







2013年8月16日19時37分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
古い扇風機が発火する事故が後を絶たない。
メーカーから消費者庁への16日までの報告によると、猛暑続きのこの夏、部品の劣化が原因とみられる事故がすでに5件発生している。
6月下旬、東京都葛飾区の小学校で、職員の更衣室から出火するぼやがあった。煙の中に飛び込んだ職員が扇風機から炎が上がっているのを見つけ、消火器で消し止めたが、児童が一時避難する事態になった。
扇風機は1970年製。備品台帳には載っていなかった。
校長は「古い扇風機の危険性は知っていたが、物を大事に使うという意識もあり、認識が甘くなっていた。火災報知機が作動したおかげで大きな事故にならずに済んだ」と話す。
家電製品の事故を調査する製品評価技術基盤機構(NITE)によると、扇風機の火災は、長年使い続けた部品の性能が低下して不具合を起こす「経年劣化」が原因となることが多い。
羽根の裏側にあるモーター部分から発火するのが典型的な例だ。
製造後10年から起き始め、30年を超えると発生頻度が急に高まる。
今夏報告された5件も、いずれも製造後35年以上たった製品の事故だった。
経年劣化による事故は、かつてはブラウン管テレビが多かったが、薄型テレビへの移行が進み、扇風機が最多になった。
NITEが経年劣化が原因と特定した扇風機事故は、過去6年間で火災を中心に101件。うち死者やけが人が出た事故が9件、建物や物品の被害が62件。
就寝中や外出中は発見が遅れ、重大な結果につながりやすいという。
メーカーや業界団体は、古い扇風機は廃棄するか、注意して使うよう呼びかけてきた。
2009年度からは製品に「標準使用期間」を示し、これを過ぎると経年劣化による事故の恐れがあることを明記している。
経年劣化を原因とする扇風機事故のうち、2割は学校や保育園、病院、会社事務所など家庭外で起きている。
使う人と管理する人が違ったり、所有者があいまいだったりする場合も多い。
あるメーカーの品質管理担当者は「家庭よりも危険性が見過ごされやすい」と話す。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0816/TKY201308160261.html
(ブログ者コメント)
○古い扇風機の火災は以前から問題になっており、ネットでも関連情報が数多くある。
○NITEが、今年7月25日付で再注意喚起のために報道発表した資料は下記。
http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs13072502.html
2013年8月16日3時18分に毎日新聞から、事故の様子を伝える下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ドーン。灯籠流しとともに上がる花火を見ようと何万人もが集まった河川敷に突然、爆発音が起こり、火柱が上がった。
次の瞬間、服に火が付き、地面に転げ回って消そうとする人も。
お盆の花火会場を襲った突然の惨状に、観客は散り散りに逃げまどった。
現場近くにいた男性は「花火の打ち上げ開始の数分前、音無瀬橋のすぐ近くに並んでいた屋台の方から突然、爆発音がして、火柱が2回上がった」と驚いた表情で話した。
左足に軽いやけどを負って病院で治療を受けた会社員男性(27)は、屋台の裏で携行缶から気化したガソリンが爆発する瞬間を目撃したという。
「屋台の男性がガソリンをつぎ足そうと携行缶のふたを開けた瞬間、プシュという音がして、気化したガソリンが携行缶から噴き出した。男性は携行缶を振り回していたが、1〜2秒して発火した。あわてて伏せて顔を上げると、屋台が黒く焦げ、火だるまになっている人が見えた。『爆発だ!』『逃げろ!』と悲鳴が上がった」と話した。
爆発直後、河川敷では、火だるまになった5、6人がのたうち回りながら、約20m先の由良川に向けて飛び出した。この中には子どももいたという。
近くにいた男性は「火だるまになった人が逃げまどう際、ごった返す花火客らにぶつかって、火が別の人にも移り、地獄のようだった」と声を震わせた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130816k0000m040082000c.html
以下、その後の主だった報道のポイントを記す。(添付URLは代表記事)
○ベビーカステラ屋台の店主(38)は、発電機ならびに発電機用燃料のガソリンが入った20ℓ用携行缶を、屋台後方4~5mの、階段状になっている土手(11段)の4段目付近に置いていた。
その土手は花火がよく見えると評判の場所で、見物客が特に密集していたが、運転中の発電機からは熱い排気ガスが出ていて、そのそばには近寄れないほどだった。
http://www.asahi.com/national/update/0816/OSK201308160030.html
http://mainichi.jp/select/news/20130818k0000m040127000c.html
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130818000014
○携行缶は午後3時ごろから直射日光の当たるその場所に置かれており、しかも発電機との間は30cmほどで排気ガスが当たっていた。
http://www.asahi.com/national/update/0818/OSK201308180176.html
http://www.asahi.com/national/update/0818/OSK201308180176.html
○店主は運転中の発電機にガソリンを補給しようと見物客をかき分けるように階段を上がり、携行缶についた減圧ネジを緩めることなく、注ぎ口の蓋を開けた。
http://www.asahi.com/national/update/0816/OSK201308160207.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013890511.html?t=1377033710007
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130821000020
○その瞬間、携行缶から蒸気と液体が混じった状態でガソリンがピューッと水のように高さ2~3mまで噴出した。その勢いは11段ある階段の一番上にまで達するほどで、付近にいた見物客にかかった。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130817/waf13081712440017-n1.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013840031.html?t=1376774175404
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130821-OYT1T00253.htm
○店主は、見物客にかからないよう、噴出するガソリンを手で押さえながら向きを変えたが、そのために大勢の見物客にガソリンがかかった。
店主は見物客の少ない屋台方向に階段を下りたが、近くにベビーカステラを焼く鉄板の炎があったため、引火して1回目の爆発が起きた。噴出から爆発まで10~30秒。
http://www.asahi.com/national/update/0817/OSK201308170100.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130817/waf13081723490033-n1.htm
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013082001002438.html
○爆発は2回起きたが、2回目当時、ガス臭はなく、またオレンジ色の炎の様子などからみて、2回目もガソリンが爆発した模様。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130817-OYT1T00019.htm
○被害は、最初の噴出でガソリンが服や身体にかかった土手側の見物客に集中。通路側にいた見物客の被害は軽度だった。
http://mainichi.jp/select/news/20130817dde041040022000c.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130819/waf13081906300000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130820/waf13082008130001-n1.htm
http://mainichi.jp/select/news/20130819k0000m040129000c.html
○土手側にいた見物客3人が死亡、負傷者は57人で、うち15人が重傷という大事故になった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130819-OYT1T00856.htm
○現場には、22年前に市内で起きた列車事故を教訓に、市が万一に備え、大型バスを用意していたため、軽傷者などの搬送に役だった。
消防は、当初、原則にのっとり、症状の軽重を判断し優先順位を決めるトリアージを始めたが、大混乱に加え、河川敷に十分な空間がないことから断念。まずは一気に病院に搬送し、病院で改めて実施する異例の対応を決めた。
事故の数分後に連絡を受けた市民病院は医師や看護師を呼び出し、総出で治療にあたった。
また、周辺病院に医師の派遣を要請する一方、京都、大阪、兵庫にある9病院から災害派遣医療チーム(DMAT)が送り込まれ、医療救護や転院先の調整などにあたった。
http://www.asahi.com/national/update/0817/OSK201308170046.html?ref=com_rnavi_arank
○主催者側は、屋台の暴力団排除や雑踏警備、救護などは事前に準備、対応していたが、防火対策はとらず、業者まかせだった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130816-OYT1T01012.htm
http://mainichi.jp/select/news/20130817k0000m040109000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20130820k0000m040113000c.html
○事故後、全国各地のイベントで屋台の防火対策に対する確認、啓蒙が行われている。
また、消防庁は全国の消防本部宛、多くの観客が集まるイベントがある場合は主催者や露店業者に対し、火災予防のための指導を徹底するよう通知した。
http://www.asahi.com/national/update/0817/OSK201308170182.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013878301.html?t=1377040440482
2013年8月16日8時28分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後4時頃、長野県塩尻市広丘高出のパチンコ店駐車場で、駐車中のワゴン車1台が爆発、炎上し、周囲の乗用車や軽ワンボックス車など4台に燃え広がって計5台が燃えた。
爆発したワゴン車の持ち主で、車内にいた建設業の男性(60)が手や顔などにやけどを負う軽傷。
警察によると、ワゴン車の荷室には、草刈り機と、草刈り機用の燃料(ガソリン混合油)を入れた容器が積んであった。
警察では、燃料が暑さのためガス化して車内に充満していたところに、男性がたばこを吸おうと付けた火が引火して爆発したとみて、失火の疑いで男性から事情を聞いている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130816-OYT1T00029.htm
2013年8月15日8時11分にNHK山口から、また、8月15日付の毎日新聞山口版と朝日新聞山口版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。8月15日付の山口新聞紙面にも、同主旨の記事が掲載されていた。
14日午後3時すぎ、山口市阿東徳佐下の阿武川で「測量中に男性が川に落ち、沈んでいくのを見た」と、対岸で目撃した男性の同僚から警察に通報があった。
警察によると、男性はおよそ1時間後に消防によって川岸に引き上げられたが、搬送先の山口市内の病院で死亡が確認された。警察によると、死因は溺死。
死亡したのは、測量会社の社員の男性(56)。
事故当時、男性は先月28日の記録的大雨で被害を受けた国道315号を復旧する工事のために測量をしていて、国道に並行する阿武川に転落したという。
警察によると、男性は川岸を測量機器を持って歩いていて足を滑らせ、約1.5m下の川に落ちたらしい。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063775681.html?t=1376523705922
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20130815ddlk35040257000c.html
(2013年8月26日 修正1 ;本文修正)
山口新聞に掲載されていた死因を、本文に追記した。
14日正午ごろ、銚子市の「銚子ポートタワー」の女性従業員から「駐車場で車が燃えている」と消防に通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、車の椅子などが焼けこげていて、観光に訪れていた都内に住む40歳の専門学校の男性講師と27歳の女性が腕や首などにやけどをしていたという。
2人は救急車で病院に運ばれて手当てを受けたが、やけどの程度は軽いという。
警察によると、男性は「駐車場にとめてあった車の中の温度が高く体を冷やすために持っていた冷却スプレーをまいた。しばらくドアを閉め切った後に女性といっしょに車に乗り、たばこを吸おうとライターで火をつけたところ爆発音とともに車内に引火してしまった」と話しているという。
男性が車内にまいたスプレーには「高圧液化石油ガス」という可燃性の成分が含まれていて、警察はこのガスに引火したものとみて調べている。
現場は、銚子市の海岸沿いにある「銚子ポートタワー」と呼ばれる観光地の駐車場。
車の中は一部が焼け焦げていて、紙の燃えかすの他、冷却スプレーも残されていた。
車のすぐ脇には焦げたティッシュペーパーも落ちていた。
駐車場の車両整理の男性は、「ボーンという爆発音がしたあと車から煙が出てきた。駆けつけると車内ではティッシュペーパーなどが燃えていて怖いことが起きたと思った」と話していた。
【可燃性ガス引火に注意を】
体を冷やしたり汗を抑えたりするスプレーをめぐっては、独立行政法人のNITE=製品評価技術基盤機構が、思わぬ事故が発生する恐れがあるとして注意を呼びかけている。
それによると、平成23年8月、室内で冷却スプレーを使った人が、たばこを吸うためにライターに火を付けたところ、室内が焼けた上、手足に重いやけどを負う事故があったということで、室内にたまった可燃性のガスに引火したことが原因だと見られるという。
さらに先月12日には、大阪・河内長野市で軽乗用車の中で男性が制汗スプレーを体に吹き付けたあとにたばこに火をつけようとしたところ、引火して男性が顔や手にやけどを負った上、車が全焼する火事も起きている。
NITEは、可燃性のガスを含むスプレーの使い方に十分、気をつけるよう注意を呼びかけている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083771901.html?t=1376523090513
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130814/crm13081419050013-n1.htm
また、2013年8月15日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
ライターの火をつけたところ、「ボン」と小さく爆発したという。
男性らは、自力で車外に脱出した。
他の車などに被害はなかった。
(ブログ者コメント)
○河内長野市の事例など同種事例を本ブログに掲載済。
2013年8月14日23時38分に山陽新聞から、8月15日2時0分にmsn産経ニュース岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前10時20分ごろ、新見市西方の食肉処理工場「M畜産岡山事業所」で、冷蔵室の改修工事をしていた男性作業員7人が気分が悪いなどと体調不良を訴えて救急搬送され、うち4人が入院した。
男性1人(19)が一時意識を失う重症となったが間もなく回復。6人(20〜60代)は軽症。
搬送された病院の検査の結果、COの血中濃度が危険とされる10%以上だったという。
警察によると、作業員8人が午前9時半から、鉄骨平屋の事業所内の冷蔵室(幅約9m、奥行き約12m、高さ約3m)で、削岩機と特殊カッター各1台を使ってコンクリートの床を剥がしていた。
同10時15分ごろ、7人が「吐き気がする」「頭がふらつく」と言って突然倒れ、無事だった1人が119番したという。
冷蔵室の換気口は出入り口ドア1カ所だけで窓はなく、事故当時は空気を屋外に出す排気ダクトを設置していた。
作業機械はガソリンを燃料としており、警察は室内に排ガスが充満したとみて、業務上過失傷害容疑で捜査している。
労基署も排気ダクトの数や性能が不十分だったか、使い方を誤った可能性があるとして労安法違反容疑で調べる方針。
工事は事業所の盆休みに合わせ14日から2日間の予定で実施。
大阪府吹田市の大手建設会社が受注し、津山、美作、倉敷市の下請け業者が作業に当たっていた。
出典URL
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013081412335222/
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130815/oky13081502000002-n1.htm
(2013年8月26日 修正1 ;追記)
2013年8月15日付の山陽新聞紙面に、より詳しい事故時の様子などが、下記趣旨で掲載されていた。
「仲間が倒れた、誰か」。体調不良のため屋外で休憩していた50代男性は、冷蔵室から叫び声を聞いた。よろめきながら次々と外へ逃げ出す防じんマスク姿の作業員たち。建物の壁に背を預け、ぐったりと座り込んだ。
この事業所では午前9時半ごろ、冷蔵室の床のコンクリートを削って排水溝を設ける工事に取り掛かった。
冷蔵室には普段、加工した鶏肉を保管。広さは108m2で、ドア1枚の室内に窓はない。
機械が吐き出す煙や粉じんは排気ダクトで隣の搬入スペースに追い出していたが、男性は頭痛や吐き気に襲われ、何度も外の空気を吸いに出た。
作業開始から約50分、数人が「気持ち悪い」と訴え始めたという。
救急車6台が駆けつけた際は地面に2人が横たわり、数人がしゃがみ込んでいた。
救急隊員が重症だった男性(19)に吸入マスクで酸素を吸わせ呼びかけると、うつろな表情で「大丈夫です」と答えたという。
2013年8月14日20時10分に毎日新聞から、8月15日2時4分にmsn産経ニュース福岡から、また8月15日付で朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力は14日、石炭火力の苅田発電所新1号機(出力36万KW)が同日午前6時58分に運転を自動停止したと発表した。
蒸気冷却水の取水口で大量のクラゲが発生し、クラゲ除去装置が壊れて、海水が十分に取り込めなくなったのが原因。
電力の安定供給に支障はなく、九電は週内の復旧を目指している。
苅田1号機では、クラゲの襲来に備え、
①取水口のまわりにクラゲ防止網を張る。
②網と海底の隙間をくぐり抜けたクラゲをすくい上げて除去する装置を置く
という二重の対策をとっていた。
除去装置は取水口の手前にあり、上下に回転する幅3mの金属製網かごにクラゲを集め、侵入を防ぐ仕組み。
3台で1時間当たり計87トンのクラゲを取り除けるが、今回は短時間に大量に発生して、網と海底の隙間から入ったクラゲの量が除去装置の処理能力を超えたため、装置の部品が壊れた。
苅田に近い豊前火力発電所でも、6~7月にかけ、クラゲによる出力抑制を7回強いられている。
福岡県水産海洋技術センター豊前海研究所は「平年に比べ大量発生している状況ではない」と話し、潮流や風向きなどで発電所付近にたまたま集中したとみる。
ただ、今後も大量発生する恐れは否定できず、九電は「もっと有効なクラゲ対策がないのか」と頭を悩ませている。
クラゲの大量発生が原因で九電の発電所が停止したのは、平成11年と19年の新大分発電所に続き3例目。
今回襲来したのはミズクラゲとみられる。
http://mainichi.jp/select/news/20130815k0000m020038000c.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130815/fkk13081502040000-n1.htm
(ブログ者コメント)
九州電力HPにも同主旨のプレスリリースが掲載されていた。
そこに掲載されている図を見ると、クラゲ対策ネットは3枚、深さ5mまで展張されていた模様。
http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0041/6324/8pr1e4ea1red1.pdf
2013年8月14日20時23分に朝日新聞から、同日20時54分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バッテリートラブルが相次いだボーイング787型機で、全日空が運航する3機にエンジン用消火器の取り付けミスがあったことがわかった。
14日、全日空は部品交換のため1便の出発を遅らせ、日本航空も点検のため運航中の1便が引き返した。
全日空と、報告を受けた国交省によると、羽田空港を14日午前1時に出発予定のフランクフルト便を点検中、消火剤装置の不具合が操縦席の計器に表示された。
装置を交換したところ、装置に2個ある消火剤の噴射口が左右逆になっていたことが判明。片方のエンジンから出火した際に消火剤を噴射しようとしても、もう一方に噴射される状態だった。
製造時のミスで部品を付け間違えたとみられる。
逆に噴射してもエンジンが止まることはなく、火災ももう1系統の消火器で消せるという。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0814/TKY201308140281.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130814-OYT1T01033.htm
一方、2013年8月15日13時20分にmsn産経ニュースからは、配線ミスだったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
太田国交相は15日の閣議後会見で、全日空ボーイング787で見つかったエンジン用消火器の配線ミスについて「製造時の不具合の可能性もある」と指摘、米ボーイング社に14日、原因究明と再発防止を要請したと明らかにした。
太田国交相は「米連邦航空局にもボーイング社の監督を要請した。安全に万全を期すため、指摘すべきことはきちんとしたい」と述べた。
配線ミスは14日未明、羽田発フランクフルト行き全日空機の出発前点検で見つかった。
消火剤が意図したのと別のエンジンに噴射されるようになっていた。
全日空の保有全20機のうち、この機体のほか2機で同様の配線ミスが見つかった。
国交省は日航にも点検を指示したが、日航が保有する10機に異常はなかった。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130815/dst13081513220005-n1.htm
2013年8月14日9時37分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後4時半ごろ、船橋市潮見町にある船橋中央埠頭で船の入港業務を代行している業者から「接岸している貨物船で乗組員がコンテナに挟まれてけがをした」という通報が海保にあった。
海保が調べたところ、岸壁に接岸しているバハマ船籍の貨物船「WELLINGTONSTAR」で荷物の積み降ろしをしていた男性(48)が、コンテナと船体の一部の間に腰などを挟まれたという。
男性は病院に運ばれたが、13日夜9時前に死亡が確認された。
事故当時、この貨物船ではコンテナをクレーンでつり上げて動かす作業が行われていたということで、海保は事故の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083762141.html?t=1376523210400
2013年8月13日23時4分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前6時40分ごろ、倉敷市生坂、山陽自動車道の倉敷高架橋(延長約1.3km、幅14m)下り線から約7m下の市道(幅3m)に重さ約35kgの鋼板が落ちているのを通行人が見つけ110番した。けが人はなかった。
西日本高速道路中国支社によると、鋼板は縦1m、横0.5m、厚さ9mm。
コンクリート製の橋桁間のつなぎ目を覆う遮音壁の一部で、片側1列をボルト5本で固定してあった。
連日の酷暑の影響で周囲のコンクリートが想定以上に熱で膨張し、近くの支柱と鋼板が接触、負荷がかかりボルトが破断したとみられる。
同高架橋は1988年建設。2009年1月の点検で異常は見つかっていなかった。
同支社は高架橋を緊急点検し、3カ所で同じ構造の鋼板を撤去。同様の事故報告はこれまでになく、今後管内で類似箇所を点検する。
同社は「近隣住民や市道の利用者に迷惑と心配を掛け、深くおわびする。再発防止に向け、適切な維持管理に努めたい」としている。
出典URL
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013081323041191/
8月15日0時18分にNHK岡山からは、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省高速道路課では、「鋼板は、横にある支柱と接触して落下したとみられ、連日の猛暑でコンクリートなどが膨張した影響が考えられる」という内容の説明を受けているという。
通常、こうした橋梁の付属物は、暑さでコンリートなどが膨張した場合に備えて、周辺に十分な隙間を設けるよう設計するというが、西日本高速道路の説明では、落下した板のすぐ近くに支柱があり、本来、必要な隙間が十分になかったとみられるという。
国交省では、西日本高速道路から、「設計時の対応に不備があった」と報告を受けていて、板の取り付け位置に問題があり、適切な位置に取り付けていれば防げた問題だとしている。
また、現時点では、西日本高速道路だけでの特異な事例だとして、ほかの高速道路会社に対しては情報提供だけを行い、調査や点検などは求めていない。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023769621.html?t=1376523612452
8月17日12時23分にNHK岡山からは、緊急点検結果、類似場所などの鋼板28枚を撤去したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本高速道路が中国地方の高架橋の緊急点検を行った結果、岡山県内の4か所と山口県内の1か所の合わせて5か所で、同じように落下の恐れのある場所が見つかり、板を撤去した。
また、取り付け位置に問題はなかったものの、高架橋の下に道路があるなど、板が落下した場合に被害が出る恐れのある場所が岡山、広島、山口の3つの県で23か所あり、この場所についても、念のために板を撤去したという。
西日本高速道路中国支社では、「今後も定期点検を行うほか、暑さでコンクリートが膨張しても影響のないよう板の取り付け位置を工夫して再発防止に努めたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023836251.html?t=1376774477304
2013年8月14日22時23分にmsn産経ニュース東京から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
東京都内が激しい雷雨に襲われた12日夕、走行中の小田急線の電車に雷が直撃したと見える様子が動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開され、話題を呼んでいる。
動画は約1分30秒で、雷が落ちると同時に電車の周辺が青白く光り、車両から火花のようなものが出た映像が投稿されている。
小田急電鉄によると、新宿発町田行き準急電車(10両編成)が12日午後6時50分ごろ、和泉多摩川-登戸間の多摩川にかかる橋を通過した際、雷に遭った。
車両の一部装置が焼け焦げたが、乗客乗員にけがはなかった。
同社が調べたところ、電車には雷が落ちても電流を地上へ逃がす「避雷器」が装備されている。しかしこの機器に大きな電気が流れた形跡はなかった。
同社担当者は「電車の近くに落ちた雷の電流が車両に流れたのではないか」と推測。その上で「万が一、雷が直撃しても電車には避雷器があるので乗客には影響しない。心配いりません」と話した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130814/tky13081423210008-n1.htm
2013年8月12日22時2分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後3時10分ごろ、兵庫県西宮市鳴尾浜3丁目の食品卸売会社「Nアクセス」の物流倉庫から、「気分が悪いと言っている人がいる」と119番通報があった。
警察によると、倉庫内で食品の仕分け作業をしていた25人のうち、20~60代の男女計12人がめまいや吐き気を訴えて病院に搬送され、入院した。
全員意識はあり、命に別条はないという。
警察によると、倉庫では食料品が低温管理されている。
当時、倉庫内には排気ダクトが置かれ、エンジンカッターを使ってコンクリートの床をはがす工事が行われていたといい、関連を調べている。
搬送者は一酸化炭素中毒のような症状がみられるという。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0812/OSK201308120147.html
2013年8月12日16時21分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後3時5分ごろ、京都府京田辺市の同志社大京田辺キャンパスで、エアコンの取り付け作業をしていた会社員の男性(41)が倒れているのを、別の男性作業員(61)が見つけて119番した。
男性は、搬送先の病院で間もなく死亡した。
熱中症の疑いもあるとみて、警察が死因の特定を急いでいる。
警察によると、男性は理工学部などが入る建物2階の天井裏で朝から作業。
天井裏には電気系統の配線なども多数あり、警察は感電の可能性もあるとみている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130812/wlf13081216220009-n1.htm
2013年8月11日19時4分にNHK東海NEWS WEBから、8月11日19時34分に日テレNEWS24(中京テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後2時20分ごろ、名古屋市熱田区千年にある「千代田造船」から火が出ていると消防に通報があった。
火炎が上がるなど火の勢いは激しく、周辺は黒い煙が立ちこめた。このため、20台以上の消防車が出て消火にあたった結果、火は約1時間半後にようやく消し止められた。
消防によると、この火事で、船を陸に上げて修理するドックという場所と、その中にある小型船や塗料などが全焼したほか、北側に隣接する建物も一部が燃えるなど、あわせて450m2余りが焼けた。
けが人はいなかったが、消防隊員2人が熱中症の疑いで病院に搬送された。軽傷という。
警察によると、この造船所は11日は休みだったが、造船所の中にある事務所には、社長が1人で昼までいて、その時までは異常はなかったという。
警察と消防は、詳しい出火の原因を調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20130811/3700831.html
http://news24.jp/nnn/news86214978.html
(2013年8月17日 修正1 ;追記)
2013年7月23日付の北海道新聞紙面に、電源を切らずに消火活動したため別車両のATS部品が焼損したらしいという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
15日に空調の配電盤から出火した事故で、乗務員が発生直後の消火で使った消火剤によって電気回路がショートし、被害が拡大した可能性が高いことが、22日に分かった。
JR北は、この初期消火が、出火車両とは別の車両にあるATSの部品の焼損につながった可能性があるとみて、調査を進める。
複数のJR関係者によると、先頭から3両目の空調の配電盤や配線などが熱を持ち、火花が出ているのに気付いた運転士らが備え付けの消火器で消火作業に当たった。
この際、電源を切っていなかったため、配電盤内の配線などに付着した消火剤によって、ショートが多発した。
この結果、配電盤下部のブレーカーから出火するとともに、高電圧の電流がATSのある車両3両に到達。配電盤よりも低い電圧で作動するATSの保護部品「バリスタ」が焼損したとみられる。
JRのマニュアルには記載されていないが、電気による火災を消火する際は、電源を切ることが基本動作。
だが今回は、乗務員が消火器を使用する前に電源を切っていなかったという。
JRは今後、配電盤からの電流が車両の連結部分などを含め、どんな経路でATSのある車両に伝わったのか、解析を進める。
また、2013年8月10日0時55分に毎日新聞から、配電盤火災は端子をつなぐネジの緩みが原因だったという下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
JR北海道は9日、原因は配電盤のスイッチにある端子をつなぐネジの緩みだったと発表した。端子が接触不良を起こし火花が出たとみられる。
JRでは、7月22日に根室線で起きた別の特急の発煙事故でも、エンジン部品のナットの締め付け不足という人為ミスが判明したばかり。
記者会見した難波車両部長は「ネジをきちんと締めていれば防げたミスで、重大な事象が起きたと認識している」と述べた。
JRによると、出火した配電盤は昨年2月に石勝線の特急で客室のエアコンから煙が出る事故が起きたことを受け、同年4月、新しいスイッチに取り換えた。この際にネジの締め付けが緩かった可能性が高い。
ネジは100ボルトの電圧が通る二つの端子をつないでいるが、1mmのすきまができて接触面積が小さくなって抵抗が増えたとみられる。
JRは事故を受け、同型の57両でネジを一斉点検したが、異常はなかったという。他の917両でも、緩みがないか点検を続けている。
◇相次ぐ人為ミス、特効薬見当たらず…JR北海道
一連の特急の出火・発煙事故の原因を巡っては、ディーゼル車両の老朽化や整備の難しさ、積雪・寒冷という北海道特有の気象条件などが挙げられていたが、主原因は人為ミスだった。
ただ、ミスが相次ぐ根本的な原因は不明で、安全運行に向けた特効薬は見当たらないのが実情だ。
JRによると、配電盤スイッチの交換でネジの締め付けを担当したのは苗穂工場の「車両技術係」の社員だった。別の担当者による二重のチェックは実施していなかった。
事故原因の判明を受けて、JRは部品を取り換えた場合は列車を稼働する前に再度、別の社員が確認する体制を5日から取ったとしている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130810k0000m040085000c.html
一方、2013年8月10日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、上記にプラスする下記趣旨の内容がネット配信されていた。
9日に記者会見した難波部長は「小さなネジの緩みだが、起きたことは非常に重大。現場の社員に重大さを認識させるしかない」と繰り返した。
この事故では、配電盤のほか、別の車両に設置されていた「バリスタ」と呼ばれるATSを守る部品が焼けた。
列車停止後の消火作業でブレーカーがショートし、バリスタに通常の20倍近い440ボルトの電圧がかかったが、ATSは壊れなかったという。
ネジの締め付けが不十分だった配電盤内の「接触器」は、昨年2月に石勝線の特急の配電盤から白煙が出たトラブルを受け、昨年4月に交換していた。
ただ、作業後に交換部品を再確認する手順はなかったという。
このため再発防止策として、同社は今後、部品の取り換えや配線工事をした場合は、作業後に再確認を実施する方針。
工場から車両を送り出す際に実施する「出場検査」の担当者にも交換部品があることを伝え、二重のチェック体制を取ることにした。
(2014年3月6日 修正2 ;追記)
2014年3月1日7時0分に北海道新聞から、ネジ締め付け不足に対する再発防止策が国交省に了承されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道は28日、昨年7月に出火事故を起こし、使用を中止していた特急スーパーおおぞら(札幌―釧路)の車両8両の運行を3月中旬から再開すると発表した。当面は予備車両として使う。
同社によると、事故原因は、配電盤内の端子がネジの締め付け不足で緩んだため。
同社は、
①部品の締め付けなどを現場で二重チェックする
②整備から90日後に行う「交番検査」の際に再チェックする
との再発防止策をまとめ、2月27日に国交省の了承を得た。
試験走行後に現場に配備し、繁忙期の増車用などで活用する。
同型車両は現行48両から56両に増え、同社は「整備に余裕ができ、安全性向上につながる」(車両部)としている。
ただ、本来の7往復から6往復にしているスーパーおおぞらの減便は解消されない
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/524257.html
2013年8月10日10時5分に朝日新聞から、「小荷物昇降機、減らぬ事故 飲食店で死亡事例も」というタイトルで、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
飲食店などに設置されているエレベーター「小荷物専用昇降機」での死亡事故がなくならない。
人を乗せるエレベーターと異なり、設置者による検査を義務づけていない自治体が大半だ。
メーカー側は、建築基準法を改正し、検査を義務化するよう訴えている。
昨年12月2日夜、名古屋市中区の飲食店の小荷物専用昇降機内で、アルバイトのYさん(当時28)が上半身をかごと扉の上側に挟まれ、死亡した。
かごは料理や皿を運ぶためのもので、高さ70cm、幅と奥行きが各60cm。
かごの中に上半身を入れて掃除していたところ、何らかの原因でかごが上昇したとみられる。
国交省によると、2010年12月~13年2月、小荷物専用昇降機に挟まれたり転落したり、作業中のミスで事故に遭って死亡する事例は、同省に報告されているだけで、千葉県や京都府などで5件あった。
人が乗る一般的なエレベーターについては原則、マンション管理会社など設置者が年1回検査し、自治体に報告することが建築基準法で定められている。
一方、小荷物専用昇降機は各自治体の判断で、飲食店など設置者に検査を義務づけるか決めることになっている。
静岡県は、県の制度に基づいて検査を義務づけているが、全国的には義務づけていないケースがほとんどだ。
エレベーター業界団体の社団法人「日本エレベーター協会」は事態を重くみて、建築基準法を改正し、小荷物専用昇降機の検査を義務化するべきだとする要望書を、年度内にも国交省に提出する方針だ。
協会担当者は「義務づけないと、設置者は検査しないだろう」と指摘。
エレベーターメーカー「新日本リフト」の担当者は「機械なので長年使用すれば故障する可能性もある。設置者に検査を勧めても強制力はなく、歯がゆかった」と話す。
こうした動きに、設置者側は反発する。
定期検査の相場は1台1回2万円ほど。通常は年に数回検査することが多く、名古屋市中区の飲食店主は「価格競争の激しい外食産業で、経費の増加は痛手」と困惑する。
業界団体「愛知県飲食生活衛生同業組合」の幹部は「何か手を打たないといけないが、いきなりの義務化はおかしい。まずは設置者に点検を促すなど、他の防止策を検討すべきだ」と話している。
〈小荷物専用昇降機〉
物を運搬するためのエレベーター。建築基準法で、かごの床面積は1m2以下、かごの天井の高さは1.2m以下と規定。都道府県など建築主事を置く自治体が監督することになっているが、大半は設置者による検査を義務づけていない。日本エレベーター協会によると、2012年3月末で、少なくとも全国に4万台以上ある。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0808/NGY201308080014.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは、これまで「エレベーター」とか「リフト」といった言葉を使って、小荷物専用昇降機の事故事例を紹介してきている。
2013年8月10日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、8月10日付で西日本新聞紙面にも、同主旨の記事が掲載されていた。
9日午後5時15分ごろ、福岡市東区和白東5丁目の駐車場造成工事の現場で土砂が崩落し、作業員2人が生埋めになった。
1人は自力で抜け出したが、建設作業員の男性(52)が心肺停止の状態で見つかり、まもなく死亡が確認された。
現場は住宅跡地で盛り土(高さ約3m、幅約10m、奥行き約5m)になっており、男性は作業員2人と駐車場造成のため掘削作業をしていた。
盛り土の上で別の男性作業員が重機で掘削し、男性と同僚が下でスコップで土砂をかき出していたところ、5枚ある土留め用の金属板(長さ約5m、幅約40cm)の1枚が外れ、盛り土が崩れたという。
(2013年8月26日 修正1 ;本文修正)
西日本新聞に掲載されていた当時の状況に関するやや詳細な記述を、本文中の旧記述と差し替えた。
(2014年1月11日 修正2 ;追記)
2014年1月7日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)から、代表者が書類送検されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡東労基署は、6日、福岡市東区のK重機建設代表者(71)を、労安法違反で書類送検した。
この建設現場で定められた手順を踏まずに作業を進めた疑いがある。
「土地が硬いので大丈夫と思っていた」と容疑を認めているという。
2013年8月10日8時16分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前5時ごろ、大江町小見のエンジン部品製造会社「M社山形工場」の敷地内で、小型クレーンで資材を運んでいた同社社員の男性(54)がクレーンの下敷きになった。
男性は山形市の病院に運ばれたが、同7時57分、外傷性心破裂で死亡した。
警察によると、男性は8日午後7時50分から9日午前5時25分までの夜勤で、移動式の小型クレーンを使い、鋳鉄ピストンを運んでいた。
つり上げた際にクレーンが倒れ、資材との間に挟まれたとみられる。
同僚の男性(52)が発見し、119番通報した。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201308/10/kj_2013081000214.php
2013年8月9日7時24分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
立っている人のすぐ脇を急ぎ足で駆け上がる――。
エスカレーターでよく見る光景だが、JR東日本では今夏から、駅のエスカレーターでは歩かないよう求める異例の呼びかけを始めた。
利用客がぶつかって転ぶなどの事故が後を絶たないためだ。
鉄道各社も注目しているが、通勤ラッシュ時は急ぐ人のために「片側を空ける」という暗黙のルールがすっかり定着しており、「歩行禁止」を広めるのは容易ではなさそうだ。
JR東日本では、利用客がエスカレーター上でけがをする事故は年間約250件に上っている。
今年5月には、東京都内の駅で松葉づえを持った中年男性が、横をすり抜けた利用客にぶつかられて転倒、頭などを打撲した。
昨年9月には、都内の別の駅で高齢男性が急ぎ足で駆け降りていたところ、転んでエスカレーターの下まで落ちてけがをする事故が発生した。
こうした状況を重く見たJR東日本は、エスカレーター上での「歩行禁止」を打ち出した。
7月から「歩かない」などと記したステッカーを管内のエスカレーター全1770台付近に貼り、啓発運動に乗り出した。
しかし、利用客の間で「歩行禁止」が浸透したとは言えない。
ラッシュ時を迎えた平日夕方のJR新宿駅。エスカレーター左側には、立ち止まって乗る人の列ができ、右側のスペースを急ぎ足の利用客が次々と歩いていく。
足腰が弱くエスカレーターをよく利用するという川崎市の女性(84)は、「追い越しざまにバッグが足に当たって、ヒヤッとすることがある。急いでいるなら階段を使ってもらえると助かる」と話す。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130808-OYT1T01677.htm
(ブログ者コメント)
数日前に秋葉原のヨドバシカメラに行った際も、エスカレーターのいたるところに「2列で乗ってください」などと書かれたビラが貼られていた。
歩きスマホの禁止などと同様、日常生活上の安全確保活動の一つになっているようだ。
ブログ者はといえば、読売新聞の記事を読んでいたこともあり、啓蒙の意味であえて右側に立ったのだが、人が少なかったため、大勢に影響はなかった。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。