2017年10月26日12時34分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前9時半すぎ、福山市大門町野々浜にある建設会社の砕石場で、「作業員の男性2人が残土に埋まった」と消防に通報があった。
警察と消防によると、このうち40代の男性1人がおよそ30分後に土砂の中から救助されたが、もう1人は見つかっておらず、消防などが現在、救助活動を続けているという。
救助された男性は病院で手当てを受けているが、搬送される際、意識はあったという。
警察によると、土砂をためるため高さ数メートルに積み立てられたコンクリートブロックが崩れ、ブロックの上で作業をしていた2人が巻き込まれたとみられるという。
また、建設会社によると、現場ではプラントをつくる工事が行われていて、事故に遭った2人は下請け会社の作業員だという。
警察と消防は救助活動を急ぐとともに、詳しい状況を調べている。
出典
『砕石場で作業員土砂に埋まる』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20171026/5159031.html
10月26日付で毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前9時半ごろ、広島県福山市大門町野々浜の土木会社「M組」の砕石場から、「土砂が崩れて作業員2人が生き埋めになった」と119番通報があった。
警察によると、下請けの建設作業員、Oさん(男性、61歳)=岡山県井原市=が死亡。別の男性作業員(49)=福山市=が全身を強く打ち、病院に搬送された。命に別条はないという。
警察などによると、2人が高さ約10mの高台上で重機などを使って産廃置き場の整地作業をしていたところ、足元のコンクリートブロック(長さ1.5m、幅70cm、高さ90cm、重さ約2トン)が突然崩れ、土砂やブロックに巻き込まれたという。
男性は約30分後に消防に救助され、Oさんは約4時間後に心肺停止の状態で発見された。
警察は、業務上過失致死傷の疑いも視野に原因を調べている。
現場はJR東福山駅の南東約4km。
出典
『土砂崩れ 採石場で生き埋め 2人死傷 広島・福山』
https://mainichi.jp/articles/20171027/k00/00m/040/089000c
10月27日付で朝日新聞(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、現場は山状の土砂が崩れないように重さ約2トンのコンクリートブロックを積み重ねて側面から押さえられており、事故当時、男性らは土砂を上から固めるなどの作業をしていた。
10月26日17時27分に産経新聞westからは、ブロック積みの状況がよく分かる写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
油圧ショベルなどを使って土砂の拡張整地作業をしていたところ、コンクリートブロックや土砂が崩落した。
出典
『土砂崩れで不明の男性死亡 広島県福山市の砕石場』
http://www.sankei.com/west/news/171026/wst1710260076-n1.html
(ブログ者コメント)
〇大門町野々浜は福山湾に面した場所で、近くにはJFEの製鉄所がある。
〇産経新聞west掲載写真によると、現場では高さ10m近くまでコンクリートブロックが積み上げられ、その一角が崩れて土砂が流出している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。