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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201331311分に読売新聞から、同日931分にNHK名古屋から、3121720分に朝日新聞からは写真と図解付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、313日付の山梨日日新聞紙面にも同主旨の記事が掲載されていた。    

 

12日午後0時半頃、岐阜県美濃市富野の木材加工会社「Wテック」で、工場から出た木くずを集める集じん機を点検しようとした従業員の男性2人が倒れ、助けに向かった別の従業員も倒れた。


3人は病院に運ばれたが、いずれも死亡が確認された。死因は酸欠による窒息死。
警察は、何らかの原因で木くずが燃え、酸素濃度が低下した可能性があるとみて調べている。


警察によると、死亡したのは、いずれも同社社員のIさん(70)、Hさん(34)、Tさん(50)。
警察によると、木くずは、集じんパイプ(直径約30cm)からダクト(同約80cm)を経て3基の集じん機に集められる構造になっており、IさんとHさんは、2基目の集じん機(高さ約5.4m、幅約2.4m、奥行き約5.8m)とダクトの接続部分で、Tさんは、集じん機の中で倒れていた。  


IさんとHさんは、集じんパイプから煙が出ているのに気付き、確認のため集じん機に向かった。
その後、助けを求める声がしたため、Tさんは別の同僚(33)と助けに入り、意識を失って集じん機内に落ちたという。
捜査関係者は、「Iさん、Hさんを接続部分からダクトに押し上げようとしているうちに、意識をなくして落ちたのではないか」と推測した。

 

消防によると、Iさんらが倒れていた場所は、酸素濃度が空気中(約21%)の半分の10%ほどだった。


警察などによると、いずれも通常の作業着のままで酸素マスクなどはつけていなかったという。
木工会社の社長は、「木材を加工する際に火花が出て木くずから煙が出ることはまれにあり、以前にダクトでぼやが起きたときには作業員が自力で消火した。今回も状況を確認しようと見に行ったのではないか」と話している。


Wテックは、住宅のフローリングや壁などを製造する木質建材メーカー。従業員は35人。    

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130312-OYT1T00896.htm

http://www.asahi.com/national/update/0312/NGY201303120006.html

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20130313/3155631.html     

 

 

その後、3141019分と3151059分に岐阜新聞から、CO2消火器が自動作動した可能性を示唆する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。     

 

集じん機には煙や高温を感知した場合に炭酸ガスを充満させる消火装置が付いていたことが13日、同社への取材で分かった。
W社の関係者によると、当時は木材の穴開け加工をしており、摩擦熱で発火するなどした木くずを集じん用パイプが吸い上げ、煙が出たことにより消火装置が作動した可能性があるという。
警察は、装置が事故当時に作動、機内の酸素濃度が低下した可能性もあるとみて、安全管理体制などを調べている。

社長によると、5年ほど前にあった機内でのぼやで消火装置が自動的に作動したという。
その後、ダクト内に木くずがたまらないよう清掃を指示していたが、点検時のマニュアルはなかった。
社長は、「(死亡した)3人も装置の仕組みを分かっていた」としているが、3人は酸素マスクを装着していなかった。

集じん機の製造会社は、「設置した20年前はダクトに点検口はなかった。装置が働く可能性もあり、ダクトに人が入ることは想定していない」と指摘。
現在、炭酸ガスが使われた形跡があるかどうかをボンベメーカーに確認しているという。

一方、県警によると、通常時の血中CO2濃度は35.0~45.0mHgだが、3人はいずれも3~4倍で、死因は酸欠や二酸化炭素中毒による窒息死とみられる。   

 

出典URL

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130314/201303141019_19556.shtml

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130315/201303151059_19565.shtml

 

 

 

(2013年12月2日 修正1 ;追記)

 

20131129946分にNHK東海NEWS WEBから、二酸化炭素消火器で火が消えたのを確認しようと中に入ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今年3月、岐阜県美濃市の木工工場で、木くずがくすぶった集じん装置の中に入り、火が消えたのを確認しようとした作業員3人が、酸欠で死亡した事故をめぐり、岐阜労働局は、県内で木材加工を行っている事業所に、火災など緊急時の体制を整えるよう文書で求めた。


今年3月、美濃市富野の木工会社の工場では、中で木くずがくすぶった集じん装置に入り、二酸化炭素で火が消えたのを確認しようとした作業員3人が、酸欠のため死亡する事故があった。


この事故を調査してきた岐阜労働局では、作業員が空気マスクを着用しなかったことや、緊急時に指示を出す責任者も明確ではなかったことが事故につながったと28日までに判断したという。

 

このため、労働局は、県内で木材加工を行っているおよそ230の事業所に対し、作業員に安全教育を行うなどして、火災などの緊急時に対応できる体制を整えるよう文書で求めた。
岐阜労働局では、「同じような事故を防ぐ取り組みを今後も進めたい」としている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20131129/3419771.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

新情報に合せて、タイトルも変更した

 

 

 

(2014年3月21日 修正2 ;追記)

 

2014320205分に毎日新聞から、立ち入りを禁止しなかったなどとして社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

関労基署は20日、同社社長(62)と最高顧問(67)の男2人と、法人としての同社を労安法違反容疑で書類送検した。
同署によると、容疑について社長は「酸欠状態になることを知らなかった」と一部を否認、最高顧問は認めているという。

送検容疑は、火災時は消火設備の作動で集じん機内が酸欠状態になることを知りながら、立ち入りを禁止せず、危険性を知らせる看板の設置なども怠ったとしている。
 
事故を巡っては、岐阜県警も業務上過失致死容疑で捜査している。

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140321k0000m040066000c.html

 

 

3201636分にNHK岐阜からも、同主旨の記事が若干異なる表現でネット配信されていた。

 

同署の調べによると、集じん機には二酸化炭素を噴射する消火装置が設けられていて、3人はまだ二酸化炭素に満たされた状態のダクトに入り酸欠になったという。


このため同署では、酸素マスクなどを装着した人以外は立ち入り禁止にすべきなのに表示も設置していなかったとして、書類送検した。


Wテックでは「まだ詳しい状況を把握できていないため今のところコメントできません」と話しています。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083121331.html?t=1395349696922

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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