2017年10月22日付で毎日新聞群馬版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後5時半ごろ、渋川市北橘町真壁の地下にある取水トンネルで、清掃作業中の男性3人が意識もうろうの状態となり、救急搬送された。
うち1人が意識不明の重体。残り2人は軽症。
県警は、一酸化炭素中毒の可能性もあるとみて調べている。
県警によると、作業していたのは、沼田市の土木作業員のTさん(男性、68歳)と吉岡町の会社員の男性(50)、安中市の土木作業員の男性(73)の3人。
このうちTさんが意識不明の重体。
トンネルは地下6~7m。
ガソリンなどで動く発電機につながれた高圧洗浄機を使って、内壁を清掃していたという。
出典
『一酸化炭素中毒か トンネル清掃の3人を救急搬送 1人重体 渋川』
http://mainichi.jp/articles/20171022/ddl/k10/040/017000c
10月23日10時34分に産経新聞からは、Tさんが死亡したなど、下記趣旨の下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県警は、23日までにTさん(68)が搬送先の病院で死亡したと明らかにした。
一酸化炭素(CO)中毒の疑いがあり、死因を詳しく調べる。
県警によると、Tさんは20日午後、トンネル内に発電機を置き、高圧洗浄機を使って清掃作業をしていた際に意識がもうろうとなり、搬送された。
一緒に作業をしていた男性2人も軽症。
出典
『トンネルで清掃中に重体、作業員の男性が死亡 群馬 一酸化炭素中毒か』
http://www.sankei.com/affairs/news/171023/afr1710230025-n1.html
(2018年3月24日 修正1 ;追記)
2018年3月23日19時17分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、渋川市にある地下トンネルの中で、換気を十分しないままガソリンを燃料とする発電機を使い、清掃作業をしていた3人が一酸化炭素中毒になり、このうち当時68歳の男性が死亡した。
前橋労基署は、この事故を調べた結果、工事を請け負っていた吉岡町の建設会社の「I組」と現場の安全管理者の51歳の工事課長が作業員の健康被害を防止する措置をとらなかったとして、労安法違反の疑いで書類送検した。
出典
『労災死亡事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20180323/1060001509.html
3月24日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
前橋労基署によると、社員3人がエンジン式の高圧洗浄機を使って清掃作業をする際、自然換気が不十分なのに、換気などの安全対策を講じなかった疑いがある。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。