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2014年3月27日15時49分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
立川労基署は25日、貨物運送会社「A社」(東京都国立市谷保)と、同社西府センターの男性所長(43)を労安法違反(フォークリフトの無資格運転)の疑いで書類送検した。
発表によると、男性所長は2012年10月22日、同センターで、トラックから荷降ろしした冷凍食品を冷凍倉庫内に移す際、運転資格がない男性社員にフォークリフトを運転させた疑い。
男性社員は、リフトの誤作動により、倉庫内でリフトと鋼製の棚との間に挟まれて、一時意識不明の重体となり、現在も後遺症が残っているという。
同署の調べに対し男性所長は、「運転資格のある従業員が不足し、資格のない従業員が常習的に運転していた」と話しているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140327-OYT1T00178.htm
2014年3月27日7時35分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アロマオイルなどの油分を含んだタオルを洗濯し、乾燥機に入れた後に出火する火災が相次いでいる。
乾燥後に放置すると油分の酸化反応で温度が上昇し続けるためで、エステティックサロンなどの店舗のほか、家庭でも被害が発生している。
福岡市消防局などは、「オイルが染みこんだタオルは乾燥機を使わず、必ず自然乾燥させて」と呼びかけている。
19日午前9時半頃、福岡市中央区のマンション6階で、エステ店を経営する女性方から出火し、約30m2を全焼した。
警察などによると、女性はこの日の午前2時頃、別の場所にある店舗から、客の体に塗るトリートメント用のアロマオイルを吸いとったタオル10数枚を回収して帰宅。
乾燥機能付きの洗濯機に入れ、乾燥させたままにしていた。
朝になると洗濯機から白い煙が上がっており、蓋を開けた瞬間、炎が上がったという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140326-OYT1T00463.htm
(ブログ者コメント)
この種の自然発火は、しばしば発生している。
平成26年3月28日付で福岡市消防局からは、23年以降、同種の火災が市内で6件発生しているという注意喚起文書が、NITEの再現実験写真入りでネット配信されていた。
http://119.city.fukuoka.lg.jp/app/files/Information_101_pdf_file.pdf
2014年3月28日1時35分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後10時20分ごろ、兵庫県加古川市金沢町の神戸製鋼所加古川製鉄所で「男性2人がやけどをした。何かが燃えている」と、消防に通報があった。
消防などによると、溶鉱炉のメンテナンスのため、炉内の溶けた鉄を移し替える作業中に鉄が飛び散り、近くにいた作業員2人にかかったという。
34歳の作業員が全身やけどの重傷、41歳の作業員も頭と背中にやけどを負った。2人とも意識があり、命に別条はないという。
飛び散った鉄で建物の一部も焼けたという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG3X0579G3WPIHB046.html
2014年3月28日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後1時48分ごろ、姫路市網干区の化学メーカー「ダイセル」姫路製造所網干工場で、無水酢酸を製造するプラントの配管から出火し、従業員らが約20分後に消し止めた。けが人はなかった。
同社によると、出火したのは原料の酢酸を高温でガス化させる装置の配管。約500℃の酢酸の蒸気が何らかの原因で外に漏れたため、自然発火したか、管の断熱材などに引火した可能性があるという。
同社は、「プラントを停止して原因を究明し、再発防止策を考える」としている。
鎮火時間について、同社は午後2時10分としているが、市消防局は延焼の恐れがなくなった午後5時半としている。
3月28日付で毎日新聞播磨・姫路版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ダイセルによると、出火した設備は酢酸からタバコのフィルターの原材料となる無水酢酸を製造。
500〜700℃の高温炉につながる金属製配管の損傷部分から酢酸の蒸気が噴出し、管を覆う保温材などに引火した可能性があるという。
出火時、配管内の蒸気温度は約600℃になるよう設定されていた。
約3カ月ごとに定期点検しているが、今年1月の点検では異常が見つからなかったという。
当面は運転を停止し、原因を調べる。
この工場では、昨年6月にも引火性の溶液がタンクから漏れ出る事故が発生。通報の遅れもあり、市網干消防署が安全操業を指導していた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20140328ddlk28040418000c.html
(ブログ者コメント)
昨年6月の漏洩事故については、2013年6月18日付で毎日新聞播磨・姫路版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後7時半ごろ、姫路市網干区新在家の化学工場「ダイセル」姫路製造所網干工場で、「イソプロピルアルコール」がタンク内から漏れ出たと市消防局に通報があった。けが人はなかった。
イソプロピルアルコールは工業用溶剤や消毒薬などに使われる溶液で、第4類危険物に指定され、引火性が高い。
市消防局によると、約600ℓ漏れ出たが、防油堤内でとどまり、海への流出はないという。
ダイセルによると、漏出した場所は、食品添加物などに使われる物質を作る工程で、アルコール溶液を貯蔵する中間タンク。
別の2つのタンクから溶液を移す作業中だったという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130618ddlk28040435000c.html
2014年3月28日付の伊勢新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
また、3月28日付で朝日新聞三重版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前10時55分ごろ、津市雲出鋼管町のM社三重工場で、会社員の男性(26)がクレーンと平行する足場との間に頭部を挟まれ、通路から約9m下のコンクリート地面に落下。
病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。
警察によると、男性は事故当時、同僚と3人体制で月1回の定期点検を実施。
男性と現場責任者の2人がクレーン上部の両端で点検を、1人が運転席で操作を担当した。
動作確認のため、現場責任者の掛け声で運転者がクレーンを操作した際に物音で男性が挟まれたことに気付き、急いで戻したが、男性は落下したという。
運転席から男性は死角で、視認できなかったという。
(ブログ者コメント)
挟まれたことによる死亡か転落による死亡かは不明だが、仮に転落による死亡だったとしても、報道された通りの状況だったとすれば、「戻す」操作をしたことを責めるわけにはいかないような気がする。
2014年3月26日付の中日新聞夕刊紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
また、26日7時57分に名古屋テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後11時40分ごろ、愛知県東海市の愛知製鋼知多工場で、作業員が軌道を走るコンテナ車をリモコンで操作しながら横を歩いていたところ、誤ってコンテナ車に巻き込まれた。
作業員は愛知製鋼が業務委託している会社の社員の男性(46)で、病院で死亡が確認された。死因は内臓破裂。
警察によると、男性は同僚の男性社員と2人で、空のコンテナ車3両を軌道上で動かす作業をしていた。
コンテナ車を後方から押す動力車をリモコンで操作しながらコンテナ車の左側を歩いていたが、コンテナ車の一部に体がひっかかり、バランスを崩して軌道上に入り、巻き込まれたらしい。
出典URL
https://www.nagoyatv.com/news/?id=73561&p=1
2014年3月26日付で毎日新聞奈良版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良労基署は25日、建設会社「T社」(奈良市)と同社の現場責任者(39)を、労安法違反容疑で書類送検したと発表した。
同署などによると、三宅町の京奈和道の建設工事現場で1月29日、地中の配水管を入れ替える作業中、同社の男性従業員(当時62歳)が作業していた穴の側壁が崩落。
男性は崩土の直撃を受け死亡した。
同署は、同社と責任者が、穴の側壁に板をつけるなどの措置を講じなかったとしている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/nara/news/20140326ddlk29040669000c.html
2014年3月25日18時41分にNHK奈良からも、同趣旨の記事が若干異なる表現でネット配信されていた。
ことし1月、三宅町三河の農業用水の配管をする工事現場の深さがおよそ2mの溝で脇の土砂が崩れ、62歳の男性作業員が土砂と配管に体を挟まれて死亡した。
この事故について奈良労基署は、土砂の崩壊を防ぐなどの必要な措置を怠ったとして、この工事を行った奈良市内の会社と39歳の現場責任者を書類送検した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nara/2053224941.html?t=1395788949362
2014年3月26日付で朝日新聞奈良版(聞蔵)からも、同趣旨の記事が若干異なる表現でネット配信されていた。
奈良労基署によると、男性は深さ約2mの穴の中で配管の接続作業をしていたところ、崩れた壁面の土と配管に挟まれて死亡した。
2014年3月26日付で毎日新聞奈良版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
葛城労基署は25日、広陵町と、町が運営するクリーンセンター広陵の課長(59)を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、同センターで2013年11月15日、圧縮したプラスチック容器を袋詰めしてこん包する機械を清掃していた男性(69)が頭を挟まれ、意識不明の重体になった。
同署は、町と課長が機械の運転を停止しないまま清掃させ、必要な措置を講じなかったとした。
男性は町シルバー人材センター会員で、町の委託で作業しており、意識不明の状態が続いている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/nara/news/20140326ddlk29040671000c.html
また、2014年3月26日付で広陵町HPにも、下記趣旨の記事が掲載されていた。
プラスチック容器を圧縮・梱包する機械のバーに首を挟まれました。
どのような状況で事故に至ったかは目撃者がなく不明ですが、作業の工程において何らかの異常があり、通常は機械を停止して装置内に立ち入るところを、運転状態のまま立ち入った可能性が高いと推測しています。
プラスチック容器の圧縮・梱包作業については、広陵町シルバー人材センターに業務委託しています。
それにより、シルバー人材センター会員の方々が業務内容を確認了承のうえ、受託された労働者であると判断しています。
これに対し、葛城労基署では「実態として労働者派遣にあたる」と判断されており、見解が分かれています。
町では、この事実を厳粛かつ真摯に受け止め、今後このような事故が起こらないよう、早速自動停止装置を設置するなど安全管理体制の徹底を図るとともに、業務委託のあり方なども総点検し、万全を尽くしてまいります。
出典URL
http://www.town.koryo.nara.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=1173
(ブログ者コメント)
委託と派遣、請負の違いなどについては下記参照。
http://osaka-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/osaka-roudoukyoku/doc/lib/pdf/ukeoi.pdf
2014年3月24日23時20分に京都新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
また、3月24日18時10分にNHK京都からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時50分ごろ、京都市伏見区深草善導寺町の解体中のビルから出火、鉄筋4階建て延べ約800m2のうち、4階約150m2と屋上にあった重機1台が焼けた。
作業をしていた男性2人が気道熱傷で重傷を負った。
警察によると、焼けたのは冷蔵倉庫があるビルで、当時は作業員3人が4階で鉄骨をガスバーナーで切断していた。
作業員は、「火花が出て断熱材のウレタンに燃え移った」と説明しているという。
現場は近鉄京都線の伏見駅の西およそ200mの住宅や商店が建ち並ぶ場所で、4階には酸素ボンベもあり、火が出た当時、炎が激しく上がったり、黒煙が高く上がったりして付近は騒然とした。
近くの商店主の女性(80)は、「あっという間に黒煙が噴き上がって怖かった」と話していた。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140324000170
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013197801.html?t=1395694014600
3月25日9時54分にmsn産経ニュースwestからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。」
4階の約150m2と屋上にあったパワーショベルを焼いた。
警察によると、作業員がビルの鉄骨をガスバーナーで切断していたところ、炎が壁の断熱材に使用されていたウレタンに燃え移ったとみられる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140325/waf14032509550010-n1.htm
2014年3月25日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
2月の大雪で農業施設に大きな被害の出た諏訪郡富士見町で24日、ビニールハウス内から出火、ハウス約200m2を焼く火事があった。
警察の調べだと、雪の重みでへこんだ天井部のビニールに水がたまり、レンズのように太陽光を集め、ハウス内の可燃物に着火した「収れん火災」の可能性が高い。
県内には壊れたビニールハウスが多数あり、消防などは注意を呼び掛けている。
同日午後0時40分ごろ、富士見町立沢の花苗・野菜苗生産会社「H社」のハウスから煙が出ているのを男性従業員が発見、消防に通報した。
火は約50分後に消し止められたが、ハウスを半焼した。
同社によると、ハウス内ではラベンダーの苗を育てていたが、2月の大雪で鉄骨の枠組みがゆがみ、中央部が大きくへこんで使えなくなり、倒壊の危険性があるため立ち入り禁止にしていた。
警察によると、ハウス内には苗のほか、紙製の商品ラベル数10万枚が箱に入れたまま置いてあり、この周辺が激しく燃えていたという。
ハウスへの電気は止めてあり、ほかに火の気もなかったことから、警察は収れん火災が起きたとみている。
火災の原因研究などが専門の須川修身・諏訪東京理科大学(茅野市)教授は、「同様の火災を防ぐためにはハウスの天井部に水がたまらないようにするしかない」として、ビニールに穴を開けたり横に水を落としたりする必要があると指摘している。
出典URL
http://www.shinmai.co.jp/news/20140325/KT140324FTI090030000.php
(ブログ者コメント)
ビニールハウスの天井にたまった水の凸レンズ効果による収斂火災は、2012年7月8日に南相馬市でも起きている。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2037/
2014年3月24日21時4分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
24日午前7時50分ごろ、大阪府豊中市熊野町で、市道に長さ40~30cm、幅1.1mの穴が開き、登校中の小学4年の男児が穴から地下の水路(幅1.2m、深さ1m)に転落、背中に軽傷を負った。
男児は自ら水路からはい上がり、そのまま登校した。
市下水道管理課によると、コンクリートと鉄筋の劣化が原因とみられる。
水路などは昭和40年度に整備されたが、その後に点検された記録はないという。
同課の担当者は,「工事から50年近く経過して劣化していた。他に危ない個所がないか、調査を進めていく」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140324/waf14032421070034-n1.htm
2014年3月24日17時0分に北海道新聞から、3月24日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前4時45分ごろ、JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所から「重油施設から重油が海に漏えいした」と海保に通報があった。
C重油約800ℓが流出し、同製油所が回収作業を行っている。火災の発生はない。
同製油所によると、製油所のタンクから船へ重油を積み込むための配管(直径約30cm)に亀裂が入り、陸上に漏れた重油が岸壁をつたって海に流れ出ているのを従業員が発見。バルブを閉めて漏れを止めた。
製油所は、拡散防止のため海上にオイルフェンスを設置し、吸着材で重油を回収している。
海保によると、重油の拡散範囲は岸壁から最大1.5kmで、室蘭港外には出ていない。
海保の巡視艇2隻が、海面の重油を拡散して処理した。
同製油所によると、重油が漏れた配管は2011年11月ごろに定期点検を行った。
大規模な油流出事故は1981年に軽油1100ℓが流出して以来という。
同製油所は31日で原油処理を停止し、4月からは石油化学製品の製造工場に転換する。最後の原油タンカーが23日に入港し、24日には記念式典が開かれる予定だったが、重油流出のため中止となった。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/528885.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20140324-OYT8T00603.htm
3月24日18時59分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
海保によると、配管が老朽化して継ぎ目に亀裂が入っており、そこから管の中に残っていた重油が漏れたという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140324/3184872.html
(2014年4月4日 修正1 ;追記)
2014年4月1日付でJX社HPに、建設時の配管保温施工不良が原因でピンホールが発生していたという、下記趣旨のニュースリリースが掲載されていた。
(当該情報に基づき、タイトルも微修正した)
H-4桟橋は、1973年に当所の第一次拡張工事に合わせて建設され、本件配管は、H-4桟橋からC重油を出荷するために1979年に設置されたものですが、同配管のバルブの接続フランジ付近で、内径3.0mmと1.5mmの2つの穿孔(ピンホール)が認められており、この部分から漏洩したものです。
当該漏洩部分は、2011年に定期点検を行っておりますが、配管の保温施工時におけるシール材の施工忘れ、および点検時のシール材不良見落としにより、雨水等が内部に侵入し保温材(グラスウール)が湿潤状態となったことにより、外面腐食が進展したものと考えられます。
再発防止策としては、今回漏洩が発生した配管を撤去するとともに、シール材の施工忘れおよび点検時の見落し防止のため、作業に従事する当所社員・協力会社社員の教育を再徹底いたします。
また、点検時の要注意事項として本事例を追加し、再発を防止いたします。
なお、H-4桟橋上の類似箇所(5か所)を調査した結果、いずれも問題は認められませんでした。
また、H-4以外の4つの桟橋については、本年4月末までに点検を行い、必要な措置を講じる予定です
出典URL
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2014/20140401_02_1020034.html
2014年3月22日19時4分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
厚生労働省は、社員の事故防止や健康維持の取り組みが不十分なのに対策を取らず、重大な労災を繰り返した企業に対して改善を指示し、従わなければ企業名を公表する制度を新たに作る。
社員の安全確保に関心が薄い企業に意識改革を迫るのが狙い。
今国会に提出している労安法の改正案に盛り込んでおり、周知期間を経て、来年夏頃のスタートを目指す。
新制度が想定するのは、全国各地に支店を構える企業が重大な労災を繰り返すケースへの対応だ。
同じ企業の複数の支店に、作業中の転落防止対策や、長時間残業に関する医師の面接指導を行わないなどの同法違反があり、社員が死亡するか重い後遺症が残った労災が3年以内に連続発生した場合、全社的な改善計画を作って再発防止対策を実行するよう指示する。
計画を作らないか、実行しない場合は改善勧告し、それでも改めなければ企業名の公表に踏み切る。
担当幹部は、「重大な労災を繰り返す企業では、社員全員が危険にさらされている可能性が高い。新たな犠牲者を出さないことが大切だ」と語る。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140322-OYT1T00553.htm
2014年3月22日20時16分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後1時40分ごろ、市川三郷町市川大門の紙製品製造会社「S社」の工場で、社員の男性(20)がロール紙をティッシュペーパーに加工するラインで作業をしていたところ、機械の歯車に巻き込まれた。
男性は左肩を巻き込まれ病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
警察によると、工場では、男性を含め4人の従業員が作業にあたっていたという。
警察は、死因について調べるとともに、ほかの従業員から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043165551.html?t=1395524275014
(2014年4月10日 修正1 ;追記)
2014年3月23日付の山梨日日新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
警察によると、男性はティッシュペーパーの製造ラインでロール紙を重ねる大型機械の動きに異常がないか確認する作業をしていた際、大型機械の直径約20cmの歯車に左肩を巻き込まれた。
作業場にはほかに3人の作業員がいて、機械が異常を感知して緊急停止したため、事故に気付いたという。
消防によると、救急隊が現場に到着した際、男性は心肺停止状態だった。男性を歯車から引き出し、ドクターヘリに乗せたという。
2014年3月22日21時3分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日の午後1時半ごろ、氷見市寺尾にある寺尾ダムの水門の足場の上で、塗装工事をしていた会社員の男性(46)が倒れているのを、近くにいた同僚が見つけた。
男性は高岡市内の病院で手当てを受けているが、頭の骨を折り、意識不明の重体。
警察によると、水門は縦と横が1.5mあり、電気で上下に動くということで、男性は、水門の周囲に組んだ高さ1mほどの足場の上で塗装工事をしていたという。
警察によると、「痛い」という声を聞いた同僚が様子を見に行くと、足場の上に男性が倒れていたという。
警察は、男性が作業中に水門に挟まれたとみて、水門を誰が操作していたかなど、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063165291.html?t=1395524442699
2014年3月22日12時21分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月22日17時57分にMBCニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前10時20分ごろ、鹿児島市谷山港3丁目の運送会社「伊藤運送」の倉庫から火が出ていると通報があった。
倉庫には「パレット」と呼ばれ、専用の車で荷物を運ぶ際に使用するプラスチック製の台が山積みに置かれていて、この火事で一時、周囲に黒い煙が立ち上り、騒然とした。
消防車12台が出て消火作業にあたった結果、火はおよそ40分後に消し止められたが、鉄骨平屋の倉庫1棟およそ126m2が全焼したほか、隣接する倉庫の壁が焼けた。
消防によると、この火事によるけが人はいないという。
警察によると、出火する直前に従業員が倉庫のそばの焼却炉を使用していたということで、警察は、焼却炉の火が倉庫に飛び火したものとみて調べている。
現場は、鹿児島市南部にある企業の事務所や倉庫が建ち並ぶ地域。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053159251.html?t=1395524850590
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2014032200001904
(ブログ者コメント
山積みにされた木製パレットに火がつくと、なかなか消えないと聞いていたが、今回の火災では40分で消えている。
今回、量が少なかったのか?
それとも、プラスチック製のパレットは溶けるなどして、燃え方が違うのだろうか?
2014年3月21日付で山梨日日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富士吉田市の遊園地「富士急ハイランド」の回転遊具「鉄骨番長」が運転中に停止し、乗客が宙づり状態になった問題で、富士急行は20日、遊具を動かすケーブルが突風で外れ、ケーブルを固定する金属板との摩擦で断線したことが原因だったと発表した。
再発防止策を講じ、21日から11日ぶりに運転を再開する。
同社によると、鉄骨番長は24人乗りのブランコが付いた装置が鉄塔に沿って上昇し、鉄塔の周りを回転する遊具。
ケーブルは上昇する装置と地上の操作盤をつなぎ、装置と一緒に上下する。
風などでケーブルが左右に動かないよう、鉄塔にはケーブルの両脇に複数の金属板が設置されているが、突風でケーブルが金属板の外側に外れ、上昇の際に摩擦で断線したという。
同社は、直方体だった金属板の形状を変え、こすれた際にケーブルが切れないようにするなど、対策を講じた。
鉄骨番長は10日午前10時10分ごろ、運転中に停止。乗客23人が約1時間15分にわたり、地上23mの高さで宙づり状態になった。
出典URL
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2014/03/21/10.html
3月21日10時2分にNHK甲府からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富士急ハイランドは、原因はブランコを制御するケーブルが突風をきっかけに断線したと発表した。
このトラブルによるけが人はなかったが、富士急ハイランドではこの乗り物の運転を中止し、原因を調査していた。
その結果、ブランコを制御する、高さ60mほどの支柱の中に設置していた太さ2cmの電線ケーブルが突風で外れ、ほかの部品に接触して断線したことがわかったという。
富士急ハイランドでは、接触した部品を丸くするなど改良し、安全確認ができたとして、21日からこの乗り物の運転を再開することにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043140161.html?t=1395436829213
2014年3月20日20時10分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、吉野川市の住宅の解体工事現場で、解体用の機械と衝突した作業員が死亡した事故について、徳島労基署は、工事を行っていた会社と社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、吉野川市の「I建工業」とこの会社の55歳の社長。
この会社が去年11月、吉野川市で住宅の解体工事を行っていた際、社長が操作していた鉄骨を切断する機械が、別の作業をしていた62歳の作業員に衝突し、この作業員が死亡した。
同署によると、会社や社長は、機械の配置などの作業計画を作らなかったほか、危険な場所を立ち入り禁止にしなかったなど、法令で決められた事故の防止策を取っていなかったという。
調べに対し、社長は容疑を認めているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023122091.html?t=1395350075308
2014年3月21日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月21日付で日本海新聞から、3月21日14時46分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取大医学部は20日、付属病院(米子市)の改修工事中の第二中央診療棟(8階建て)で、業者が屋上の水槽に水道水と工業用水の配管を間違えて接続し、昨年12月28日から今月18日まで工業用水を飲み水として供給していたと発表した。
水質調査の結果、大腸菌などは検出されず、水道水の基準とほとんど変わらない結果だったといい、これまで、職員や外来患者から健康被害の報告はないという。
水質検査は週1回行っているが、ミスに気付かなかった。
同大によると、工業用水はトイレ洗浄用。工事業者が、老朽化した配管を取り替える際に誤って接続した。
誤って供給されていたのは施設の1~3階フロアの3分の1の範囲で、精神科前トイレなどの洗面器30台と事務室などの流し台6台。
水道水を治療に使用することはないが、職員らが飲むことはあったという。
4階以上は工事中で、利用者はなかった。
18日に塩素注入装置を取り換えた際の水道水の塩素濃度測定で、残留塩素濃度の数値が、通常1ℓあたり0.2mgのところ0.6mgと高かったため、調査の結果、配管ミスがわかったという。
工業用水のほうが残留塩素濃度が高いという。
大学側は誤接続の原因について、「施行業者が配管を色分けするなどの措置を取っておらず、最終チェックも適切に行っていなかった」と指摘している。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG3N5QR9G3NPUUB00S.html
http://www.nnn.co.jp/news/140321/20140321004.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140321-OYT1T00365.htm
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