2017年10月25日22時59分にSankeiBizから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自転車メーカー「ブリヂストンサイクル」(埼玉県上尾市)の上尾工場で、今月12日、部品の製造工程を見学中だった同市立大谷小3年の児童6人と女性教諭が飛び散った高温のアルミ合金でやけどしていたことが、25日、同社などへの取材で分かった。
うち2人は、現在も通院が必要な状態という。
警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて調べている。
同社や大谷小によると、見学には3年生と引率教諭ら計約140人が参加。
溶かしたアルミ合金で自転車部品を接合する工程を約2m離れた通路から見学中、溶けたアルミの粒が飛散して、児童の太ももから足首にかけて複数部位にかかった。
119番はせず、工場内の診療所で応急手当て後、保護者に引き渡したという。
溶けたアルミは600℃以上になり、周囲への飛散を防ぐカバーが自動で下りる仕組みになっていたといい、警察が当時の状況を調べている。
出典
『工場見学の小3児童ら7人やけど 埼玉・上尾のブリヂストンサイクル、
高温アルミ飛散』
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/171025/cpb1710252259004-n1.htm
2017年10月26日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社などによると、12日午前10時ごろから同工場で社会科見学していた。
2人は週1回程度の通院が必要。4人が軽傷という。
同社によると、機械の安全バーが通常通り降りているのは確認していたといい、機械とカバーの隙間から飛び出した可能性が高いという。
同社は現在、見学受け入れを中止しており、「原因究明をしながら早急に改善を進めている」としている。
(ブログ者コメント)
保護設備の隙間からの飛散事故は、ブログ者も経験したことがある。
過去にも書いたことだが、フルフェイス型の保護面を着用して作業中、保護面の横から飛散してきた有害液体が目に入ったという事例だ。
以降、側板付き保護面に変更した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。