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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年8月4日付の朝日新聞茨城首都圏版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

龍ヶ崎労基署は、3日、龍ヶ崎市の加工会社「Dサービス」と同社の男性係長(51)を労安法違反で書類送検した。
発表によると、係長は今年6月7日、同社内で禁止されているのにフォークリフトを使ってタンクの土台を吊りあげた疑い。
土台が倒れ、一緒に作業していた下請け会社の男性(69)が直撃を受けて死亡した。

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2011年8月4日付の朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

鹿児島労基署は、3日、枕崎市の小塚茶生産組合と男性理事(57)を、労安法違反(墜落防止の措置義務違反)の疑いで書類送検したと発表した。
製茶工場の床にある深さ約2.7mの作業用の穴に囲いを設けるなどの転落防止措置をしていなかった疑い。
1月14日、清掃中の男性作業員(58)がベニヤ板とともに転落。頭を強打し、重度の障害が残った。

 


(2011年8月27日 修正1 ;追記)

2011年8月4日付の南日本新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

容疑は、工場床のピット(縦2.2m、横2.32m、深さ2.76m)開口部に転落防止措置をしていなかった疑い。
事故当時、開口部はベニヤ板の蓋があっただけで固定されておらず、囲いもなかった。





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2011年8月5日0時6分に西日本新聞から、同日付で佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

九州電力は、石炭火力の苅田発電所新1号機で、4日午後3時半ごろ、ボイラーへの補給水量が増加したため、水を蒸気に変える管の一部が破損し、蒸気が漏れている可能性があると判断して、4日午後4時すぎに運転を停止したと発表した。
ボイラー内を流れる高温高圧の石炭と石灰石で配管が摩耗か破損した可能性が高いとみている。

復旧のめどは立っていない。今夏の最需要期を目前にしたトラブルで、電力不足の懸念がさらに強まった。

新1号機は、運転開始直後の2001年と2006年に配管の蒸気漏れが発生。 復旧までに2001年は1カ月半、06年は4カ月半かかっている。九電は「ほかのボイラーでは、1週間ぐらいで復旧したケースもある。できるだけ早急に復旧したい」と話している。

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2011年8月5日10時26分に毎日新聞から、4日22時18分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4日午後4時15分ごろ、埼玉県富士見市のマンションの地下倉庫で、このマンションの管理人の女性(77)が階段にもたれかかって倒れているのを訪ねてきた内装業の男性が見つけ、119番した。
女性は病院に運ばれたが、約1時間後に死亡が確認された。
助けるため地下倉庫に入った長女(46)と救急隊員の男性(48)も体調不良で病院に運ばれたが、こちらは軽症。

消防によると、救急隊員の到着時点で地下倉庫内の酸素濃度は11%だった。警察は酸欠で死亡した可能性があるとみて調べている。
警察によると、地下倉庫はマンション1階の床の扉を開けて入り、深さ約2m、広さ約9m2。窓は無く風通しが悪いという。

出典URL■■■
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(ブログ者コメント)

またしても、そう深いともいえない場所での酸欠事故。床下ゆえ換気は最悪だったのだろう。
前にも書いたことだが、鉄が錆びたりカビが生えたりすることなどで酸素は消費される。
気密性の高い部屋に入る前には、酸素濃度検知あるいは扉を開けてしばらくしてから中に入るなどの対策が必要だ。


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2011年7月28日に読売新聞から、8月5日12時59分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

徳島労働局は27日、県内の建設工事現場53か所に今月1~15日、一斉に監督指導したところ、墜落や転落の防止措置をしていないなど、6割余りの33現場で労安法違反(安全基準違反)があったと発表した。

工事現場での同法違反は、死亡事故に直結する恐れがあり、同局は今後も各現場に重点的に監督指導していく。

同局によると、今年1~6月に県内では労災事故が289人あり、「墜落・転落」が62人で最多。労災で亡くなった5人のうち2人が建設業で、どちらも工事現場での墜落・転落事故だったため、全国労働安全週間(7月1日~7日)に合わせて一斉の監督指導を行い、熱中症対策を十分行っているかも調べた。

違反内容は、足場に手すりを設けるなど「墜落・転落防止措置」が不十分なのが19現場あって最多。このうち3現場に対しては、危険な場所への立ち入り禁止などの行政処分をした。
次いで、元請けが必要な指導をしていないのが17現場、運転中の建設車両と労働者が接触しないようにしていなかったなどの「建設機械災害防止措置」が不十分なのが8現場あった。
その他、電気設備の配線方法などでも違反があった。

また、同法違反ではないが、3現場には熱中症予防の指標「暑さ指数」を計測するなど予防策を指導した。
 

出典URL■■■   
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    (NHKの記事は、1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)




(ブログ者コメント)

6割というと非常に多く感じるが、違反していた33現場で各1件づつ、計33件の違反だったのかもしれない。それなら、ウッカリしていて・・・ということも考えられる。
個別現場で何件ほど違反が見つかったのだろうか?そういった情報が提供されないと実情がよく分からない。
そこで徳島労働局のホームページにアクセスし、報道発表資料コーナーなどを調べてみたが、当該資料は見当らなかった。


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2011年8月3日0時59分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。参考までに紹介する。

□貞観地震(869年)や仁名地震(887年)など9世紀に起きた地震が、日本海中部地震(昭和58年)、阪神大震災(平成7年)、新潟県中越沖地震(平成19年)から今回の大震災に至るまでの地震の状況と酷似していることが、産業技術総合研究所の分析でわかった。

□6月30日に長野県中部で起きた震度5強の地震も、千年あまり活動がなかった牛伏寺断層付近で発生。7月5日にも和歌山県北部で震度5強の地震があったことからも、日本列島が活動期にあることが改めて浮き彫りになった。

□東日本大震災の余震は以前より落ち着いてきたが、陸のプレート深部はまだ動いており、バランスをとるために再び大地震が発生する可能性が高く、対策が急がれる。


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ブログ者の提供する、どんな情報が読者の方々の役に立っているのか知っておきたく、「拍手ボタン」を設置しました。
今後、お役に立った情報があれば、その記事の「拍手ボタン」をクリックしていただければ幸いです。

(お役立ち例)
□まったく知らなかった気付かなかった知見であり、勉強になった
□同じような場所がないかチェックしてみる気になった
□自分も、今後、気をつけようと思った
□この情報を現場に周知しようと思う
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2011年8月2日17時44分にmsn産経ニュース香川から、同日18時42分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2日午前10時20分ごろ、多度津町にある香川県中央コンクリートブロック協業組合の工場で、この組合の従業員(35)がベルトコンベアーの上に鉄板を自動でスライドさせて載せていく機械の近くで、頭から血を流して倒れていたのを同僚が見つけて通報。被災者は頭を強く打っていて、まもなく死亡した。

警察によると、事故当時、鉄板の上に載ったコンクリートブロックの検品を行っていたという。
警察では、ベルトコンベアーに載っていた鉄板が詰まったので、機械の電源を切らないまま、詰まった鉄板を取り除こうとしていた際、新しく後から打ち出された鉄板とベルトコンベアーの間に頭を挟まれたとみて、詳しく事故原因を調べている。


出典■■■
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(NHKの記事は、1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)
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2011年8月1日19時53分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。また2日付の千葉日報紙面にも、やや詳しい状況が掲載されていた。

1日午後3時20分ごろ、千葉県旭市のリサイクル工場敷地内で、アスファルトの舗装工事中だった作業員(63)が、同僚が運転していた整地用のロードローラー(幅130cm、重さ3.6トン)の後輪に頭部をうつぶせの状態で轢かれた。即死状態だったという。

警察は業務上過失致死の疑いもあるとみて、原因を調べるとともに、安全確認の実施状況などを確認している。
警察によると、舗装工事は3人で行われ、被災者ロードローラーの近くで整地作業をしていた。ロードローラーの運転手が、後輪近くにあった鉄板を取ろうとかかんでいた被災者に気付かず、バックしたらしい。


出典URL■■■


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2011年8月1日付の朝日新聞播磨版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

31日午後4時5分ごろ、相生市のIHI相生工場で、貨物船(1万5861トン)の修理をしていた男性従業員2人が、取り外したエンジン(174トン)と船体の間に身体をはさまれたとの119番通報があった。1人は両足の骨を折る重傷で、もう一人は軽傷。

警察によると、2人は取り外したエンジンをジャッキで持ち上げたが、台車に載せるタイミングがずれたためにエンジンが傾き、身体をはさまれたという。

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2011年7月31日17時26分に日テレNEWS24から、また同日11時41分にCBC NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

31日午前7時43分頃、大垣市にある「イビデン」の青柳事業場で、「工場から煙が上がっている」と近所の人から119番通報があった。
消防車7台が出動し、火は約1時間半後に消し止められた。この火事で現場周辺は一時騒然となったが、ケガ人はいなかった。

警察によると、グラファイトと呼ばれる特殊な炭素を熱処理する炉がかなりの高温になり、周辺にあったものが燃え、建物の壁や屋根も焦げたという。
イビデンによれば、炉に溜まったガスが火災の原因とみられ、炉の温度がおよそ2800℃と高いため、警察などは、周辺の温度が十分下がってから現場検証を行い、詳しい出火原因について調べることにしている。


出典URL■■■
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(2011年8月27日 修正1 ;追記)

2011年8月1日付の岐阜新聞に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

現場はスレート平屋建ての工場。 炉は23基あり、うち1基(直径約3m、高さ約5m)が何らかの原因で出火したらしい。
炉内温度が高く稼働中は立ち入り禁止のため、内部に人はいなかった。モニターで異常に気付いた作業員が確認したところ、黒煙が上がっていたという。
消防が特殊な消火剤を使って消し止めた。



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2011年7月30日付の朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、7月31日付の岐阜新聞紙面に、さらに詳しい情報が掲載されていた。

養老町の金属加工業「T金属工業」の工場で、29日午後4時25分ごろ、発電装置の解体作業を請け負った「Y機電商工」の会社員(60)が、発電装置がある建屋の外壁に取り付けられていた配管を脚立に登ってガスバーナーで切断していたところ、何らかの拍子に脚立から落下。同時に落ちた配管が胸に強く当たり、病院に運ばれたが、間もなく死亡した。

警察で原因を調べている。
被災者は埼玉県から作業にきていたという。




(2011年8月30日 修正1 ;加筆)

もともとの朝日新聞記事に、岐阜新聞に掲載されていた情報を加筆した。


(ブログ者コメント)

加筆内容に加え、事故の関係者の方からブログ者宛に、以下の情報を提供いただいた。

『警察の話しとして、胸に落ちてきたのは配管ではなく、100kgほどある自家発電機。デジカメの写真を見ながら、この発電機が落ちてきたと説明され、配管ではありえないほどに胸部が大きく深くへこんでいた。』

ブログ者は、事故時の状況や原因を知るため、できるだけ広く情報を集めるようにはしているが、それにも限界がある。
報道記事を鵜呑みにしてはいけないということを、改めて肝に銘じた次第。


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2011年7月30日付の朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午前9時35分ごろ、各務原市の土木会社「Fリサイクルプラント」で、従業員(68)がベルトコンベアーに左腕を巻き込まれた。出血多量で意識不明の重体。
警察によると、砕いたコンクリート片をベルトコンベアーで流しながら、ローラー部に付着した泥を棒でこそぎ落としていたという。


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2011年8月1日22時8分に、msn産経ニュース宮城から下記趣旨の記事がネット配信されていた。<br /> 

1日午前11時45分ごろ、仙台市の建設資材会社敷地内で、会社員(53)がコンクリートミキサー車の撹拌容器内で、スクリューに巻き込まれて死亡しているのを従業員が発見した。

警察によると、被災者はミキサー車にはしごを掛け、撹拌容器上部からコンクリートが固まらないように油を注入していたという。
事故当時、現場周辺に作業員はいなかったが、エンジンがかかったままのミキサー車を不審に思った従業員が発見し、119番通報した。


出典URL■■■



(2011年8月27日 修正1 ;追記)

2011年8月2日付の河北新報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

警察は、誤って容器に転落したとみている。


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2011年8月2日付の読売新聞埼玉版ならびに1日19時52分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1日午前10時25分頃、さいたま市浦和区で、住宅の解体作業をしていた圧砕機(重さ13.5トン)が転倒、高さ約7mのアーム部分が電線に引っかかって電柱が倒れるなどし、近くの住宅3棟のガラス窓が割れるなどの被害が出た。けが人はなかった。警察で事故原因を調べている。

発表によると、重機を操作していた男性作業員(69)は「後ろに進んでいる際、約1mの段差があり、バランスを崩した」と説明しているという。男性が110番した。

近くの女性(70)は自宅で洗濯中、大きな振動とともに「ドスン」という音を聞いた。急に停電になり、外に出てみると、重機の一部が自宅の屋根を直撃していた。女性は「ちぎれた電線から火花が散り、白い煙が見えた。誰かに当たっていたらと思うと、ぞっとする」と青ざめていた。


出典URL■■■
           ■■■
(NHKの記事は、1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)


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2011年7月31日21時47分に山陽新聞から、8月1日12時12分にKSB瀬戸内海放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

31日午前9時45分ごろ、K電化工業水島工場の苛性ソーダ製造プラントの配管から硫酸が飛散し、別の設備の点検をしていたメンテナンス会社社員(44)が全身に浴びた。病院に搬送されたが、全身やけどで重体。

警察などによると、プラントでは、製品を作る際、塩素ガスに含まれる水分を取り除くために使う硫酸を、塩化ビニール製の配管(直径2.5cm)に流していた。配管が破損し硫酸が霧状に飛散、約10m離れた被災者にかかった。計400〜500ℓが噴出したとみられる。

工場では7月13日から設備の点検・修理を実施。30日の試運転では異常なかったという。 警察と消防は1日に実況見分して破損の原因などを調べる。


出典URL■■■
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2011729日付の毎日新聞北海道版に、下記趣旨の記事がネット配信されていた。


更別村の酪農家敷地の地下に埋設されているふん尿貯蔵槽(深さ約3.5m)で今月、この家の夫婦が死亡していたことが28日、分かった。
事故前、北海道開発局帯広開発建設部の職員がフタを誤って落下させており、夫婦は拾うために中に入った可能性がある。
開発局は原因調査と再発防止策の検討のため、事故調査委員会を26日設置した。

死亡した夫婦は12日に外出後、行方不明になり、13日に貯蔵槽で死亡しているのが見つかった。死因は不明。

貯蔵槽はふん尿を肥料にする施設で、開発局がモデル事業として95年に設置した。6月24日に同部職員2人が資料写真の撮影のため訪れた際、金属製のフタ4枚のうち1枚(長さ約1.2m、幅約40cm)を内部に落とした。同部は「フタの落下後、職員が適切な対応を取ったのか調査している」としている。

 

出典URL

http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/archive/news/2011/07/29/20110729ddlk01040273000c.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「拾うために中に入った」という表現から考えると、死因は打撲ではなく、酸欠あるいは硫化水素中毒の可能性がある。

 

 

 

(2011年8月5日 修正1 ;追記)

 

201182日付の朝日新聞(聞蔵)から、「焦点」と題して下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

帯広開発建設部の職員が貯留槽のふたを槽内に落としたまま20日間ほど放置。夫婦はふたを拾いに入ってガス中毒死したとみられることが、開建部などへの取材でわかった。

ふたを落とした当日、職員がそのことを伝えると、夫は「取っておく」と話したとされる。

 

開建部は、ふたの放置に加え、有害ガスの発生や酸素が欠乏しやすい貯留槽内の危険性を十分に伝えていなかった可能性がある。警察によると、死因は硫化水素中毒だった。

 

貯留槽は、家畜の糞尿と灌漑用水を調合し、液体肥料にする設備の一部。開口部が2箇所あり、それぞれに鋼製のふた(長さ1.2m、幅43cm)を4枚かぶせていた。落としたのは、そのうちの1枚。

 

夫婦は、開口部と地下をつなぐはしごの下で並ぶように倒れていた。槽内の様子を探るために使おうとしたとみられる木の棒や、ふたを引き上げるために準備したのか、地上からはロープが垂らされていた。

 

開建部は、「貯留槽内のリスクを適切に説明したかどうかは、今後の調査で明らかにしたい」と答えるにとどまった。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

酪農家の方にとって、酸欠とか硫化水素中毒といった危険は馴染みがないだろう。

この職員が、仮に危険性を伝えていたとしても、「即死する場合がある」程度のことを伝えないと、真の危険性は伝わらなかった可能性がある。

逆に、危険性をまったく伝えていなかったとしたら、そういった職員を養成した開建部の責任でもある。

はてさて、被災者が2名とも死亡している現状、どこまで真の原因に迫れるだろうか?

 

 

 

 

(2011年8月7日 修正2 ;追記)

 

201186110分に、北海道新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

開建部は5日、職員は、槽内に発生する有毒な硫化水素の危険性を認識しておらず、夫妻にも注意するよう伝えていなかったことを、事故調査委員会の初会合で報告した。

出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/310195.html

 

 

 

(2012年7月14日 修正3 ;追記)

 

20127122049分にmsn産経ニュースから、また713日付で毎日新聞北海道版と朝日新聞北海道総合版(聞蔵)から、遺族が損害賠償提訴した旨、ネット配信されていた。

 

遺族が12日までに、管理を怠ったとして国に約1億円の損害賠償を求め、釧路地裁帯広支部に提訴した。

訴状によると、帯広開発建設部の職員2人が酪農家方を訪れ、敷地内にある槽のふたを槽内に落とした。職員は硫化水素が発生する恐れを告げずにふたの回収を依頼し、同7月12日、取りに入った酪農家夫妻が中毒死したとしている。

帯広開発建設部が設置した事故調査委員会は昨年12月、有毒ガスが発生する認識が職員にも夫婦にもなかったとする報告書をまとめた。

 

遺族は、職員が中毒の危険性を伝えなかったために夫妻が死亡したと主張。遺児2人の未成年後見人として、夫側の両親が提訴した。

父親(71)は、「北海道開発局は、(職員が)危険性を知らなかったから仕方がないというような返答だけで、責任の所在は曖昧な返事ばかり。納得いかず、不信感を持っており、どちらに非があるのか、法廷で責任の所在をはっきりさせたい」と話している。


開発局は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120712/trl12071220490008-n1.htm

http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20120713ddlk01040201000c.html

 

 

 

(2014年4月22日 修正4 ;追記)

 

20144212322分に毎日新聞から、国に賠償を命じる判決がくだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道更別村で2011年7月、酪農家夫婦が道開発局帯広開発建設部の設置した家畜ふん尿貯留槽内で硫化水素ガス中毒死したのは、同開建職員が危険性を夫婦に説明する義務を怠ったためだとして、遺族が国に約1億1200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、釧路地裁帯広支部であり、裁判長は国に約4947万円の支払いを命じた。


判決は、貯留槽の管理責任は開建側にあり、職員が説明義務を怠ったと認定。死亡した夫婦にも貯留槽内に立ち入った落ち度はあるが、「事故防止の第1次的な義務は被告(開建側)が負うべきだ」と結論づけた。


貯留槽は、開建が国の試験事業として夫婦宅の敷地に設置し、事業終了後は夫婦が継続して利用していた。

夫婦は、調査で訪れた職員が誤って落としたふたを回収するため貯留槽内に入り、中毒死した。


同開建は事故後、事故調査委を設置し原因を調べたが、責任の所在が明確にならなかったため遺族が12年7月に提訴。

被告側は夫婦が日常的に管理、使用する施設だったことなどから、「職員に説明義務はない」として全面的に争っていた。


判決後、開発局の沢田局長は、「判決内容を精査し、今後の対応を検討したい」とのコメントを発表した。

 

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140422k0000m040125000c.html

 

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2011年7月28日付の毎日新聞広島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

呉共済病院は27日、60代男性に08年12月に実施した手術の際、人工心肺装置のチューブを誤って装着したため心臓に空気が送り込まれ、男性が多発性脳梗塞を発症していたと発表した。 男性は意識不明の状態が続き、急性腎不全を起こして27日未明に亡くなった。
病院側は医療事故と認めたが、死因との因果関係は否定している。

発表によると、08年12月2日午後11時ごろ、男性が胸の痛みを訴えて来院。翌3日未明、大動脈解離の緊急手術を始め、人工心肺を装着した。心臓に血液がたまるのを防ぐためチューブで吸引しようとしたが、誤ってポンプの吹き出し口につないでしまい、心臓に空気が入った。
執刀医らが直後に気付き停止したが、男性は多発性脳梗塞を起こして意識不明となった。臨床工学技士がチューブを誤って装着したという。

病院は、チューブとポンプのつなぎ口に共通の青色シールを張るなど再発防止策を取ったという。27日には呉署や呉市保健所に報告した。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

一番の対策は、チューブの接続口のサイズを変えることだが、市販製品であることなどの理由で、それは難しいのだろう。識別表示は次善の策だが、それでも効果はあるだろう。


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2011年7月28日付の朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)ならびに同日付の毎日新聞愛媛版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午前9時半ごろ、新居浜市の住友化学愛媛工場菊本地区にある有機金属工場の「トリメチルインジウム」充てん保管室から出火。付近の配電盤などの表面を焼き、同社の男性社員(27)が右手に軽いやけどを負った。有毒ガスの発生や近隣住民への被害はなかったという。

警察などによると、同工場では発光ダイオード(LED)などの半導体などに使う有機金属を作っている。
2人の男性社員がトリメチルインジウムを流すために配管を点検していたところ同物質が漏れ、配管付近から出火。スレート造り天井の数カ所に穴が空き、充てんタンク(直径60cm、高さ84cm)の表面や配電盤などを焼いた。
同物質は空気、水分に触れると自然発火するという。
同社によると、手に熱いものを感じた作業員はすぐに部屋を出ており、炎などは見ていない。また、直後に自動火災報知機が作動、消火設備を起動して粉末の消火剤を散布したという。

同日、同工場の幹部らは会見を開き「お騒がせし申し訳ない。原因を追及し対策を講じたい」と謝罪した。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

炎も見てないのに、手に熱いものを感じて、すぐに逃げたとのこと、当該物質の危険性を熟知した上での行動だったのだろう。さすがに安全教育が行き届いていると感じた。




(2011年8月27日 修正1 ;追記)

2011年7月28日付の愛媛新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

保管室は、広さ約50m2。 点検中の一人が右手に異常な熱を感じたため、2人とも退室したところ、午前9時28分ごろ、自動火災報知機が作動。上司が手動で消火設備を起動させ、数分後に沈静化させた。
やけどした社員は、「いきなり熱風がきた」と話している。

消防には、同53分ごろに報告した。同社は、「消火作業に追われ、判断が遅くなった。結果的に考えると反省の余地がある」と述べた。




(2011年9月5日 修正2 ;追記)

2011年9月2日付で、朝日新聞愛媛版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

住化愛媛工場は、1日、火災原因や再発防止策を発表し、あらためて陳謝した。
原因は、液体の有機金属トリメチルインジウムが流れる配管に微小な穴が開いたため、外部に漏出して空気中の酸素と反応、燃焼したとしている。

配管は内径12mmで、ステンレス製の薄い板を丸めて溶接したもので、溶接部分に穴が開いた可能性が高いとみている。

同社では、トリメイルインジウムが流れる配管を溶接していない配管に取り換えたほか、煙だけでなく熱を感知する火災報知機を設置し、作業員の点検も強化することにした。



また、2011年9月2付で、毎日新聞愛媛版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

貯蔵施設では溶接部のあるステンレス製配管を使用。溶接部の不具合で、使用するうち目視できない程度の穴が開き、漏れたTMIが空気と反応、燃焼したと推定。配管の圧力が通常の約100倍になって破断し火災となった、と結論付けた。

出典URL■■■



(ブログ者コメント)

□毎日新聞記事の「配管圧力が100倍となって破断し火災となった」という件、詳細は不明だが、「配管内で液封状態にあったTMIが加熱されて膨張し・・・」ということだろうか?
密閉状態の液体の場合、加熱されると膨張して圧力が急上昇するので、要注意だ。

□長手方向の溶接線に穴が開いたのかどうかは不明だが、そもそも、なぜ、薄板を丸めて溶接するという手間がかかる方法で配管を作ったのだろうか?
内径12mm程度のステンレスパイプなら市販されており、そのほうが安価だと思うのだが・・・。




(2011年10月2日 修正3 ;追記)

2011年9月2日付の愛媛新聞紙面には、毎日新聞とは若干違った、以下のような記事が掲載されていた。

□TMI貯蔵タンク下部のステンレス製配管の溶接部分に微細な穴が開き、漏れたTMIが空気に触れて発火。さらに熱で配管内の圧力が上がり破断した。

□同社は、「配管は4月から使用。作業前に漏れがないことを確認しており、配管自体の欠陥ではないか」とした。




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2011年7月29日12時18分にmsn産経ニュースから、同日12時31分に朝日新聞から、同日13時39分と18時34分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。


東京メトロは29日、練馬区の有楽町線・副都心線平和台駅で26日午後3時頃、エレベーターが数m落下する事故があり、乗っていた50代の女性が、しりもちをつくなどして尻や肘に2週間の打撲傷を負ったと発表した。

発表によると、事故があったのは、地下1階と地上とを結ぶエレベーター(高低差約7.5m、定員11人)。上昇中に急に落下し始め、非常停止装置が作動して止まったという。
同装置は一定速度以上の降下を感知した際、かごの横からブレーキパッドをあてて落下を防ぐ仕組み。
調べたところ、エレベーターのかごをつり下げている直径1cmの金属製ワイヤロープ3本が全て切れていた。

メンテナンス会社の三菱電機ビルテクノサービスによると、エレベーターは2004年1月に導入。
このエレベーターのロープには昨年9月の定期検査でさびが見つかっていたが、基準に達していなかったため交換していなかった。今月14日の保守点検でも特に異常は見あたらなかったという。
同社は「ロープ全てが一気に切れるという事態は過去に例がない。原因究明に全力を挙げる」としている。

東京メトロは同機種のエレベーター計64台を緊急点検し、同様にロープがさびているのが見つかった4台についてロープを交換した。

国交省は29日、三菱電機ビルテクノサービスが扱っている約20万台のエレベーターについて調査するよう、全国の自治体に要請した。


出典URL ■■■
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(2012年1月16日 修正1 ;追記)
 
2012年1月12日18時2分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
国交省は12日、劣化が原因とする事故調査報告書を公表した。

報告書によると、事故はかごを支えていたワイヤ3本すべてが切れ、かごが落下したと断定。
エレベーターの使用回数が1日約1800回と非常に多いため、ワイヤが繰り返し曲がり、断線が進んだと指摘した。

三菱電機ビルテクノサービスは、ワイヤを昨年3月末までに交換する予定だったが、事故当時まで交換されていなかった。

国交省は、定期検査でワイヤの内部損傷などを把握するのが現状では不十分だとして、今年度内に検査方法の規定を見直すという。


出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120112/dst12011218020018-n1.htm
 
 
事故報告書は下記(38ページ、1.7MB)
http://www.mlit.go.jp/common/000188107.pdf
 


(2012年3月24日 修正2 ;追記)
 
2012年3月19日11時27分に読売新聞から、保守管理会社の所長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
警視庁は19日、エレベーターの保守管理を担当していた「三菱電機ビルテクノサービス」練馬営業所の所長(50)や担当者ら4人を業務上過失傷害容疑で書類送検した。
同営業所がワイヤロープのさびを放置したことが、原因だったと判断した。

送検されたのは、同営業所長のほか、エレベーターの管理を担当していた同営業所の係長(47)と元係長(42)、保守担当者(38)の3人。

発表によると、4人は、同駅地下1階と地上を結ぶエレベーター(定員11人)の金属製ワイヤロープ3本(直径1cm)がさびているのに気付きながら放置。
昨年7月26日午後3時頃、ロープの切断でエレベーターを落下させ、乗っていた女性(52)に腰の打撲など2週間のけがを負わせた疑い。

ロープは2007年3月に交換していたが、10年9月の同社の検査担当による定期検査で3本ともさびていることが発覚。交換を指示されたが放置したという。

4人は調べに対し容疑を認め「交換時期の判断を誤った」などと供述している。
一般的にロープ交換の目安は3年とされているという。

同社広報室は「書類送検された事実を重く受けとめ、再発防止に向けて全力をあげています」とコメントした。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120319-OYT1T00391.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
検査担当の指示が放置されたために事故が起きたということだが、一体、検査担当はどのような指示をし、それがなぜ放置されたのか?
その点について、前出の事故報告書から抜粋した経緯は下記。
いろいろな原因が絡み合って事故が起きたようだ。

 
「検査担当による検査結果」

○素線切れはなかった。
※素線切れは内部で先に発生していたため、目視や触診では発見できなかった。
   (内部断線に対応した検査方法なし)


○錆の発生が確認されたため、ロープの交換が必要である旨、社内報告した。
※交換が必要と判断したのは、社内基準で「錆を確認した場合には取替を計画」となっていたため。

○ただ、その錆はウエスでぬぐえばとれるものだったため、錆が著しい場合に必要な「要重点点検の指摘有り」の報告は行わなかった。
※「錆が著しい」という具体的判断基準は規定されていなかった。
 
「検査結果を受けての対応」

○2011年3月31日までに交換するように計画を立てたが、実際には交換されず。
※内部手続きのミスの模様。

○4月に交換しようとしたが、社内システムへの入力が7月に遅れ、9月交換の計画になってしまった。(しかし、7月に事故発生)
 
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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