2013年8月9日7時24分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
立っている人のすぐ脇を急ぎ足で駆け上がる――。
エスカレーターでよく見る光景だが、JR東日本では今夏から、駅のエスカレーターでは歩かないよう求める異例の呼びかけを始めた。
利用客がぶつかって転ぶなどの事故が後を絶たないためだ。
鉄道各社も注目しているが、通勤ラッシュ時は急ぐ人のために「片側を空ける」という暗黙のルールがすっかり定着しており、「歩行禁止」を広めるのは容易ではなさそうだ。
JR東日本では、利用客がエスカレーター上でけがをする事故は年間約250件に上っている。
今年5月には、東京都内の駅で松葉づえを持った中年男性が、横をすり抜けた利用客にぶつかられて転倒、頭などを打撲した。
昨年9月には、都内の別の駅で高齢男性が急ぎ足で駆け降りていたところ、転んでエスカレーターの下まで落ちてけがをする事故が発生した。
こうした状況を重く見たJR東日本は、エスカレーター上での「歩行禁止」を打ち出した。
7月から「歩かない」などと記したステッカーを管内のエスカレーター全1770台付近に貼り、啓発運動に乗り出した。
しかし、利用客の間で「歩行禁止」が浸透したとは言えない。
ラッシュ時を迎えた平日夕方のJR新宿駅。エスカレーター左側には、立ち止まって乗る人の列ができ、右側のスペースを急ぎ足の利用客が次々と歩いていく。
足腰が弱くエスカレーターをよく利用するという川崎市の女性(84)は、「追い越しざまにバッグが足に当たって、ヒヤッとすることがある。急いでいるなら階段を使ってもらえると助かる」と話す。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130808-OYT1T01677.htm
(ブログ者コメント)
数日前に秋葉原のヨドバシカメラに行った際も、エスカレーターのいたるところに「2列で乗ってください」などと書かれたビラが貼られていた。
歩きスマホの禁止などと同様、日常生活上の安全確保活動の一つになっているようだ。
ブログ者はといえば、読売新聞の記事を読んでいたこともあり、啓蒙の意味であえて右側に立ったのだが、人が少なかったため、大勢に影響はなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。