2017年10月25日7時59分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月26日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時50分ごろ、11月4日に開通を控え工事中の福島市飯坂町中野の東北中央道中野トンネルで、工事現場の監督者から「男性3人がガスを吸い、トンネルの中で倒れている」と119番通報があった。
消防などによると、同トンネル脇の工事用トンネルで作業中だった男性3人が同市の病院に運ばれた。
3人とも一酸化炭素(CO)中毒の可能性が高いものの、命に別条はないという。
3人は、いずれも田村市の30代男性と60代男性2人。
30代男性と60代男性の1人は、トンネル内に駐車していた車内で意識がもうろうとした状態で、別の60代男性は車外で倒れていたという。
現場に駆け付けた工事関係者が3人をトンネルの外へ運び出し、119番通報した。
近くには発電機があり、車のエンジンがかかったままだったという。
トンネルを管理する福島河川国道事務所と工事の元請け会社によると、工事用トンネルは高さ、幅がともに約5mで長さは約100m。
3人は、工事用トンネルを埋め戻すため、コンクリートを受け止める木枠をはめ込む作業中だった。
トンネルをふさぐ作業のため空気の流れが悪くなった可能性があるという。
同事務所は、「工事用トンネルでの事故。本道は開通に支障がない状態と認識している」とした。
元請け会社は福島民友新聞社の取材に、「しっかり対策を取っていれば起こらない事故で、重く受け止めている。真摯に対応したい」とした。
出典
『工事用トンネル3人倒れる CO中毒か、東北中央道・中野トンネル』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20171025-214781.php
10月24日21時4分にNHK福島からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3人は当時、建設中の自動車専用道路のトンネルの近くにあるトンネル状の通路で、車両を動かすなどの作業を行っていて、消防によると、消防隊員が現場に駆けつけた時、トンネルの中の一酸化炭素の濃度が外よりも高かったという。
東北中央自動車道は、福島県の相馬地方を起点に山形県の内陸部を通り、秋田県の横手地方に至る全長268kmの自動車専用道路で、現場はこのうち、来月4日に開通する予定の福島市と米沢市を結ぶ区間にある。
出典
『道路工事現場で作業員3人倒れる』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055101171.html
10月25日付で河北新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ライトバンのエンジンや発電機が作動したままで、一酸化炭素中毒の疑いがあり、警察が原因を調べている。
福島河川国道事務所によると、本線のトンネルにつながる作業用通路を通路側からふさぐ工事の担当で、当時は3人とも車内にいたとみられる。
出典
『<東北中央道>作業用通路で一酸化炭素中毒か、3人搬送 福島・飯坂』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171025_63024.html
10月28日付で朝日新聞山形版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
照明用の発電機を動かしていたが、換気が不十分だったために、一酸化炭素の濃度が上昇したとみられる。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。