今月2日、甲賀市の新名神高速道路で発生した高速バスの車両火災は、エンジンの上部にある、燃料を濾過する部分のネジが1本無くなっていて、そこから軽油が漏れて出火したことが、運行会社などへの取材で分かった。
今月2日、甲賀市の新名神高速道路の上り線で発生した高速バスの車両火災では、エンジン部分から火が出て車両の後部が大きく焼けた。
バスには乗客と運転手合わせて38人が乗っていたが、出火後すぐに車を降りて避難したため、けがはなかった。
バスを運行する西日本ジェイアールバスなどによると、車両を詳しく調べた結果、エンジンの上部にある、燃料を濾過する部分で、本来はネジで塞いでいる穴にネジが無く、穴が空いた状態になっていて、そこから軽油が漏れて出火したことが分かったという。
このバスは、車両火災が発生する3日前に年に1回の車検を受けていて、その際、今回出火した部分の部品を交換したという。
車検の後、回送のため大阪と神戸の間を往復した際には異常は起きなかったということで、警察などでは車両の整備状況などの確認を進めている。
この車両火災を受けて、西日本ジェイアールバスでは、200台近い高速バスすべての点検を行い、安全を確認したという。
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当時の状況は、2013年3月2日付で毎日新聞大阪版夕刊から、下記趣旨でネット配信されていた。
2日午前10時ごろ、滋賀県甲賀市の新名神高速道路上り線甲南トンネル入り口付近で、三ノ宮発名古屋行きの西日本ジェイアールバスが走行中に出火し全焼した。
バスは路肩に停車し、運転手と乗客計38人は車外へ逃げてけがはなかった。
県警高速隊は、エンジントラブルとみて出火原因を調べている。
運行する「西日本ジェイアールバス」神戸営業所や高速隊によると、乗客らは別のバスに乗って避難した。
この火災で、上り線の草津田上インターチェンジ(IC)−甲南ICが一時、通行止めになった。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20130302ddf041040030000c.html
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