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2015年8月30日11時9分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後7時半ごろ、兵庫県芦屋市陽光町の芦屋浜沖3.4km付近を航行中の作業船(9.23トン)から、「乗組員が船から転落して救助したが、意識がない」と消防に通報があった。
乗組員の男性(44)が病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
海保によると、同船の乗組員は2人。
死亡した男性は、船上からロープを使って海面の流木を移動させる作業をしていた際、誤って海に転落したとみられる。
操船中のもう1人の男性が転落に気づき、付近を航行中の船の乗組員とともに救助したという。
海保が、詳しい事故原因を調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150830/wst1508300036-n1.html
2015年8月28日22時30分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月28日21時27分に産経新聞westから、また、8月12日21時58分に京都日報から、9月3日6時0分にNHK関西NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市の国道に架かる橋の耐震補強工事に使われた部品に溶接が不十分なものが見つかり、国交省は、部品を製造した福井市の会社が意図的に不十分な溶接をしていた疑いがあるとみて、調べている。
溶接が不十分な部品が取り付けられていたのは、京都市の鴨川に架かる国道24号線の勧進橋。
工事は、おととしから先月にかけて行われ、150基が取り付けられたが、先月、「工事の部品に発注と異なるものが使われている」と匿名の通報が寄せられ、国交省が今月4、5日に超音波調査できる80基を調べたところ、58基で溶接が発注どおりに行われていなかった。
部品を製造した福井市のH社は、調査に対し「別の作業と時期が重なったため、溶接工程の一部を省いた」と説明しているという。
また、納品の際、超音波で傷などを探る試験を担当した同じ福井市にある民間の北陸溶接検査事務所の従業員が、H社から頼まれ、不良を示したデータを隠していた。
担当者は、「部品を検査する際にH社から頼まれて、問題があるとする検査結果を発注元の会社に報告しなかった」と話しているという。
国交省は、H社が意図的に不十分な溶接をし、北陸溶接検査事務所がそれを隠していた疑いがあるとみて、過去5年間の工事についても調べることにしている。
また、勧進橋は震度7程度の揺れに対する耐震性は保たれていて、通行止めにはしないということだが、工事で使われた問題のある部品をすべて交換することにしている。
取材に対しH社は「責任者が不在で答えられない」、北陸溶接検査事務所は「調査中のため詳しい回答は控える」としている。
京都市も12日、同じ下請け業者の耐震部材を用いた京川橋(南区、伏見区)について、同様の通報があったことを明らかにした。
これまで検査した28基のうち、3基で溶接不良が見つかったという。
この問題を受けて、検査会社の認定を行っている東京の業界団体「日本溶接協会」は、3日、北陸溶接検査事務所に職員を派遣し、不十分な溶接が行われ、問題がある検査結果が報告されなかったいきさつなどを調査することになった。
この問題では、国交省や高速道路会社などが、H社の部品が取り付けられた橋の工事のうち、過去5年分を洗い出す作業を進めていて、問題は各地に広がる恐れが出てきている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150828/k10010208261000.html
http://www.sankei.com/west/news/150828/wst1508280077-n1.html
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150812000147
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150903/4628501.html
(ブログ者コメント)
近畿整備局からの配布資料に、不良部品が使われた場所が図解されている。
それによると、橋脚が橋げたを支えている場所の模様。
国道 24 号勧進 かんじん 橋 ばし 補修・補強工事における溶接不良の発見について
(平成27年8月12日 14時00分 近畿地方整備局)
http://www.kkr.mlit.go.jp/kyoto/contents/pdf/27-0812.pdf
(2015年10月5日 修正1 ;追記)
2015年10月3日16時36分にNHK福井から、検査会社が認定停止になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
検査会社を認定している「日本溶接協会」は、9月3日、部品の検査を行った福井市の「北陸溶接検査事務所」に立ち入り調査をするなどして、検査の実態を調べてきた。
その結果、検査を担当していたのは1人で、本来、納品する部品がすべて完成したあと抜き取りで検査すべきところを、20%から30%しかできていない段階で検査を行い、残りの70%から80%は検査していなかったことが分かった。
これは、部品を製造した福井市のH社の指示で行われていたという。
日本溶接協会は、不適切な対応だとして、1日、「北陸溶接検査事務所」の検査会社としての認定を停止した。
H社が製造し、北陸溶接検査事務所が検査をした部品は、県内の国道8号線の3つの橋や県が管理する13の橋と歩道橋でも使われていたことがわかっていて、橋を管理する国や高速道路会社が安全性を調査している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055398841.html?t=1443908512753
(2015年10月9日 修正2 ;追記)
2015年10月7日22時23分に読売新聞から、うまく溶けなかった溶接部分を削る工程を省いた疑いがあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月7日22時42分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省は7日、北陸や近畿など18府県の高速道路や国道に架かる橋214本を調べた結果、98橋で、落橋防止装置の部品に溶接不良が見つかったと発表した。
国交省は「他の対策が施されており、日常の通行に支障はないが、速やかに補修する」としている。
98橋は、2000~14年度に耐震補強工事が行われた橋。
落橋防止装置は、橋の道路部分と橋脚をケーブルでつなぐもので、同社は、土台などにつなぐ部品の製造時に、うまく溶けなかった溶接部分を削る工程を省いた疑いがあるという。
8月に京都市の国道で溶接不良が判明したため、H社が関わった国道などを調べた。
地方自治体も、管理する橋について調べている。
国交省は、他社でも同様の不正が行われている疑いがあるとみて、全容解明や再発防止策の検討に当たる有識者委員会を、13日に設置することを決めた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151007-OYT1T50111.html?from=ycont_top_txt
http://mainichi.jp/select/news/20151008k0000m040112000c.html
2015年8月28日付で毎日新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月27日付で朝日新聞湘南版(聞蔵)からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
藤沢市立亀井野小学校で2011年11月、理科の授業中に教諭が倒したアルコールランプで4年生の女子児童がやけどを負った事故で、市は監督責任などを認め、約847万円の損害賠償を支払うことで保護者と示談が成立した。9月市議会に提案する。
市教委によると、担任の男性教諭がアルコールランプが倒れた時の対処法を教えようと、点火したランプを教卓で倒した際、近くにいた女児に炎が達し、顔や腕などに重いやけどを負わせた。
女児は心的外傷後ストレス障害(PTSD)も発症し、約半年間登校できなかった。
教諭は、停職6カ月の処分を受けた。
市教委は昨年から保護者と示談交渉を行い、「学習指導要領でも定めていない不必要な実験で、100%教員による事故」としている。
出典URL
http://sp.mainichi.jp/area/kanagawa/news/20150828ddlk14040187000c.html
2012年2月3日0時1分に神奈川新聞から、事故時のより詳しい状況などが、下記趣旨でネット配信されていた。
市教委は2日、昨年11月の事故で女児のやけどが顔面の大やけどだったと発表した。
市教委は事故直後、「ランプの芯が飛び、女児の頬に当たり軽いやけどを負った」と説明していた。
市教委によると、教諭は理科の実験中に、アルコールランプの火の消し方を指導するとして教卓周辺に児童を集め、児童に火を向ける形で両手でランプを倒したという。
児童の方に流れたアルコールに火が移り、前列で中腰になっていた女児の頬に炎が触れ、大きなやけどを負ったという。
女児は事故後から登校できず現在も通院中で、「先生に対し『怖い』と話している」という。
出典URL
http://www.kanaloco.jp/article/38514
2015年8月27日20時21分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
製品評価技術基盤機構(NITE)は27日、折り畳み式の樹脂製踏み台に飛び乗った際に壊れるなどした事故が平成9年9月~昨年12月に8都道府県で13件あり、計12人が重軽傷を負ったと発表した。
衝撃で破損する恐れがある上、本体や取扱説明書に注意書きがない製品があるとして、使用法への注意を呼び掛けた。
折り畳み式の樹脂製踏み台は、軽量でコンパクトなことから、使う人が増えている。
NITEによると、12社の12製品がホームセンターなどで販売されている。
NITEが12製品がどの程度の衝撃に耐えられるか実験した結果、飛び乗った場合と同程度の衝撃への強度が不十分なものや、いすに必要な強度を満たさないものがあった。
NITEは、飛び乗りや段差解消、いす代わりの使用で破損、けがをする恐れがあるとの注意を製品に表示するよう、製造・販売会社に求めている。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150827/afr1508270041-n1.html
8月28日0時34分に朝日新聞からも、動画付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
家庭で幅広く使われている折り畳み式の樹脂製踏み台の破損による転倒事故が増えているとして、独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)は27日、正しい使用方法の徹底などを求める注意喚起を出した。
樹脂製踏み台は、軽量・省スペースのため、金属製脚立に代わって屋内外で使われている。
一方、脚立に義務づけられている安全規格がなく、ここ5年の報告では、破損による事故は9件あった。
昨年には、和歌山県で60代の男性がキャンピングカーから降りようとして踏み台に足を置いたところ製品が破損し、右足を骨折する重傷を負った。
NITEが市販12製品を対象に行った試験では、日本工業規格(JIS)が椅子に対して求めている負荷をかけたところ、全製品が1回で破損したという。
和歌山県の事故のように30cm上方から降りる衝撃を与えたケースでは、10回以上の衝撃に耐えられたのは3製品だけだった。
NITEの担当者は、「樹脂製品は正式な安全規格が無いため、使用実態に応じた安全性は確認されていない。樹脂の経年劣化もあるため、使用には注意が必要だ」としている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH8W4PTJH8WUTIL017.html?iref=com_rnavi_arank_nr02
(ブログ者コメント)
○朝日新聞の動画を見ると、JISに基づいた試験だろうか、数10cm程度上からかなり重そうな重りを踏み台の上に落とし、踏み台が壊れる様子が映っている。
○NITEからのプレスリリース記事は、下記参照。
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2015fy/prs150827.html
2015年8月28日20時35分に新潟放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長岡市の廃棄物処理工場で27日夜、59歳の従業員とみられる男性が死亡しているのが見つかった。
警察は、男性がベルトコンベヤーに巻き込まれた事故の可能性が高いとみて、調べている。
事故があったのは、長岡市の廃棄物処理業M社の工場。
就業時間後も男性の車が駐車場に残されていたため、当直の従業員が見回ったところ、べルトコンベヤーの上に男性が倒れているのを発見し、午後7時15分ごろ消防に通報したという。
警察によると、男性はこの会社の59歳の従業員と見られ、すでに死亡していたという。
この工場では、住宅の廃材を細かく砕き、火力発電用のチップに加工する作業を行っていて、男性が発見された時、木材運搬用のベルトコンベヤーが動いていたという。
警察は、男性がベルトコンベヤーに巻き込まれた可能性が高いとみて身元の確認を進めるとともに、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.ohbsn.com/news/detail/kennai20150828_5480559.php
8月29日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、男性は破砕した木材を地上に運ぶベルトコンベヤーの上で見つかり、頭などを激しく損傷していた。
地上にある別のコンベヤーから血痕などが見つかっており、ベルトコンベヤーに頭などを挟まれ、その後、落下したとみて調べている。
2015年8月27日21時9分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後2時ごろ、広島市安佐南区高取北で空き家の解体作業を行っていた男性が倒れていると、別の作業員の男性から消防に通報があった。
倒れていたのは会社員の三谷さん(45歳)で、市内の病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
警察によると、三谷さんは27日、通報した別の作業員の男性と2人で地中に埋まったガス管を切断する作業をしていて、別の作業員がいったんその場を離れ、しばらくしてから戻った時に三谷さんが倒れているのを見つけたという。
現場は1戸建ての家が建ち並ぶ住宅地の一角で、ほかに気分が悪くなった人はいないという。
警察は、三谷さんがガス漏れで中毒になった可能性があるとみて、死因を調べるとともに、当時の状況をくわしく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150827/4471271.html
(ブログ者コメント)
都市ガス漏洩で中毒は考え難いので、この事例は酸欠カテゴリーに入れておく。
(2016年2月4日 修正1 ;追記)
2016年2月3日付で朝日新聞広島版(聞蔵)から、酸欠による窒息死だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島北労基署は、2日、広島ガスと同社の現場責任者の男性(41)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、同社の男性従業員が昨年8月、安佐南区の民家の解体工事中に深さ約90cmの穴の中でガスを止める作業をし、配管から漏れたガスで酸欠状態となり、窒息死した。
同社と現場責任者の男性は、適切な換気をせず、空気を供給する機械なども使わせなかった疑いがある。
2月3日付で毎日新聞広島版からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
昨年8月に安佐南区の空き家解体中に広島ガス社員、三谷さん(45)が死亡した事故で、広島労働局は、2日、広島ガスと同社の現場責任者だった男性(41)を労安法違反容疑で書類送検した。
送検容疑は、昨年8月27日、安佐南区高取北の空き家解体現場で、現場責任者の男性は三谷さんとともにガス供給を止める作業中、呼吸器など必要な機材を使用せず、換気を行わなかったとしている。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160203/ddl/k34/040/625000c
(ブログ者コメント)
深さ90cmということで、甘くみていたのだろうか?
浅く思える場所であっても酸欠あるいは有毒ガスで死亡した事例は、過去に数多くある。
以下は、その一例だが、たしか数10cm深さで死亡した事例もあったとブログ者は記憶している。
2013年11月23日掲載
2013年11月16日 熊本県菊陽町でLPガスのガス管取替え工事のため道路を掘削中に地下1mのガス管を破損、濡れタオルで押さえていた作業員がガスを吸い込んで酸欠で死亡 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3441/
2015年8月28日付で朝日新聞佐賀全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後4時5分ごろ、佐賀市川副町小々森の下水道管の設置工事現場で作業にあたっていた土木会社員の林さん(男性、41歳)が横穴掘削用のドリルに右腕などを巻き込まれた。
林さんは意識不明のまま病院に運ばれたが、巻き込まれた際に衣服などで体が圧迫されたことから、外傷性窒息で1時間半後に死亡が確認された。
8月27日9時46分に佐賀新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、現場は国道444号から北に約50m入った路地で、事故時は現場監督と林さんら3人の作業員がいた。
その日の工事を終え、林さんがドリル(直径約15cm)を撤収する際に腕など右上半身を巻き込まれ、窒息した
出典URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10102/223189
2015年8月26日20時20分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後1時すぎ、東松島市小松の三陸自動車道の上り線で、工事のため道路上で車の誘導作業をしていた警備員の武藤さん(61歳)が、後ろからきた清掃車に轢かれた。
武藤さんは病院に運ばれたが、胸や骨盤などを強く打っていて、およそ4時間後に死亡が確認された。
警察によると、工事は片側1車線を2車線に増やすためのもので、武藤さんは「徐行」と書かれた旗を持って現場に立っていたという。
武藤さんが轢かれた清掃車も同じ工事に関係する車両だったということで、警察は、工事現場にいた作業員や清掃車の運転手に話しをきくなどして、詳しい事故の状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150826/4445411.html
2015年8月26日11時41分にテレビ西日本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月26日13時36分に西日本新聞から、8月26日12時52分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前3時ごろ、福岡市博多区上川端町の工事現場で「ガス管が破損した。ガスが漏れている」と、消防に通報があった。
福岡市や警察などによると、午前2時ごろ、明治通りで市発注の側溝改修工事中、業者が重機を使って側溝の撤去作業を行っていたところ、誤って地中に埋まっていた直径20cmのガス管を破損させたという。
この事故で都市ガスが漏れ出て周囲にガス臭が漂い、警察は安全確保のため、一時、付近の道路を全面通行止めにしてガス管の交換作業が行われ、午前8時過ぎ、復旧作業は完了した。
ガスの供給停止やけがをした人はいないという。
市道路下水道局によると、側溝は車道と歩道の間にあり、施工業者がコンクリートを砕く重機を使って作業をしていた。
市東部下水道課は、「工事前の地下埋設物の調査をさらに徹底したい」としている。
福岡市や警察は、事故の原因などを詳しく調べている
出典URL
http://www.tnc.co.jp/sp/news/articles/532
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/191144
http://www.asahi.com/articles/ASH8V3V5FH8VTIPE00G.html
2015年8月3日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。(新情報に基づき、第1報ともども、タイトルを修正しました)
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5081/
(2015年9月2日 修正1;追記)
2015年8月26日5時30分に産経新聞から、エンジントラブルの可能性も考えられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故原因について、総重量の影響などさまざまな可能性が指摘されるなか、運輸安全委員会は焼け残ったエンジンに注目。
警視庁も生存者からの聞き取りを進めているものの有力な証言は得られておらず、全容解明にはなお時間がかかりそうだ。
安全委によると、事故機は胴体後部を除き、客室や操縦席がほぼ全焼。計器類も焼損が激しかった。
ただ、胴体前部にあったエンジンは調査が可能な焼損程度だった。
安全委は、エンジンを製造した米ライカミング社と協力し、故障の有無などを調べる方針だ。
事故原因をめぐっては、搭乗者5人の体重や燃料を含めた総重量、気温34℃という当時の気象条件など、複数の要因が挙げられていた。
だが、離陸の様子を撮影した映像から、事故機が調布飛行場の滑走路(全長800m)の約580m地点で離陸していたことが判明。
上昇に必要な速度は十分に確保できていたとみられ、安全委は、重量などが墜落に与えた影響は少ない可能性があるとみている。
そのうえで、重視する調査対象は「エンジン関係」と強調する。
安全委や警視庁調布署捜査本部は、これまでに、生存している搭乗者3人のうち2人から聴取したが、事故原因につながる有力な証言は得られていない。
小型機は離陸から24秒後に墜落。捜査関係者によると、搭乗者の1人は「身構える間もなく落ちた」と話している。
離陸直後に鳴ったとされる警報音については、1人が「聞いた」と説明しているが、もう1人は聞いていないという。
小型機には、墜落の危険がある速度まで失速した場合に異常を知らせる警報装置が付いているが、車輪を格納せずに飛行していても警報が鳴るといい、捜査本部などが精査している。
残りの1人は重いやけどを負っており、まだ接触できる状態ではないという。
安全委の辻康二首席航空事故調査官は、「小型機はフライトレコーダーなどを搭載していないため客観的データがない。機長も死亡しており、手がかりが少ない」とし、調査が長期化するとの見方を示す。
安全委は25日、原因特定のカギを握るとみられるエンジンを今後、米国に運ぶ予定であることを明らかにした。現地で分解し、詳細に調査する方針という。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150826/afr1508260001-n1.html
(2017年3月30日 修正2 ;追記)
2017年3月29日付で東京新聞夕刊から、過去に無許可で7回遊覧飛行していたとして社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月29日11時57分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁は29日、無許可で客を乗せて遊覧飛行したとして、航空法違反などの疑いで、小型機の整備や管理をしていた「Nエアロテック」(調布市)の社長(63)と営業担当者(53)、事故機を操縦して死亡した機長=当時(36)=と、法人としての同社を書類送検した。
送検容疑では、パイロットの操縦技能を維持するための「慣熟飛行」と届け出ながら、13年1月から事故当日の15年7月26日まで、計7回、国の許可を受けずに、1機当たり10数万~100数10万円で客を乗せ、調布飛行場から鹿児島県の奄美群島や山口県などを往復する遊覧飛行を行ったとされる。
捜査一課によると、2人は「航空法違反になるとは知りませんでした」と、容疑を一部否認している。
同課によると、事故当日は、調布飛行場から伊豆大島の大島空港を往復する計画だった。
飛行目的は操縦士の技能を維持するための「慣熟飛行」としていたが、実際には、搭乗者から料金を集めた遊覧飛行だった。
警視庁は業務上過失致死傷容疑でも捜査を続けているほか、国の運輸安全委員会が事故原因を調べている。
出典
『調布小型機墜落 社長ら航空法違反容疑で書類送検 無許可で遊覧飛行』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201703/CK2017032902000255.html
『調布市墜落事故で社長ら書類送検』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170329/5109471.html
(2017年7月20日 修正3; 追記)
2017年7月19日付で毎日新聞から、事故報告書が公表されたという下記趣旨の記事が、墜落状況図付きでネット配信されていた。
国の運輸安全委員会は18日、調査報告書を公表した。
重量オーバーや低速での離陸、行き過ぎた機首上げ姿勢の継続などが重なり、失速して墜落したと推定。
一方、エンジンに不具合があったかや、機長がなぜ墜落に結びつく行動をとったかは解明できなかった。
中橋委員長は、「機体には飛行記録装置がなく、機長が死亡し、どんな操縦判断をしていたかも明らかにできなかった」と述べた。
・・・・・
出典
『東京・調布の小型機墜落 過重量など複合要因 運輸安全委、報告書で推定』
https://mainichi.jp/articles/20170719/ddm/041/040/132000c
7月18日18時13分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
調査には通例の1年を大幅に上回る2年間を要したが、住宅地への飛行機墜落という大惨事は、複数の疑問点を残したままの幕引きとなった。
・・・・・
運輸安全委は、調布飛行場周辺で撮影された映像や機内の写真を解析し、離陸後26秒で滑走路から約770mの住宅地に墜落するまでの動きを明らかにした。
事故機は午前10時57分41秒に離陸。
時速は約135kmで、メーカーの規定より約9km遅く、加速できないのであれば「躊躇なく離陸を中止しなければならない」(報告書)速度だった。
離陸後、時速約141kmに達した後、機首を上げ過ぎたため、減速を開始。
離陸後14秒で高度約27mまで上昇したが、その5秒後に時速約115kmまで低下して失速、機首を上げたまま機体を左に傾けながら降下していった。
機体は同58分7秒、住宅地に墜落。
胴体底面を民家屋根に衝突させてバウンドするなどし、上下逆さまになって別の民家に突っ込んだ。
機体は大破して炎上、民家とともに全焼した。
・・・・・
出典
『重量超過や機首上げ過ぎで速度低下 調布小型機墜落で調査報告書』
http://www.sankei.com/affairs/news/170718/afr1707180013-n1.html
2015年8月25日16時40分に産経新聞広島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月25日付で中国新聞から、8月26日付で毎日新聞広島版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県庄原市は、25日までに市立東城小のプールで、6月中旬から約1カ月半の間、凍結防止用の水抜きバルブを閉め忘れ、約8300m3(230万円相当)の水道水が流出していたと発表した。
市によると、閉め忘れたのはシャワーやトイレなどにつながる水道管のバルブで、プールの使用時季を迎えた6月15日から8月3日の間、流出し続けた。
水道管は冬場の凍結防止のため、使用しない時はこのバルブを開いて中の水を抜く仕組み。
使用を再開する際に職員が、バルブが閉まっているか確認しなかったことが原因という。
水道メーターの自主的確認をしないなど、学校側の確認体制にも問題があった。
市の水道室から8月3日、使用水量が異常に高いとの指摘を受け発覚した。
プールの使用に支障はなかった。
市教委は、水道料金を本年度の小学校の学校管理費から支払う方針。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150825/wst1508250064-n1.html
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20150826ddlk34040436000c.html
(ブログ者コメント)
今年、加須市で起きた同様のトラブルでは校長が自主的に半額納付した。事後処理の方法にバラツキがみられる。
(2015年9月15日 修正1 ;追記)
2015年8月25日付の中国新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
市教委によると、閉め忘れたのは、冬場の水道管の凍結防止のため、中に残った水を抜くバルブ。
プールに給水する管とは別に、備え付けのシャワーやトイレに向かう管の途中にある。
このバルブから、水道水が川に流出し続けていた。
2015年8月25日23時54分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後6時半ごろ、東急東横線都立大学~田園調布駅間、同目黒線奥沢~田園調布駅間、同多摩川線多摩川駅付近の3区間で踏切や信号などが正常に作動しないトラブルが発生、点検のため3線全線で約3時間35分〜3時間45分にわたって運転を見合わせた。
駅間に一時停車していた電車は約40分後までにいずれも最寄り駅まで移動し、乗客を降ろした。
けが人などは出ていない。
東急電鉄によると、このトラブルで約36万人に影響した。
東急電鉄や国交省によると、東横線などの田園調布~多摩川駅間の高架下の信号機器室にあるブレーカーが落ちたためにコンピューターが切れた。
このコンピューターで制御している3区間の保安装置が正常に作動しなくなり、踏切や信号などに異常が発生したとみられる。
この機器室は普段は無人で、施錠されており、整備関係者以外の出入りはできない。
同社が詳しい原因を調べている。
東急電鉄と接続している東京メトロ南北線、副都心線、日比谷線、東京都営地下鉄三田線でも、遅れや直通運転の見合わせが発生し、広範囲に影響が広がった。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150826k0000m040139000c.html
8月27日20時19分に産経新聞から、原因に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月27日19時42分に読売新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
東急電鉄は27日、仮設した分電盤のカバーの一部が落下し、信号や踏切を制御する保安装置の電源を切ったことが原因だったと明らかにした。
東急電鉄は、電源装置の更新工事のため、東横線田園調布~多摩川間の高架下にある信号機器室に、高さ約2m、幅約1mの分電盤を仮設。
誤操作を防ぐため、縦1m、横1.2m、厚さ数mmの樹脂板を上下に分け、分電盤の正面を覆って粘着テープで止めていたが、粘着テープの粘着力が落ちて上半分が落下し保安装置の電源ブレーカーに接触、スイッチを切ったとみられる。
故障は午後6時半ごろに発生。同7時過ぎにはブレーカーを戻したが、試運転のため、営業運転の再開に時間がかかり、一時運休した東横線と目黒線、多摩川線の利用客約36万人に影響した。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150827/afr1508270039-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150827-OYT1T50093.html?from=ycont_top_txt
2015年8月26日0時54分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月26日7時33分に山形新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日昼過ぎ、米沢市通町の住宅の庭で、庭木にのぼって枝を切っていた造園業の新野さん(男性、70)が足を踏み外して、およそ5.4mの高さから地面に転落した。
一緒に作業をしていた男性が消防に通報し、新野さんは病院に搬送されたが、首の骨を折る大けがで、およそ7時間後に死亡が確認された。
警察によると、新野さんは高さおよそ8mのアカマツの木に脚立を立てかけて、木にのぼり、枝を切る作業を行っていたところ、足を踏み外して転落したとみられるという。
警察は、一緒に作業をしていた男性の話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
新野さんは、命綱やヘルメットは着用していなかった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024420181.html?t=1440533889259
http://yamagata-np.jp/news/201508/26/kj_2015082600510.php
2015年8月25日12時25分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前7時半ごろ、堺市西区築港新町のコスモ石油堺製油所で、配管から廃油約5トンが漏れていると消防に専用電話で通報があった。
警察によると、漏れたのはタンクを水で洗浄した後の廃油で、配管に穴が開いていたという。
回収を進めているが、正午現在、漏洩は止まっていない。
消防からは火災に備えてタンク車など13台が出動したが、出火はなく、けが人もなかった。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150825/wst1508250045-n1.html
2015年8月25日9時17分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前2時50分ごろ、大阪府吹田市江坂町の名神高速下り線の工事現場で、大型トラックが走行中の作業車に追突。
はずみで、作業車は付近を走行していた別の作業車にも衝突し、炎上した。
駆けつけた消防が消火したが、トラックに追突された作業車を運転していた男性が死亡。別の男性作業員ら3人も首などに軽傷を負った。
大阪府警高速隊は、トラックを運転していた香川県宇多津町の運転手(47)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の容疑で逮捕した。
同隊によると、「前をよく見ていなかった」と供述している。
同隊は、男性の身元の確認を急ぐとともに、過失運転致死傷容疑に切り替え、原因などを調べる。
現場は片側2車線の直線道路で、工事は1車線を規制して行っていた。
男性は工事が終了し、同僚の作業員らとともにカラーコーンなどの資材を回収する作業中だったという。
この事故で、下りの吹田インターチェンジ(IC)-豊中IC間が通行止めになっている。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150825/wst1508250026-n1.html
2015年8月24日20時1分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月25日付で朝日新聞広島版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後2時ごろ、広島市中区幟町の6階建てのビルの解体工事現場で、屋上で足場の設置作業にあたっていた大学生の男性(19)が、作業のため屋上の床に開けた穴の部分から誤って20mあまり下の地面に転落した。
この事故で男性は病院に搬送されたが、頭などを強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
現場は広島県庁からおよそ600m東の広島市中心部にあり、警察によると、男性は今月17日からこの現場でアルバイトをしていて、24日は数人の作業員とともに、屋上で足場を組み立てるための鉄パイプを運ぶ作業をしていたという。
警察によると、転落した開口部は縦4m、横2m。
解体の作業にともないガレキを1階まで落とすため地面まで空洞になっていて、周囲に転落防止用の柵などは設置されていなかったという。
警察は、工事関係者から話を聞くなどして当時の状況や詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150824/4383181.html
2015年8月24日19時15分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月25日1時44分に日本経済新聞から、8月25日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前11時半すぎ、川崎市川崎区浮島町の日鉄住金鋼管の川崎製造所の解体作業中の倉庫から火が出て、一時、激しい炎と黒い煙が上がった。
消防車14台が出て消火活動を進めた結果、約5時間半後に消し止められたが、この火災で平屋建ての倉庫およそ1万m2が全焼したほか、隣にある大手日用品メーカー「花王」の川崎工場のフェンスやパイプダクトなどが焼け、花王は操業を一時停止、600人を敷地内の安全な場所に避難させた。
この火災によるけが人はいなかった。
警察によると、日鉄住金鋼管の川崎製造所の倉庫では数週間前から解体作業が行われ、24日は午前中から屋外にある冷却装置をガスバーナーで切断しようとしたところ、装置の中に入っていた油や床にしみ出ていた油に引火したという。
出火当時、同製造所の近くを通りかかった地元の住民の男性は、「急に地面が揺れて地震かなと思ったらいきなり火の手があがった。そのあと、黒い煙であたり一面が見えなくなり、避難しようと思ったが身動きがとれなくなった。むせるような臭いで息苦しかった」と話していた。
日鉄住金鋼管は午後5時半すぎ、川崎市役所で記者会見を開き、中西社長は「この度は製造所で火災を発生させ、近隣の住民のみなさんや企業、消防、警察のみなさんに多大な迷惑をおかけしたことに心よりお詫び申し上げます」述べ、謝罪した。
会見によると、火事が発生した川崎製造所の機能は茨城県の鹿島製造所に移管済みで、今年6月に稼動を停止していて、11月に生産ラインの撤去作業を終える予定だった。
現在は、すでに製造された鋼管の出荷を続けながら製造設備を撤去する作業などが行われていたという。
また火事は、冷却装置を解体するため、ガスバーナーで切断する作業をしていた際に発生したということで、鋼管を製造・保管する建物に燃え移り、その後、火が広がったという。
製造所は有害物質を保管していないため、今回の火事で有害物質の流出はないと説明している。
国交省によると、多摩川を挟んで現場の対岸にある羽田空港は、滑走路4本のうち現場に近い1本の使用を一時取りやめたが、運航に大きな影響はなかった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150824/4375681.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO90924310V20C15A8CC1000/
http://mainichi.jp/shimen/news/20150825ddm041040137000c.html
2015年8月26日3時0分に神奈川新聞からは、原因に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月25日20時58分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
川崎臨港署は25日、解体作業で使っていたガスバーナーの火花が出火原因だったと明らかにした。
同日、市消防局と合同の実況見分を行い、原因を特定した。
同署などによると、工場兼倉庫に隣接する屋外冷却装置を2台のバーナーで溶断していたところ、火花が装置上部のフィルターに付着していた油に引火したという。
火は風にあおられ、冷却装置から約2m離れた築54年の古い倉庫に燃え移り、潤滑油などの染み込んだ内壁や床面、屋根を伝って一気に燃え広がったとみられる。
実況見分で、燃えずに残った別の冷却装置のフィルターにも油が付着していたことや、建屋の内側が激しく焦げていたことなどを確認した。
出典URL
http://www.kanaloco.jp/article/117581
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150825-OYT1T50116.html
(ブログ者コメント)
「急に地面が揺れて・・・」とか「潤滑油などの染み込んだ内壁や床面、屋根を伝って一気に燃え広がった」といった報道から考えると、単に倉庫に延焼したというだけの話しではなく、フィルムデトネーションのような現象が起きていたのかもしれない。
2015年8月24日13時17分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
8月24日10時39分にNHK首都圏NEWS WEBから、8月25日5時0分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
24日午前0時45分ごろ、相模原市中央区の在日米陸軍施設(相模総合補給廠)から、同市消防局に「爆発があった模様で、危険物の倉庫で火災が起きた。消火の応援がほしい」との連絡が専用線であった。
消防局が消防車14台を出動させ、米軍消防の指揮下で消火活動を実施、同7時10分ごろ鎮火した。
この爆発火災で鉄筋コンクリート造り平屋建て倉庫900m2が全焼し、火元の倉庫から飛び出したボンベや破片などが半径約200mの範囲に飛び散ったが、延焼やけが人はなかった。
米軍施設内の事故のため、在日米軍が爆発の原因を調べているという。
米軍側の説明を受けた市消防局によると、倉庫には窒素や酸素、フロンなどのボンベ数100本や酸化物が保管されており、酸化物などに引火したとみられるという。
倉庫の周辺には酸素ボンベなどが散乱しており、市消防局は、爆発で飛散した可能性があるとみている。
出火した当初は、保管物が不明だったことや延焼の危険性が小さかったため、放水を見合わせていたが、火勢が衰えた後に、倉庫内を調べた米軍側から「危険物はない」との説明があり、午前6時56分から放水して鎮火した。
米軍から現場への接近を制限されることはなかったという。
補給廠の周囲には小中高校や病院が集まり、民家も多い。
爆発や火災に関する消防への通報は、付近住民からも相次いだ。
「相模総合補給廠」
終戦直後に旧日本陸軍相模造兵廠を占領軍が接収、在日米陸軍の補給廠となった。
面積196.7haの極東最大の後方支援基地とされ、工作車両や燃料などの物資を保管。
ベトナム戦争では、戦車の修理工場となった。
2008年の日米合同委員会で、基地西側地区のJR相模原駅に隣接する17haの返還と、12年には35haの日米共同使用区域について正式合意した。
一方で、戦地での戦闘や戦闘指揮を訓練する任務指揮訓練センターが設けられるなど、基地機能の強化と恒久化が進められている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150824k0000e040162000c.html
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150824/4355701.html
http://digital.asahi.com/articles/ASH8S4RSNH8SULOB018.html
8月26日付で毎日新聞神奈川版からは、ボンベは酸素だけだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
相模原市は同日夜、米軍側から「原因究明にあたって市消防局にも調査に加わっていただき、協力を得ながら進めたい」と要請があったことを、市のホームページに掲載した。
市によると、24日に市役所を訪れた在日米陸軍基地管理本部緊急業務局長のJ・ダレル・サイズ中佐が、市幹部に「透明性を最大限重視して対応する。消防にも調査に加わっていただく」と話したという。
ただ、具体的な期日は示されておらず、調査の範囲や協力の程度も明確にされていない。
現場では既に米軍側の調査が行われているとみられているが、25日に要請はなかった。
日米安保条約に基づく日米地位協定では、米軍施設内で起きた事件や事故については、日本側の立ち入り調査権や捜査権は及ばない。
今回、実際に米軍側から協力要請があれば、異例の対応となる。
また、在日米陸軍は同日、事故当時、現場でボンベに保管されていたのは酸素と消火剤だけで、医療や溶接作業に備えたものだったと発表した。
「窒素やフロン、圧縮空気も入っていた」とした24日の発表内容を訂正した。
爆発の原因は分かっていないが、事件性はないとみている。
最終調査結果は日本政府に提出するという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20150826ddlk14040327000c.html
8月27日19時14分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防局幹部によると、倉庫内には長さ約1.2mの酸素ボンベや消火器が計1000本近くあり、ボンベは先端が吹き飛んだり、穴が開いたりしていた。建物も鉄骨の変形が見られた。
倉庫の扉は施錠されていたとみられ、なぜ倉庫内から火が出たのか、現段階ではよくわからないという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH8W636MH8WULOB015.html
(2015年12月11日 修正1 ;追記)
2015年12月5日付で毎日新聞神奈川版から、ボンベから噴出した水素が発火したとする報告書が提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
防衛省と外務省は4日、米軍から政府に提出された火災原因調査内容の報告書を、相模原市に提供した。
報告書には、倉庫に保管されていた酸素ボンベ1本に欠陥があり、酸素が漏れて火災につながった可能性が高いとの記載があった。
報告書によると、欠陥があったと推測されたのは、酸素ボンベの「バルブ」もしくは「ガスケット」と呼ばれる部分。
この部分に小さな穴が開き、噴出した酸素が金属と摩擦して発火したとの見解が示された。
防衛省には、外交ルートを通じて10月に報告があったが、詳細な事故原因について米軍に問い合わせをしていたため、市への提供が遅れたという。
防衛省と市は、この調査結果を中間報告と受け止めている。
基地担当の小池裕昭副市長は、引き続き原因究明に努め結果を報告することを同省に要望。
基地内の安全対策と再発防止についても、米軍の立ち会いの下で消火設備などの安全点検状況を市消防局に確認させることを求めた。
補給廠の動向を追跡する市民グループ「相模補給廠監視団」の沢田代表は、「普段の保守点検がきちんとされているのか疑問。高圧ガスなどの保安を所管する県と市が連携し、基地内の保管物を点検する仕組みをつくるべきだ」と、基地への立ち入りの必要性を訴えた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20151205ddlk14040194000c.html
(ブログ者コメント)
酸素ボンベの危険性や火災爆発事例については、下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/423/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/422/
報告書に記載されたようなことが原因だったのかもしれない。
2015年8月23日13時1分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
砺波市で、災害現場や避難所の映像を長距離無線LANを使って災害対策本部などに配信する防災訓練が行われた。
訓練は、砺波市が長野県の信州大学や地元の衛星テレビ局などとともに行ったもので、砺波市内で震度6強の地震が発生したという想定で、地元の住民など約1500人が参加して行われた。
訓練が始まると、市役所の災害対策本部などに設置されたモニターには、看護師たちが被災してけがをした人を病院に運び込む様子などが中継で映し出された。
映像の配信には長距離無線LANが使われていて、こうした取り組みが自治体の防災訓練の中で行われるのは全国で初めてだという。
災害の発生時には、携帯電話の使用やメールの送信量が急激に増えて、利用が制限される場合があるが、この長距離無線LANのシステムを使えば、滞りなく映像を配信できるという。
また、専用のアプリをスマートホンやタブレットなどにダウンロードすれば、誰でも見ることができるという。
砺波市の夏野市長は、「災害時には情報を伝えるためのチャンネルがいくつか必要になると思うので、ぜひ取り入れたい」と話していた。
また、信州大学の不破泰教授は、「災害時に個人に情報を伝えるのは難しい。きょうの訓練で改善すべき点をまとめさらにいいシステムにしていきたい」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064284361.html?t=1440360374021
(ブログ者コメント)
砺波市HPに、「8月23日(日)に実施される平成27年度砺波市総合防災訓練において、災害場所・避難所及び災害拠点病院の動画と文字情報をWi-Fiを活用して放送型配信する最先端伝達実験を行います」というサブタイトルで、訓練内容が詳しく紹介されていた。
http://www.city.tonami.toyama.jp/tonamisypher/www/event/detail.jsp?life_supergenre=2&id=9420
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

