







先に掲載した可児市での小バエ混入以外、この1ケ月、以下のような同種トラブルが報道されていた。
(プロバイダー字数制限によりURLは記載省略)
10月7日 富山市(10月8日 読売新聞)
パンに画鋲
9月3日~27日 諫早市(10月6日 読売新聞)
ビニール片、セロハンテープ、植物繊維、虫など
10月4日? 美濃加茂市(10月5日 読売新聞)
マツタケご飯に虫
10月4日? 氷見市(10月5日 読売新聞)
すいとん汁の中に金属ネジ
9月18日 氷見市
肉じゃがに六角ナット
10月4日? 真庭市(10月4 日 NHK岡山)
袋入りソフト麺の中に異物
10月3日 鈴鹿市(10月4日 伊勢新聞)
調理前のメンチカツに糸状の異物
10月2日 可児市(10月4日 読売新聞)
スープなどに髪の毛のようなもの
パンに糸くずのような異物
10月3日 岐阜市
煮物に虫
10月2日 高山市(10月2日 NHK岐阜)
関東煮に石のようなもの
10月1日 可児市(10月1日 朝日新聞)
麦ごはんにクモ
10月1日 岐阜市
すまし汁に青虫
10月1日 平塚市(10月1日 神奈川新聞)
米飯に虫
9月30日 平塚市
空揚げに輪ゴム片
9月27日 芦屋市(10月1日 msn産経ニュースwest)
パンにビニール片
9月13日 鈴鹿市(9月14日 伊勢新聞)
みそ汁に金属部品
9月12日 鈴鹿市(9月13日 毎日新聞三重版)
野菜いために金属ボルト
9月11日 鈴鹿市の小学校
ビニール袋の破片
9月10日 鈴鹿市
給食にプラスチック片
(ブログ者コメント)
給食への異物混入トラブルが、この1ケ月、ちょっと多すぎるのでは?と感じるほどに報道されていたので紹介する。
しかし報道されないトラブルも、結構、あるのかもしれない。
そう思うのは、以下のような情報があったからだ。
娘が通っている小学校で給食に異物混入があったようだ。学校から連絡なし。教育委員会に問い合わせるとビニール手袋の切れ端が入っていた由。教育委員会談、異物混入は日常茶飯事。
http://okwave.jp/qa/q4545646.html
給食を提供する機関は、他所の事例をみて、どの程度、再発防止に取り組んでいるのだろうか?
※給食への異物混入トラブルは、今後も報道されるだろう。
しかし、こういったトラブルは、食の安全という観点から掲載してきたものの、本来は品質管理の問題。
よって、今後は特段のものでない限り、報道の都度、掲載することは差し控える。
2013年10月3日21時24分にNHK京都から、10月3日18時0分にKBS京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後1時半前、京都市右京区太秦の三菱自動車工業の第4工場で火災が発生していると、従業員から消防に通報があった。
消防車20台が出動し、火は約2時間後に消し止められたが、工場の天井部分20m2や配線が焼けた。
この火災で付近には白い煙がたちこめ、一時、騒然となったが、ケガ人はいないという。
同社によると、出火場所はアルミの溶解を行う部屋で、先月末から溶解炉を止め、排気ダクトの工事中だったという。
出火当時は、工事業者8人が足場の溶接や研磨作業をしていたということで、工事中になんらかの原因で天井に火がうつったとみて、警察と消防で詳しい出火原因を調べている。
工場は、京都市中心部にほど近い工場地帯の一角。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2016185601.html?t=1380833334430
http://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2013/10/post-10067.htm
また、10月4日付の京都新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察などによると、ダクトの改造工事を請け負っていた業者が高さ10mの位置で電動ヤスリを使っていた際、火花が飛び散って粉じんに引火した可能性が高いという。
2013年10月5日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、10月4日付で毎日新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前10時40分ごろ、日立市大みか町の日立製作所の研究施設から「火災が発生し、けが人が1人でている」と119番通報があった。
警察によると、けがをしたのは施設の研究員で、同社の関連会社員の男性(44)。顔や右手に軽いやけどをした。
消防署員が、臨海第2研究棟1階の研究室でポリ容器が燃えたことを確認した。
警察の説明では、男性は当時、研究で使用した硝酸液の廃棄作業をしており、ポリ容器に移す際、何らかの原因で小規模な爆発が起き、出火して施設内の一部が焼けたという。
男性は、その際の爆風を受けたとみられる。
出典URL
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20131004ddlk08040174000c.html
(ブログ者コメント)
爆発、硝酸、廃棄という3つの言葉からは、混触が起きたのではないか?ということが想起される。
仮に混触だったとすれば、ポリ容器の中に還元性の物質が入っていたのかもしれない。
硝酸の混触危険性については、下記参照。
http://www.jaish.gr.jp/anzen/gmsds/0597.html
同様な事例として、過去に山形県の半導体工場で、メチルエチルケトン溶液を廃棄しようとして、誤って形状の似ている廃硝酸容器に投入して爆発した、という事例が、失敗知識データベースに掲載されている。
http://www.sozogaku.com/fkd/cf/CC0200053.html
2013年10月2日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR指宿線の生見駅で1日、木製の枕木が焦げているのが見つかった。
鹿児島市内の同線では、4月からこれで5件目。指宿市内でも7月に枕木が炎をあげた。
同線の枕木は木製のまま。列車がブレーキをかけた際に飛び散った火花が枕木に引火したと、各消防機関はみている。
生見駅では1日午前7時40分ごろ、近くの住民の女性(67)が枕木2ケ所から煙が上がっているのを見つけ、夫が119番通報した。2人で現場に戻ると火が上がったため、夫がホースを使って火を消し止めたという。
女性は、「火を消したら、すぐに次の列車が入ってきた」と話した。
記者が現場を見ると、線路の枕木が真ん中でぱっくりと口を開け、その周りが黒く焦げていた。
鹿児島市消防局によると、中名駅そばで4月22日、線路脇の草が焼けた。
8月3日には、喜入駅そばの踏切付近で枕木2本が焼け、草が燃えた。
9月15日にも、喜入駅そばの踏切付近で枕木が焦げ、17日にも中名駅そばで草が焼けた。
指宿南九州本部によると、指宿市の宮ケ浜駅近くで7月13日、枕木が燃えているのが見つかり、消防隊員が消し止めた。
昨年も2ケ所で枕木が燃え、住民が消し止めている。
出火と列車通過の間が短く、現場は駅に近く、火の気はない。列車がブレーキをかけた際に高温の鉄粉が出て引火したと、両消防機関はみている。
JR九州鹿児島支社は、指宿枕崎線で5~9月、枕木が焼けたり焦げたりしたのが27件あったのを把握している。
個々の原因は不明としつつ、「油が枕木に浸みて引火しやすい状況になっている」とも認める。
鹿児島線の一部では、枕木をコンクリート製に換えた。他の区間でも、徐々に換えていくという。
2013年10月4日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。
同様の事例が8月、JR鹿児島線でも3件起きていたことがわかった。3件とも乗務員が消火した。
枕木には腐敗防止のための油がしみ込ませてある。また、線路のポイントには潤滑油が使われ、その油が枕木にしみ込んでいるという。
(ブログ者コメント)
富山県などでの枕木発火トラブルは本ブログでもしばしば紹介したところだが、今度は鹿児島県での事例だ。
この記事などから類推すると、以下のようなメカニズムで発火しているのかもしれない。
○木製の枕木には多数のヒビ割れがあり、また油も浸み込んでいる。
○そのヒビ割れの中に、ブレーキをかけた時の火花が入った。
○火花周辺の油と木材の温度が上昇した。
○温度上昇が起点となって徐々に油あるいは木材の酸化反応が進行し、しばらく経ってから発火した。
※枕木発火トラブルは、ブログ者にとって初耳の事例だったので、これまでは報道の都度、掲載してきた。
今後も報道されることだろう。
しかし、特殊な事例なので、これ以上掲載しても意味がない。
よって、今後は、特段のものでない限り、報道の都度、掲載することは差し控える。
2013年10月2日19時31分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前8時すぎ、天理市三島町の商店街で、高さ8mほどにあるアーケードの屋根を張り替える作業をしていた男性から「同僚が屋根から転落した」と消防に通報があった。
屋根から転落した板金工の男性(64)は病院に運ばれたが、腰などを強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
警察によると、男性は、同僚の3人とともに老朽化したアーケードの屋根を張り替える作業をしていたが、転落を防ぐ安全ベルトを着ける前にバランスを崩して転倒したあと、トタン屋根を突き破って転落したという。
現場はJR天理駅に近い商店街で、通行人などにけがはなかった。
警察は、事故の詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nara/2054978111.html?t=1380757238391
2013年10月4日19時29分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口県内の8市町で、給食の牛乳を飲んだ小中学生が体調不良などを訴えていたことが、県教委への取材でわかった。
製造元のやまぐち県酪乳業(下関市)は、県内全19市町のほとんどの公立小中学校に1日計約12万本の牛乳(200cc)を提供しているが、4日、原因を調べるため製造を停止した。
県教委などによると、下関市の3つの小中学校で2日、児童・生徒8人が牛乳を飲んだ後、腹痛や下痢のほか、「いつもと味が違う」といった違和感を訴えた。
同日、保健所などが牛乳や製造ラインを確認したが、問題はなかった。
ところが、3日にも山口市など7市町の児童・生徒が違和感を訴えたため、同社は4日に製造ラインを止め、改めて検査している。
同社の担当者は取材に「エサや季節などで牛乳の味は変わる。その変化を児童や生徒が感じ取ったのではないか」と話している。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1004/SEB201310040031.html
ちなみに10月5日付の中国新聞からは、朝日新聞の記事と内容が異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口県内の学校給食用の牛乳を飲んだ子どもから「味やにおいがいつもと違う」という指摘が相次ぎ、宇部市の一部を除く約500校の給食で4日、牛乳の提供が中止された。
県教委によると、牛乳自体に問題は確認されておらず、健康被害も報告されていないが、製造するやまぐち県酪乳業(下関市)は同日、製造ラインを止め、問題がないか点検した。
県と県酪によると、2日に下関市の中学で生徒4人から「牛乳の味がいつもと違う」と指摘があったという。
同日、市保健所と県酪が同校の牛乳を検査したが異常はなく、工場で風味も検査したが問題はなかった。
県教委が3日に全市町に聞き取りしたところ、岩国や下松など8市町でも同様の指摘があることが判明。
周南市では3日、4校の児童計約650人が「味が薄い」などと指摘したため、市教委が4日の牛乳を見合わせることを県酪に伝えた。
下関市保健所は3日も県酪の工場を立ち入り検査。異常は確認されなかったが、県酪は4日から給食用牛乳の製造を自主的に止め、製造ラインや配送過程を調査している。
各学校は牛乳が提供できないため、家庭にお茶を持参するように要請するなどして対応した。
県酪では、宇部市の一部を除く小中学校約500校の計約12万人分の給食用牛乳を製造している。
製造割合は瓶が約90%、紙パックが約10%で、指摘があったのはいずれも瓶の牛乳だったという。
出典URL
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201310050054.html
2013年10月8日11時57分に読売新聞から、点検結果問題なかったので出荷を再開するという記事がネット配信されていた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131008-OYT1T00036.htm
(ブログ者コメント)
朝日新聞と中国新聞、どちらの記事が正しいかは不明。
仮に朝日新聞の記事が正しいとすれば、エサなどで味が変わっただけで下痢するものなのだろうか?
その点が気になったので紹介する。
2013年10月4日18時58分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市小倉北区で街路灯の高さ5mの鉄製の柱が倒れているのがみつかり、北九州市は老朽化による腐食が原因とみて、古い柱の緊急点検を始めた。
北九州市によると、今月1日、小倉北区浅野の西日本総合展示場の近くで街路灯の柱1本が倒れているという通報が寄せられた。
市が確認したところ、倒れた柱は25年前に設置され、高さが5m、直径14cmの鉄製で、根元が腐食していたという。
けが人はいなかった。
北九州市は、老朽化で根元の腐食が進んだことが倒れた原因とみて、市内の老朽化した街路灯の柱、800本あまりについて緊急点検を始めた。
倒れていた柱が見つかった現場の近くでは、市の職員が小型のハンマーで柱の腐食の進み具合を確認し、倒れる危険がある柱については、電動カッターを使って切断し、撤去していた。
この現場では、1日で7本の柱を撤去したという。
街路灯で使われる鉄製の柱は価格が1本50万円前後で、耐久年数は20年から30年だという。
北九州市道路維持課の向井係長は、「腐食が進んだり傾いたりした柱やカーブミラーなどを見つけたときは、市に情報を寄せて欲しい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025034831.html?t=1380917629281
2013年10月3日付で朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
横浜市緑区のJR横浜線の踏切で1日、男性(74)を助けようとした女性(40)が列車にはねられ死亡した事故で、踏切には最新型の障害物検知器が設置されていたが、反応していなかったことが、JR東日本への取材でわかった。
主に自動車を検知する設定になっていたことなどから、反応しなかったとみられるという。
JR東日本横浜支社によると、装置は事故のあった川和踏切に1基設置。
立体的にレーザー光線を出し、警報音が鳴り始めた後で踏切内に数秒間とどまった物体を検知できる。
検知すると、踏切前の信号が光り、運転士が急ブレーキを操作する仕組みだ。
ただ、検知器は誤作動を防ぐため、自動車ほどの大きさがないと反応しない設定になっており、人は検知しない場合があるという。
国土交通省は省令で、大事故につながる車との衝突を防ぐよう鉄道事業者に求めているが、人との事故には触れていない。
鉄道事業者が踏切に非常ボタンや障害物検知器を設置する法的義務もない。
結局、運転士は目視で線路上の人影に気づき、現場の約200m手前で急ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。
出典URL
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201310020895.html
(ブログ者コメント)
この女性の勇気ある行動に対し、官房長官や横浜市長が通夜に弔問に訪れるなど、社会的に大きな反響があった事故だった。
合掌。
2013年10月1日18時50分にNHK関西NEWS WEBから、10月1日21時42分にサンスポ(共同)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後6時前、東大阪市下六万寺町にある8階建てのマンションで「爆発があった」と近所の人から消防に通報があった。
警察によると、マンションの2階の部屋で作業員の男性2人が引っ越しのため、上下に2つ取り付けられていたうちの下の室外機を取り外す作業をしていたところ、ベランダにあった室外機が突然爆発したという。
室外機は原形をとどめないほど変形し、部屋の窓ガラスも割れた。火災は起きていない。
2人は、爆発の衝撃で割れた窓ガラスで足などを切るけがをして病院で手当てを受けているが、命に別状はないという。
1人は爆発の勢いで数m吹き飛ばされたとみられる。
警察によると、2人は「エアコンの室外機の配管を外そうとしたら突然、爆発した」と話しているということで、警察は当時の状況や爆発の原因を調べている。
現場付近は消防車や救急車がかけつけ、マンションから避難してきた住民らで一時、騒然とした。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131001/4952191.html
http://www.sanspo.com/geino/news/20131001/acc13100121430000-n1.html
(ブログ者コメント)
家庭用エアコンの室外機が爆発したなど、聞いたことがない。
そこで調べてみると、東京都のHPに2012年10月、粉々になった室外機の写真付きで下記趣旨の記事が掲載されていた。
冷媒回収作業中、手順を間違えて配管内に空気が入ると、圧縮により冷凍機油が発火点に達し、瞬間的に爆発が起きてコンプレッサーが破裂する。取り外しには専門的な技術が必要。
平成22年7月から平成24年9月まで4事例発生。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2012/10/40ma4100.htm
冷凍機油が爆発する・・・?
その辺のメカニズムは書かれていないが、ミスト状の油が発火すること以外、酸素分圧が高まったため、あるいはフィルムデトネーションということも考えられる。
それはさておき、今回の事故も同じ原因だった可能性がある。
もしそうだとすれば、なぜまた起きたのか?
業界団体経由で、この情報がまだ末端の取り外し業者に浸透していないということだろうか?
それとも、業界団体に所属していない業者が取り外したということだろうか?
ちなみに10月2日夕方のテレビ朝日Jチャンネルを見ていたら、過去の事例に簡単に触れた後、以下のように報道されていた。
作業していたのはアルバイトの2人で、作業手順は間違っていないと話している。
2013年10月2日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時ごろ、狭山市柏原、段ボール製造会社「Ⅾパックス」工場内で、同社社員の男性(40)が段ボールを切断する型抜き機の鉄板に頭を挟まれ、病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
警察によると、男性は型抜き機を停止させ、型枠を交換していたところ、突然型抜き機が動きだして挟まれた。男性が倒れているのを同僚が発見、119番した。
事故当時、男性は同僚らと3人で型抜きの作業を行っていた。
警察で詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/10/02/06.html
(ブログ者コメント)
元電源を切らずに交換作業していたのかもしれない。
2013年9月30日23時58分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本は30日、団体臨時列車用の車両6編成で、運転士が急病になった際などに働く緊急列車停止(EB)装置が配線ミスで作動しない状態だったと発表した。
16年近く気付かなかったが、運行トラブルはなかったとしている。
JR東によると、平成9年12月に自動列車停止装置(ATS)を新たに取り付けた際、EB装置の回路の図面が誤っていたのが原因という。
EB装置は、運転士が運転機器を1分間操作しないとブザーが鳴り、さらに5秒間操作しないと自動的に非常ブレーキがかかる仕組み。
総武快速線の幕張-稲毛間を回送中の「ニューなのはな」で9月14日、EB装置の警報ブザーが突然鳴りやまなくなった。
運転士の報告で調べたところ、この車両を含む485系の6編成でミスが発覚。
JR東は配線をやり直し、正常に作動することを確認した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131001/dst13100100010000-n1.htm
(ブログ者コメント)
このような安全装置なら、問題なく作動することを定期点検などで確かめていないのだろうか?
それとも、点検の方法に問題があったのだろうか?
2013年9月30日13時10分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、標識の図付きでネット配信されていた。
東京消防庁は30日、高層ビルや高層マンションで火災が発生した場合、来月から高齢者や障害者に限り、非常用エレベーター(EV)での避難を認めると発表した。
これまでは、日常的に使用しているEVも含め、EVでの避難をしないよう指導してきたが、高層ビルの増加や高齢化の進展で、階段での自力避難が困難な住民が増えたことが理由。
総務省消防庁によると、火災時に非常用EVの使用を認めるのは全国で初めてという。
非常用EVは建築基準法で、高さ31m(11階程度)を超える建物に設置が義務付けられている。
ビルの利用者や住民が日常生活で使うEVとは別に設けられ、火災時は外部に通じる避難階にある防災センターで昇降を管理する。
予備電源や防災センターとの通信手段も確保され、消防隊員の移動にのみ使用が許されていた。
東京消防庁によると、都内の15階建て以上の建物は2000年は638棟だったが、10年には約2.5倍の1640棟まで増加。11階以上で発生した火災件数も00年の37件に対し、12年には106件に増加している。
実際、高齢者らが高層階から階段で避難を強いられるケースが増えているとみられ、今月20日にあった荒川区南千住の都営住宅(32階建て)26階で発生した火災では、一部の高齢者や障害者は避難を諦めていた。
24階で1人暮らしをする女性(90)は足腰が弱く、歩行補助用品のショッピングカートを押しながらでないと歩行できない。「危なくて階段では下りられない」と自室にとどまった。
27階で寝たきりの長男(19)と暮らす女性(44)は「10kg以上の車いすを持ちながら階段で移動するのは不可能」と話す。
非常用EVでの避難が認められる高層ビル・マンションは、都が実施する試験などに合格した有資格者が防災センターにいることなどが条件で、事前に東京消防庁の審査をパスすることが必要。
非常用EV前に避難者が集まることのできる「一時避難エリア」の設置も求められる。
同庁は避難時に利用可能であることを示す新たな標識を作製。既存の建物に加え、新築の高層ビルやマンション業者らに周知を図る方針だ。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000e040191000c.html
2013年10月1日16時49分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後3時半頃、さいたま市大宮区三橋の民家前で、会社員の男性(27)が鉄パイプの束(12~20本)をトラックの荷台に積み込む作業をしていた際、崩れてきた鉄パイプの下敷きになった。
病院に搬送されたが、約2時間後に死亡した。
警察によると、1本の鉄パイプは長さ3~4m、重さ約10kg。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131001-OYT1T00605.htm
2013年9月30日13時43分に朝日新聞から、10月1日付で読売新聞岐阜版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前8時55分ごろ、岐阜県関市の関警察署の駐車場で、拳銃の点検作業をしていた同署の副署長(58)が過って銃弾を落下させた。
銃弾はアスファルトの地面に当たって破裂し、弾頭が約5m先まで飛んだ。
この日は同署の警察署協議会が開かれており、地域の自治会長ら7人が作業を見ていた。けが人はなかった。
同署によると、副署長は点検補助官として、警部補以下の署員28人の装備品の確認をしていた。
拳銃の弾を弾倉から取り出す際、手のひらから過って落としたという。
破裂した銃弾の破片が副署長の左手の指に当たったが、けがはなかったという。
署長は「署員への指導・教養を徹底します」とのコメントを出した。
点検は月1回実施され、拳銃や警棒、手錠などの装備品や服装の確認が行われている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0930/NGY201309300011.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20131001-OYT8T00065.htm
2013年8月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
(2013年10月7日 修正1 ;追記)
○府警は、露店を複数回出店したことがあり、携行缶の取り扱いを熟知していたと判断して、業務上過失致死傷容疑で、露店の店主を逮捕した。
店主は、携行缶を移動させようとした時にキャップが飛んだと供述。自身が蓋を開けた点を否認。被害者に対しては謝罪。
発電機からの熱風は250~350℃に達した可能性あり。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20131002000188
○消防庁は火災対策に関する報告書をまとめた。その中で露店に消火器などの配備を義務化。主催者にも防火担当者の選任などを求める。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131002/waf13100219410026-n1.htm
○露店店主の供述。
*携行缶は発電機から離れた場所に置いていたが、見物客が発電機のそばに動かした。
*携行缶は手で持てないような熱さだった。ガスを抜けばまき散らすことになるので、タオルでくるんで遠ざけようと思った。
○しかし府警によると、複数の観客が店主が蓋を開けているのを目撃。
http://mainichi.jp/area/news/20131003ddf041040015000c.html
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20131004000099
○死傷者全員が、携行缶から5m以内にいた。
○携行缶の蓋には、吹き飛んだ時にできるような目立った損傷はなかった。
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2016185591.html?t=1380833260971
○業界関係者は、キャップが通常通り閉められていれば、内圧で飛ぶことはないと指摘。
○ガソリンの危険性は、まだ一般に広く浸透していない。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131003/crm13100322050014-n1.htm
(2013年10月11日 修正2 ;追記)
○露店店主の供述
*発電機は満タンにしていたので給油する必要はなかった。
*携行缶は発電機から3m離していたが気付いたら真横にあった。タオルでくるみ石段下に移動させようとした。
*危険性を考え減圧ネジは緩めなかった。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131010/waf13101010100011-n1.htm
(2013年12月8日 修正3 ;追記)
○露店店主は、自分でキャップを開けたことを認めた。
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/131107/evt13110710160002-n1.html
○花火大会実行委員会は、重軽傷を負った観客に休業補償の支払いを始めることを発表した。
http://www.ryoutan.co.jp/news/2013/12/07/007308.html
(2014年1月16日 修正4 ;追記)
(2014年1月14日19時21分 NHK京都)
14日の2回目の裁判に検察側証人として、火災原因の調査が専門の諏訪東京理科大学の須川修身教授が出廷し、警察が事故後に行った実験や当時の写真を見ると容器の内部の圧力が通常の倍の2気圧となり温度はおよそ70℃になっていたとした実験結果と同じ状況が起きていたことは十分考えられると述べた。
(2014年1月15日11時39分 読売新聞)
事故原因の意見書を作成した大学教授は、爆発時、屋台近くにあった携行缶の内圧は外気の2倍に高まり、ガソリンは6~7m噴出したと推測できると述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140115-OYT1T00463.htm
(2014年2月7日 修正5 ;追記)
(2014年2月3日14時30分 京都新聞)
第3回公判で被告の妻は、出火した露店周囲の混雑を「入り口をふさいで人が座るくらい。火を扱い、当たったら危険なので夫も私も『(発電機には)近づかないで』と注意していたが聞いてもらえなかった」と述べた。
ガソリン携行缶の管理や被告の指示については「日陰に置き、温度が高い所には置かないようにと言われていた」と説明した。
発電機などに観客が近づかないように注意した程度を問われ、「個人で注意しても聞いてもらえないことがあるので、警察や消防にも注意してもらうように言っておけばよかった」と語った。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140203000064
(2014年2月6日21時53分 NHK京都)
被告は「多くの客が並んでいて給油を早く終わらせようと焦っていた」、「発電機から50~20cm離していたが、(観客に移動させられて)3cmほどの距離になっていた」、「容器は経験したことのない熱さになっていたがガソリンが噴き出すとは予測できなかった」と述べた。
(2014年2月6日13時58分 msn産経ニュースwest)
被告は公判後に記者会見し、「刑務所に行くだけが償いと思っていない」など、あらためて謝罪した。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140206/waf14020614000023-n1.htm
(2014年4月13日 修正6 ;追記)
(2014年4月11日 読売新聞関西)
1審で禁錮5年の実刑となった屋台店主は控訴せず、判決が確定した。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140411-OYO1T50030.html
2013年9月30日11時10分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前0時45分ごろ、大阪市淀川区と大阪府吹田市の境を流れる神崎川にかかるJR東海道貨物線上神崎川橋梁から、作業員の男性(21)が約5m下の川に転落した。約1時間後に救助されたが、病院で死亡が確認された。
警察によると、線路の枕木の交換工事のため、事故の約15分前から8人で作業にあたっていた。
男性は、橋の下に転落防止用のシートをかける作業中だったという。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0930/OSK201309300012.html
2013年9月29日18時4分にNHK岐阜から、9月29日9時10分に岐阜新聞から、9月29日23時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
可児市によると、今月2日蘇南中学校で給食用のパンのうち数個にコバエが入っているのが見つかったほか、今月9日にも東明小学校で給食に出されたクロワッサンのうちおよそ100個にコバエが入っているのが見つかった。
コバエの大きさは1mmから2mm程度でパン1個に1匹から4匹程度入っていたということだが、市では「健康に影響のない部分は食べる」とする手引書に従い、パンが焼かれていることから安全だとして付着部分を取り除いて食べるよう指導したという。
パンはいずれも同県御嵩町のパン工場が製造。焼き上げる前に付着したとみられる。
入っていたコバエは愛知県豊田市や東濃地域でことし大量に発生している「クロバネキノコバエ」とみられるということで、市と保健所ではパンの製造工場に対し立ち入り検査を行って、網戸の網目を細かいものに替えたり、パンをのせる鉄板の清掃を徹底したりするよう改善を指示したという。
給食にパンが出るのは毎週月曜日。16、23の両日は祝日で給食がなかった。30日は別のパン工場に頼んだ。
市教委は「手引書に従ったが、気にされる方もいる。手引書の改訂を考えている」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084899641.html?t=1380572775729
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130929/201309290910_21031.shtml
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000m040080000c.html
2013年9月30日8時10分に読売新聞からは、手引書どおりに対応していない部分もあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委が作成した手引書に、給食に数十個の異物混入が確認された場合、児童に飲食を中止させる取り決めがあったことが分かった。市教委が29日、発表した。
発表によると、手引書には「健康に影響がないと判断した場合は食べる」という決まりがあったが、別に「異物混入が数十個の場合は飲食を中止する」との取り決めがあった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130929-OYT1T00747.htm
2013年10月1日付で毎日新聞岐阜版から、ハエの入ったパンを売ることは考えられないと市長がコメントしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
冨田市長は30日の記者会見で、「ハエの入ったパンを売ることは考えられない。ハエが大量発生しても(食品工場内に)入らないような対処法はある」と述べ、市教育委員会に対策を求める考えを示した。
冨田市長は、「異物混入が数件なら取り除いて食べる。数十件の場合は飲食を中止する」などとした学校給食のマニュアルについて、「昔とは(社会環境が)違う。マニュアルを確認、(数件であっても)子どもの安全を第一に考えるよう申し入れたい。市教委の問題ではあるが、子どもの安全という意味では私に権限がある」と述べた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20131001ddlk21040104000c.html
2013年10月2日20時14分にNHK岐阜から、コバエの大量発生に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県内では10月に入っても「クロバネキノコバエ」という小さなハエが大量に発生して住宅などの建物に入り込み、住民生活に影響を与えている。
岐阜県内ではここ数年、東濃や中濃地域で7月と9月に小さなハエ、「コバエ」が大量に発生し、先月、可児市では小中学校の給食でコバエの入ったパンが出される問題も起きている。
コバエは体長1mm程度で窓を閉めていても隙間から建物の中に入り込んでくるため、富加町に住む森さんは自宅でコバエの死がいの掃除に追われていた。
森さんは「ひどいときは朝だけで3回掃除することもあります。本当に何ともしようがありません」と話していた。
また、各自治体によると、学校では暑い中でも窓を開けて授業ができず、子どもたちが集中できない時期もあったという。
専門家によると、このコバエは「クロバネキノコバエ」で、刺したり病気を媒介したりはしないが、最近では、平成19年は静岡県内で、平成22年と23年には愛知県の三河地方や岐阜県東濃地域でも、相次いで大量発生が報告され。
例年は、涼しくなると発生は収まるが、ことしは10月に入っても発生が続いているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084921861.html?t=1380756988396
(ブログ者コメント)
小さなハエが大量発生して対応に苦慮しているのかもしれないが、それとこれとは別問題だ。
ハエが一緒に焼かれたパンなど、不良品の最たるもの。
そんなものを売ったなら、町のパン屋さんだと、店がつぶれるかもしれない。
この点、市長のコメントは一般市民の気持ちを代弁するものだと感じた。
それにしても、2日の数匹混入発覚時点で、見つけた学校はこのパン工場にクレームを入れたのだろうか?
もし、入れてなかったとすれば、他校にも波及する可能性が高いこの問題に関し、再発防止策を講じなかった、その学校にも問題があると感じた。
もし、入れていたとすれば、パン工場は、そのクレームに対し、どう対応したのだろうか?それとも放置した?結果論としては、クレーム対応が遅れたパン工場側に問題があると感じた。
2013年9月29日14時42分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前9時ごろ、滋賀県高島市鴨で、台風18号の災害ボランティアとして復旧作業をしていた高島市内の中学2~3年の女子生徒3人の顔面などに、誤って飛び散ったシンナーがかかった。3人は病院に運ばれたが、けがはなかった。
警察によると、3人は被災した住宅の敷地内で廃材の撤去などに当たっていた。
その際、近くで作業をしていたパワーショベルが廃材に交じっていた金属製の缶をつぶし、中に入っていたシンナーが飛び散って3人にかかったという。
高島市では、台風18号による河川の決壊などで、97棟が床上浸水するなどの被害を受けた。
復旧作業のため、29日も約300人が災害ボランティアとして駆けつけ、被災家屋から土砂をかき出したり、廃材を撤去したりする作業に当たっていた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130929/waf13092914440006-n1.htm
(ブログ者コメント)
よくぞ、シンナーが眼の中に入らなかったものだ。
化学産業などでは、いつ、どこから、どんな物質あるいは有害な液体が飛んでくるかわからないので、現場にいる時は安全メガネを着用するよう義務づけている事業所がある。
しかし今回の事例から考えると、化学産業などよりは災害復旧現場のほうが、そういった事故に遭う可能性は高いと言えるのかもしれない。
とすれば、災害復旧現場では、マスクだけでなく安全メガネも着用するようにしたほうがよいのかもしれない。
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月30日付の京都新聞紙面に、2人の目にかかったが軽傷など、事故時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。よってタイトルも一部修正した。
廃材を撤去中のパワーショベルが一斗缶をつかんだところ、中に入っていたシンナーが飛び散り、近くにいた女生徒3人にかかった。2人が目にかかったが軽傷という。
警察などによると、3人は、床上浸水の被害を受けた仏壇販売会社で、商品陳列棚を運び入れる作業を行う予定だった。
他の生徒や教諭ら計26人と当日朝に参加を申し込み、現場に到着した直後に一斗缶からシンナーが飛散したという。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。