2013年12月21日17時38分に北日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前10時50分頃、南砺市安居のK工業安居仮置場で、作業中のクレーン車から、アーム先端にある重さおよそ100kgの補助用のフックが、およそ15m落下し、下で作業していた会社員の男性(48)の頭を直撃した。
男性は救急車で病院に運ばれたが、頭の骨を折るなどして、意識不明の重体。
男性は、同僚など4人と21日午前8時頃から、1枚およそ3トンの鉄板を運び出す作業をしていて、同僚がクレーン車のアームを伸ばしたところ、アームの先端に2つあるフックのうち補助用フックをつないでいたワイヤーが切れ、落下したという。
事故当時、クレーンは鉄板を運んでいない状態で、男性はヘルメットをかぶって作業をしていたという。
警察は、作業中の安全対策が充分だったかなど、調べを進めている。
出典URL
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=1998
(ブログ者コメント)
労安法42条「保護帽の規格」の衝撃吸収試験では、5kgの重りを1m高さから落とす由
(ミドリ安全㈱資料より)。
http://www.midori-helmet.jp/dictionary/
100kgのフックが15m高さから落ちてきては、ヘルメットを着用していても、役には立たなかったのかもしれない。
(2014年1月23日 修正1 ;追記)
2013年12月22日付の北日本新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
クレーン車のアームの先端から円筒形フック(高さ75cm、直径25cm、重さ100kg)が約15m落下し、建設会社社員の男性(48)の頭部を直撃した。
警察によると、男性はK工業の製品運搬を請け負う会社の社員。
同8時ごろから同僚とともに、クレーン車で吊り上げた鉄板をトラックの荷台に積み込む作業をしていた。ヘルメットはかぶっていた。
同僚がアームの長さを調整していたところ、ワイヤーが突然切れてフックが落下したという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。