2020年11月21日5時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県立宮崎病院(宮崎市)で2日に院内が8時間あまり停電したことについて、同病院は20日、屋外の配電線と病院構内をつなぐ引き込み線を覆っている部分が一部破れ、雨水が入って漏電したことが原因とみられると発表した。
停電発生後、職員が非常用発電装置に手動で切り替える作業を失念したことで、手術室などへの停電につながったことも明らかにした。
同病院によると、停電は2日午後1時15分頃に発生し、同9時40分頃に復旧した。
この間、外来の受け入れを取りやめたほか、調理などができなくなり、入院患者には非常食を出した。
手術室への電力供給も止まり、2件の手術を中断し、後日、改めて手術した。
同病院では停電が起きた際、バッテリー式の電源装置が作動し、手術室などへの電力供給が続けられる。
その後、より安定して電力が供給できる非常用発電装置に自動で切り替わるが、この日は何らかの理由で切り替わらなかった。
こうした場合、職員らが手動で切り替える手はずになっていたが、当日はそれを行わなかった。
同病院は「手動で切り替えていれば、手術室などの電源喪失は防げた」としており、切り替えが行われない際は警報で通知されるようシステムを改良したという。
https://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20201120-OYTNT50051/
11月20日18時18分にNHK宮崎からは、屋外の電線のカバーに1cmほどの亀裂が入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県立宮崎病院で今月起きた大規模な停電は、屋外の電線のカバーが破れ、そこに雨水が侵入したことによる漏電が原因とみられることがわかりました。
停電は今月2日に発生し、およそ7時間にわたって続きました。
救急患者の受け入れが丸一日できなくなったほか、手術の中断などの影響が出ました。
病院が原因を調べたところ、電気を病院に引き込む屋外の電線のカバーに、長さ1センチほどの亀裂があるのが見つかり、この部分から雨水が入り込んで漏電が起きた可能性が高いことがわかりました。
亀裂が生じた原因は、わからないということです。
また、本来は自動で行われるはずだった非常用発電機への切り替えがうまくいかず、一時、手術室や集中治療室で電気が全く使えない状態になっていたことも分かりました。
切り替えができなかった原因はまだ分かっていないということで、病院では調査を続けるとともに、同じ事態が起きたら警報が鳴るようにするなど監視態勢を強化したということです。
会見した県立宮崎病院の菊池院長は、「患者や、負担をかけた地域の医療機関に心よりおわびします」と陳謝しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20201120/5060007905.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。