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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2023611102分にYAHOOニュース(FNN PRIME;岡山放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2023527日に岡山・津山市にある橋(昭和町1号橋)で自転車に乗っていた男性が橋から転落し、死亡する事故が起きた。

今回、現場を検証取材したところ、“危険な橋”のさまざまな事実が明らかになった。

【画像】見え方がまったく違う橋

 

【階段が見えない…見え方が違う橋

津山市中心部の国道53号から少し入ったところに、事故のあった「昭和町1号橋」がある。

527日、岡山市に住む50歳の男性は、早朝、自転車で自宅を出発したとみられる。

70kmの道のりをサイクリングし、正午過ぎ、津山市中心部に近いこの橋を渡り終わったところで、高さ1メートルほどの段差から道路に転落、全身を強く打って死亡した。

実は、この橋、自転車の進行方向から見るのと逆から見るので、まったく見え方が違う。

男性が走ったとみられる道を自転車で確認した。

吉井川沿いの景色が美しい遊歩道。
緩やかにカーブしながら橋に入っていく。

すると…。

段差の直前に来るまで、階段があるのがまったく見えなかった。

もう一度、自転車に乗った目線で見てみると、段差が見えないだけでなく、目の錯覚によっては、交差する道と橋が、水平のように見えることがわかる。

地元の人に聞くと、「事故は今回が初めてではない」という。

地元の人:
「車が落ちたりもする。ナビで誘導するのでは。夜中に何回か落ちた。」

橋は延長約12メートル、幅2メートル。
軽自動車なら、通ることができる。

過去に県外ナンバーの車が迷い込み、落ちたことが何度かあったという。

現場でスマートフォンのナビを設定してみると、歩行者の設定では、この橋を通るルートが出てきた。

地元の人も危険は認識していた?

地元の人:
「危険は認識していた。」

にもかかわらず、橋に注意を呼びかける看板などはない。

段差の前には、かつて“防護柵”があったという。

穴は残っていたが、柵はずいぶん前に撤去されたということだった。

地元の人:
「小学校の通学路にもなっていたので外したのか、いつの間にかなくなっていた。

 

【事故増加の原因に 市が対策を検討】

橋の管理はどうなっていたのか?

津山市役所の都市建設部を尋ねた。

この橋は昭和50年代後半ごろ作られ、近くの小学校の通学路になっていた。

ただ、「防護柵がいつどうして撤去されたのかはわからない」ということだった。

昔の航空写真をみると、橋の周辺の遊歩道などは、今ほど整備されていない。

警察では、自転車ブームで昔からの地元の生活道に外から入ってくることが増えているとみて、対策を検討している。

津山警察署・原田副署長:
「県内外から(自転車で)入ってくるという事実はあると思う。そういう方が事故にまきこまれないために、いかにしていくか。事故が起きた事実を重く受け止め、できる対策をしっかりとっていく必要がある。」

 

【津山市と警察が現場を検証】

事故から11日たった67日、道路管理者の津山市は警察と合同で現場を点検した。

再発防止のための点検で、県警の交通事故分析官や津山市都市建設部の職員が橋の状況を詳細に確認した。

そして、階段の前には、仮の措置として、「この先階段あり」と表示された三角コーンが置かれた。

この日は、「自転車に乗って入れないよう、防護柵をいくつか設置したほうがいい」などの意見が出され、今後、市は警察と協議して設置を急ぐとしている。

今は自転車ブーム。

小回りが利き、スピードが出るものも増えている。

一方、それを想定していない昔からの道路設備も多々あるだけに、早急な対策が求められる。


https://news.yahoo.co.jp/articles/34c7369622fdf4980d6dfd58b6b3c85578d9f3c3 

 

6月16日18時8分にYAHOOニュース(岡山放送)からは、現場に樹脂製の防護柵が設置されたなど、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

自転車の死亡事故が発生した津山市の橋に、安全に橋を渡るための防護柵が設置されました。

設置されたのは、幅80センチ・高さ65センチの4つの防護柵で、樹脂製で柔らかく、反射材が使われています。

6月16日、津山市から委託をうけた業者が津山市昭和町にある橋に2メートル間隔で取り付けました。

この橋では5月27日、サイクリングをしていた50歳の男性が、橋と道路の境目にある高さ1メートルの階段から道路に転落し、死亡する事故が発生しました。

通行者の目線では、橋を渡る直前まで境目にある階段を確認することが難しく、今回の対策で通行者が境目を意識しやすくなり、自転車は押して歩くようになるため、転倒のリスクを減らすことができます。

(昭和町町内会 井上会長) :
「角度が急なので、歩いていても危ない感じがしていた。これで良くなったと思う」

(津山市土木課 三木主幹) :
「事故については非常に重大な案件として 市も受け止めている。今回の対策で啓発できて、再発防止につながれば」

死亡事故を受け設置された今回の防護柵ですが、事故を未然に防ぐためには自転車の利用者にもヘルメット着用など安全意識の向上が求められています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/75387c739d55c395f7346aa823ca10927e46e097

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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