた大塚管理者によると、施設では普段、朝夕の送迎時に職員が利用者の点呼をしていたが、この日は、ワゴン車の運転手や職員らが男性が車から降りたかどうかを十分確認していなかった。
また、昼食時は全員が食堂に集まるため、利用者の人数を確認できる機会があったが、不在に気付かず、閉所時刻の午後4時間際にようやく男性を発見した。
男性は普段の生活で介助を必要とせず、車の乗り降りも自力でできたという。
男性は3列ある座席の最後列の右側に乗り込み、発見時に倒れていた位置もほとんど変わらなかった。
出典
『上尾・熱中死 降車時点呼、機能せず 県が立ち入り調査』
https://mainichi.jp/articles/20170714/k00/00e/040/196000c
7月15日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設では、送迎時や昼食時、作業の休憩時など1日6回、利用者がいるかを確認していた。
13日は、一部の職員が昼食時、男性の食事が手つかずのまま残され姿も見えないことに気づいたが、自ら確認したり他の職員に相談したりしなかった。
利用者の出欠状況を表示する黒板には、男性が不在だったのに出席扱いになっていたという。
大塚管理者は、「普段から利用者の急な欠席や遅刻、早退が日常的にあったので、見過ごしてしまった」と説明したという。
利用者が施設に到着した際の出欠確認は、通常、運転手と職員で実施していたが、この日は研修生の受け入れなどで職員が出られず、運転手が1人で行っていたことも判明した。
出典
『埼玉・上尾の放置死 不在気づいた職員も 県が立ち入り』
https://mainichi.jp/articles/20170715/ddm/041/040/114000c
7月15日10時19分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は同施設で、紙などの分別作業を行うリサイクルのグループに所属。
運動能力については「物理的な介助は必要ない」としており、自力歩行は可能だった。
同施設に来る際、朝に睡眠導入剤を飲んでいたという。
司法解剖の結果、死因は熱中症とみられるという。
出典
『埼玉・上尾の障害者施設で熱中症死 安否確認、手抜かり 県が再発防止策の必要性強調』
http://www.sankei.com/affairs/news/170715/afr1707150013-n1.html4
7月14日18時23分にNHK埼玉からは、何年の実験かは定かでないが、窓を閉め切った車内の温度上昇などに関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JAF=日本自動車連盟は8月の炎天下に実験を行い、サーモグラフィーを使って車内の温度がどう変化するかを測定した。
それによると、気温35℃の日中に車のエンジンを停止させた場合、窓を閉め切った車内の温度は僅か10分で38℃前後と、人の体温を超える温度に上昇したという。
その後も車内の温度は上昇を続け、実験を行った正午から午後4時までの間に、最高で52℃まで上昇したという。
また、熱中症の危険度を5段階に分けた指標でみると、エンジンの停止から僅か15分で、最も危険なレベルに達したという。
JAF埼玉支部の出原事業課長は、「炎天下では急激に車内の温度があがり、たとえ短時間であっても、子どもや障害者などを車内に残すのは、とても危険なので、周りの人たちは十分に注意してほしい」と注意を呼びかけている。
出典
『炎天下の車内は温度急上昇で危険』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106096901.html
2017年7月15日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九戸村伊保内の林道で、13日午後1時40分ごろ、トラッククレーンで同僚とU字溝の荷揚げ作業をしていた土木作業員の男性(68)が、傾いたトラックとトラックを固定するアウトリガーの間に下半身を挟まれた。
病院に運ばれたが、約3時間半後に外傷性ショックで死亡した。
警察によると、アウトリガーは根元が折れ曲がった状態だったという。
(2018年1月13日 修正1 ;追記)
2018年1月10日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
二戸労基署は9日、建設会社「G建設」(洋野町)と同社社長の男性(62)を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、昨年7月13日、九戸村伊保内でトラッククレーンで側溝設置工事をしていた同社の男性従業員(当時68歳)が、トラックを固定する「アウトリガー」とトラックの荷台に挟まれて外傷性ショックで死亡した。
同社は、クレーンの作業手順についてマニュアルなどを作成し指導しなかった疑いがある。
2017年7月13日15時41分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分空港(大分県国東市)の滑走路に隆起している部分が見つかったとして、国交省大分空港事務所は、13日午前7時から滑走路を閉鎖した。
国交省九州地方整備局によると、地盤の耐震補強工事が原因。
午前中の大分空港を発着する全便が欠航した。
隆起部分を削り取って平らにし、同日午後0時45分に再開した。
同事務所などによると、隆起は滑走路(長さ3000m、幅45m)の南端から500m付近で、半径約4m、高さ約6cm。
空港では前夜から、地震による液状化を防ぐため、地盤にモルタルを流し込んで固める耐震補強工事をしていた。
13日午前2時半ごろ、現場の作業員から「滑走路が盛り上がった」と連絡が入り発覚。
作業中だった4カ所のうち、1カ所がモルタル注入後に膨らんでいたという。
空港では、出発ロビー前に搭乗便変更手続きをする人たちの行列ができるなど、混乱した。
午前4時半に自宅を出たという大分県佐伯市の会社社長(65)は、「茨城県の支社で予定していた会議はキャンセルした」と困惑。
群馬県館林市に出張する予定だった大分市の男性会社員(47)は、「福岡空港発の便に変更して向かう。午後3時に到着しなければならないのだが」と時計を気にしていた。
出典
『大分空港 滑走路修復し再開』
https://mainichi.jp/articles/20170713/k00/00e/040/293000c
7月13日13時13分に時事通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州地方整備局によると、滑走路の地面にモルタルを注入する耐震補強工事を行っていた作業員が、13日午前1時半ごろ発見した。
隆起があったのは工事に着手していない部分で、原因は不明という。
県災害対策本部によると、自衛隊などによる豪雨被災地への救援物資輸送には影響は出ていない。
出典
『大分空港、滑走路隆起で一時閉鎖=耐震補強工事中、欠航相次ぐ』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071300428&g=soc
7月13日13時6分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分空港事務所によると、12日午後10時から、滑走路の液状化防止の地盤改良工事を実施。
滑走路南端から500m付近で、アスファルトに開けた穴に凝固剤を注入したところ、想定を超えて膨張し、半径約4mにわたって約6cm隆起した。
工事前に滑走路の異常は確認されておらず、この工事が原因とみている。
出典
『滑走路隆起、大分空港が一時閉鎖…工事が原因か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170713-OYT1T50027.html
2017年7月12日19時52分に朝日新聞から、最近の事故例のリスト付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校でゴールが倒れて子どもが犠牲になる事故が後を絶たない。
国がゴールを固定するように呼びかけているのに、なぜ事故はなくならないのか。
「安全対策がポーズになっていないか、再検討することが大切だ」。
福岡県大川市で5月にあった小中学校の教職員向け研修会。
西南学院大の中馬充子教授が、こう呼びかけた。
大川市内の小学校では、1月、体育の授業中にサッカーをしていた当時4年生の男児(10)がゴールの下敷きになって死亡した。
味方の得点を喜んだ男児がネットにぶら下がると、ハンドボール用の小型のゴールが倒れてきたという。
杭やロープなど、ゴールを固定する道具はあった。
だが、固定するための鉄製の杭3本は現場にはなく、事故後に校庭の物置で見つかった。
ロープは2本とも切れていて、破損の時期も不明だった。
市教委によると、学校が固定状況を毎月確認する決まりだったが、昨年10月を最後に点検していなかったという。
記伊教育長は記者会見で、「施設設備は安全点検をしなければならないのが当然。それができておらず、大変遺憾に思っている」と謝罪した。
独立行政法人日本スポーツ振興センターのまとめでは、1998~2008年度に中高校でサッカーやハンドボールのゴールが倒れたことによる死亡・障害事故は16件。
09~15年度も、少なくとも3件把握している。
ゴールは、重量の大半がクロスバーやそれを支えるゴールポストに偏っているため、ぶら下がったり飛びついたりすると倒れやすいという。
千葉県茂原市の県立高校では13年、男子生徒(当時17)がサッカーゴールのクロスバーにぶら下がってゴールごと転倒し、亡くなった。
ゴールは固定されていなかった。
当時から昨年度まで務めた前校長は、「忘れてはならない。二度と繰り返さないよう、意識を高めている」と話す。
月に1度、教職員が校内の安全を確かめるなど、安全対策に力を入れているという。
この事故を受けて、文科省は13年9月、杭などでゴールを固定するよう都道府県教委などに通知した。
ただ、学校現場では必ずしも徹底されていない。
サッカーやハンドボールなどの専用グラウンドがない学校では、状況に応じてゴールを移動して使っている。
ある教委の幹部は、「移動のたびに杭を打ち込めば、相当な時間がかかる。徹底させるのは難しい」と打ち明ける。
福岡県内のある中学では、以前、4つあるサッカーゴールを固定せず、部活や授業のたびにグラウンドの隅から運んでいた。
だが、大川市の事故後、「万が一」に備えて砂袋で固定することにした。
県内の別の中学では、普段は固定しているサッカーゴールを昨年の体育祭で移動させ、得点板を付けて使った際、風で倒れた。
けが人はいなかったが、教員は「移動先でも固定させる必要があると感じた」。
長崎県内のある中学は、サッカーゴールを動かすたびに長さ35cmの杭2~4本で固定する。
打ち込むよりも抜くのが大変で、生徒たちとやっても、10分近くかかる。
体育の教員は、「大変だけど、子どもの安全を第一に考えれば仕方ない。良い方法があったら教えてほしい」と話す。
学校での事故防止を研究する名古屋大学大学院の内田良准教授(教育社会学)は、「ゴールの移動が頻繁だと、固定すべきだとわかっていても現実的に難しい。小学校の授業程度なら、本物のゴールにこだわらず、ハードルやコーンで代用する手もあるのではないか」と提案している。
出典
『児童犠牲も…学校のゴール転倒事故、なぜなくならない?』
http://www.asahi.com/articles/ASK7C5G4BK7CUTIL03J.html
(ブログ者コメント)
大川市の事例は、本ブログでも紹介スミ。
2017年7月12日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月11日19時1分にNHK愛媛からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
「日本一危険な滑り台」としてテレビなどで紹介され、一時使用禁止となった今治市朝倉下の「朝倉緑のふるさと公園」の滑り台(長さ約60m)が、再び使用禁止になった。
4月に男児がけがをする事故があったためで、管理する市は、「構造上の問題はないが、追加の安全対策を検討している」としている。
市によると、4月23日に2歳男児が親族の女子中学生のヒザの上に乗って滑った際、カーブでバランスが崩れ、男児が金属パイプ製の転落防止柵に額をぶつけ、10針を縫うけがを負った。
女性は男児を抱えていて両手が使えず、滑る速度を落としにくかったらしい。
市は、翌24日から使用を禁止している。
滑り台のそばには、小さな子どもによる使用禁止など、滑る時の注意事項を記した看板が立っているが、「2人一緒の使用禁止」とは書かれていない。
市によると、遊具の安全確保をする「日本公園施設業協会」の安全基準は満たしているという。
この滑り台は昨年、猛スピードで滑る動画がネットやテレビで流れ、「日本一危険な滑り台」と紹介された。
市は、昨年9月23日に使用を一時禁止。
注意喚起の看板を増やし、歩道と滑り台の降り口との間に生け垣を設けて、同10月14日に使用を再開していた。
出典
『愛媛)今治の「日本一危険」滑り台 けがで再び使用禁止』
http://www.asahi.com/articles/ASK7C4479K7CPFIB003.html
『「危険な滑り台」でけが使用中止』
http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170711/5068991.html
7月11日12時44分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
「日本一危険な滑り台」としてテレビやインターネットで話題となった愛媛県今治市の「朝倉緑のふるさと公園」の滑り台で、4月、親族と一緒に遊んでいた2歳の男児が額を10針縫うけがを負っていたことが11日、市への取材で分かった。
事故を受け、市は再び使用禁止にしている。
市によると、4月23日、未成年の親族が男児を抱いて滑り、カーブでスピードを落とそうとしたがバランスを崩し、男児が両脇に取り付けられている金属製の転落防止柵に額をぶつけ、救急搬送された。
市は、小さい子供が使用する場合は保護者に注意を促す看板を設置していた。
当時、男児の保護者は降り口付近にいた。
市は「安全基準は満たしているが、対策を検討する」として、事故翌日から使用を禁止した。
滑り台は全長約70m、平均傾斜角度は約27°。
滑り方によっては猛スピードが出て、降り口から勢いよく飛び出すことがある。
テレビ番組で紹介されたほか、危険な滑り方をしてネットの動画に投稿する若者などが増え、市は昨年9月に使用を禁止。
同10月、利用者と周辺の人がぶつからないよう安全対策を取って再開した。
出典
『「日本一危険な滑り台」再び使用禁止 2歳男児けが』
http://www.sankei.com/west/news/170711/wst1707110056-n1.html
(2018年2月24日 修正1 ;追記)
2018年2月23日3時0分に朝日新聞から、滑り台は撤去されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月22日18時0分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
今治市は、「日本一危険な滑り台」としてテレビなどで紹介された「朝倉緑のふるさと公園」の滑り台(長さ約60m)を撤去する。
撤去費490万円と新遊具の設置費690万円を、新年度当初予算案に計上した。
市によると、滑り台は1991年に設置。
日本公園施設業協会の安全基準を満たす。
2年前の秋、降雨らしき時に滑った人が勢いよく降り口を飛び出す動画がネットで公開され、テレビのバラエティー番組でも「日本一危険な滑り台」などと紹介された。
市は使用を1カ月ほど禁止し、「寝そべって滑らないこと」など注意喚起の看板を新設して再開したが、昨年4月に2歳児が柵に額をぶつけるけがを負い、再び使用禁止に。
その後も使われた形跡があり、市は安全を確保できないと判断。
今年中の撤去を決めた。
滑り台は全長約70m、平均傾斜角度は約27°。
滑り方によっては猛スピードが出て、降り口から勢いよく飛び出すことがある。
安全に滑れるよう改修するためには、より多額の費用がかかるため、改修は断念した。
市によると、滑り台を設置した1991年以降に認知した事故は、17年4月の1件のみだという。
市の担当者は、「滑り台は地域のシンボルだったので撤去は残念。安全な利用方法を守ってほしかった」と話した。
出典
『愛媛)「日本一危険な滑り台」撤去へ 今治市』
https://www.asahi.com/articles/ASL2Q4JMWL2QPFIB009.html
『今治市 日本一危険な滑り台撤去へ 「安全確保が困難」』
https://mainichi.jp/articles/20180223/k00/00m/040/020000c
2017年7月12日2時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ゴルフ練習場で隣の男性の打球が天井で跳ね返り、頭に直撃してけがをしたとして、兵庫県芦屋市の男性プロゴルファー(45)が約1270万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁であり、球を打った男性が80万円、ゴルフ練習場の運営会社(大阪市)が320万円を支払うことで和解した。
和解は6月1日付。
打球が天井で跳ね返る事故は異例といい、業界関係者は「思わぬ方向に飛ぶこともあるので注意して」と呼びかけている。
訴状などによると、2011年、レッスンプロのゴルファーが兵庫県尼崎市の練習場で受講生にフォームを指導中、左隣の男性の打球が天井で跳ね返り、左側頭部に直撃した。
ゴルファーは頸椎捻挫と診断され約2年間通院し、首に痛みが残った。
球を打った大阪市内の男性は、ゴルフ歴1年の初心者だった。
練習場は3階建てで、事故があった2階部分の天井は高さ3.5m。
打球は、天井から防球ネットをつるす金属部分に当たって跳ね返ったとみられる。
ゴルファーは、男性が注意義務を怠ったとして、14年に提訴。
男性側は、事故を予見できなかったと反論する一方、「正しい位置で打ったのに事故が起こったのは練習場の責任だ」と主張。
練習場の運営会社も訴訟に参加する事態に発展した。
運営会社側は、近隣のゴルフ練習場3カ所から聞き取り調査し、「過去7~20年間に同様の事故が起きたのは1件だけ」として、危険を予想できなかったと反論した。
一方、ゴルファーは大学ゴルフ部の協力を得て再現実験を行い、打席に跳ね返ることを証明した。
裁判所は、「男性のショットに落ち度があり、球が跳ね返ったのは練習場の設備に問題があった」として、責任割合を2対8とする和解案を示し、3者が受け入れた。
関西ゴルフ練習場連盟(大阪市)の財田事務局長は、「通常、打球が天井に当たることは想定しておらず、今回のような事故は極めて珍しい」と指摘。
初心者は、地面を打つ「ダフリ」を避けるため、高いティーを使う傾向があるといい、「ドライバーが球の下に入り、打球が真上に飛ぶこともあるので、注意してほしい」と話している。
出典
『ゴルフ 練習場運営会社がレッスンプロと和解 打球でけが』
https://mainichi.jp/articles/20170712/k00/00m/040/180000c
2017年7月12日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
行田労基署は12日、労安法違反の疑いで、さいたま市岩槻区の土木工事業「G建設」と同社社長の男(66)を書類送検した。
書類送検容疑は、今年1月25日、加須市柳生の埋設管移設工事現場で、自らが運転するショベルカーと接触する怖れのある範囲内に労働者を立ち入らせ、誘導者に誘導させずに動かした疑い。
同署によると、ショベルカーは前進した際、約20cmの鉄製板の段差で前のめりに傾き、ショベル部分が同社の作業員男性(63)に衝突。
男性は胸などを骨折する重傷を負い、下半身まひなどの後遺症が残った。
男性はショベルカーから約3.5m離れた位置にいて、掘削した溝(深さ約1.6~1.7m)の中で手堀り作業をしていた。
ショベルカーの重量は約7トンで、アームの稼働範囲は約5.5mだった。
社長の男は、「誘導者はいたが、誘導させずに動かした」と容疑を認めているという。
出典
『男性下半身まひ…ショベルカー衝突で 行田労基署、事業者を書類送検』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/07/13/01_.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。