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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201646951分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

461259分に朝日新聞から、46日付で毎日新聞東京版から、462354分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道新幹線が1日、青函トンネル内を走行中に緊急停止していたことが、6日、JR北海道への取材で分かった。

緊急停止は、3月26日の開業後、初めて。

JR北は、公表の基準である「20分以上の遅れ」ではないとして、発表していなかった。

 

JR北によると、1日午後1時15分ごろ、新函館北斗発東京行きの「はやぶさ22号」が、青函トンネル内の旧吉岡海底駅付近を約140kmで走行中、運転士が計器で赤信号を確認し、非常ブレーキをかけた。

約1分後に青信号に変わったため、車両は数分後に発車。

奥津軽いまべつ駅に2分遅れで到着した。

このトラブルで、乗客約350人のうち、1人が首に異常を訴えたという。

 

JR北によると、新幹線専用のレールと貨物専用のレールとの狭い隙間に、縦6cm、横4.5cm、厚さ0.2cmの楕円形の金属片が落ちていて、両方のレールに電気が伝わったために、運行システム上、貨物列車が走行していると誤って認識され、自動列車制御装置(ATC)の停止信号を受信したのが原因とみられる。

共用走行区間はレールが3本敷かれた複雑な構造で、保守・点検が難しく、トラブルの発生が懸念されていた。

 

北海道新幹線は、青函トンネルとその前後の約82kmの区間で、フル規格の新幹線としては唯一、貨物列車と線路を共用する。

共用走行区間では、新幹線用のレールの内側に、幅が狭い在来線用のレールがもう1本が敷かれていて、各レールに通電して列車の有無を確認している

 

双方のレールは約37cm離れているが、間にはレールと枕木を固定する金属装置などがあり、実際の絶縁部分は約4cmの幅しかない。

このため、金属片を通じて双方のレールが通電し、新幹線の前方を貨物列車が走行していると運行システムが誤って判断し、緊急停止に至った可能性があるとJR北はみている。

 

通電トラブルがごく短時間に解消されたのは、列車の風圧などですぐに金属片が動いたためとも考えられるという。

 

JR北は、6日、金属片が、列車の車輪や車体の一部のほか、トンネル内の構造物の可能性もあるとみて、外部機関に分析を依頼することを明らかにした。

 

出典URL

http://www.sankei.com/affairs/news/160406/afr1604060006-n1.html

http://www.asahi.com/articles/ASJ4636D4J46IIPE002.html 

http://mainichi.jp/articles/20160406/dde/041/040/061000c 

http://mainichi.jp/articles/20160407/k00/00m/040/141000c

 

 

 

(2016年4月17日 修正1 ;追記)

 

20164141044分に読売新聞から、金属片は新幹線の部品ではなさそうだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR北海道の島田社長は、13日の記者会見で、原因とみられる金属片について、「新幹線車両のものではないと考える」と話した。

 

さびの状態が古く、新しい新幹線のものとは考えにくいという。

同社は、鉄道総合技術研究所(東京都)に依頼し、金属片の成分分析を行っている。

 

同社によると、トンネル内に落ちた金属片によって貨物列車の走行を示す電流が流れ、新幹線の停止信号が出されたとみられる。

 

島田社長は、「お客様の安全に関わる問題ではないが、今後も様々な事象が発生すると思う」と語り、「保守と運行管理の課題を克服したい」と述べた。

 

出典

緊急停止させた金属片「新幹線のものではない」

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160414-OYT1T50016.html

 

 

 

(2016年6月12日 修正2 ;追記)

 

201669日付で読売新聞北海道版から、金属片はレールから剥がれたものだった可能性が高いが特定はできなかった、という下記趣旨の記事が、金属片の写真付きでネット配信されていた。

681821分に産経新聞から、681859分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR北海道は、8日、原因とみられる金属片について、「レールからはがれた可能性が高い」とする調査結果を公表した。

 

金属片は、縦4cm、横6cm、厚さ2mm。

JR北が鉄道総合技術研究所(東京)に依頼し、現場で見つかった金属片の成分分析を行ったところ、レールに含まれる鉄やマンガンなどの元素が検出されたという。


ただ、同様の元素は塗装した車両やトンネル内の金具にも含まれており、金属片はそういった様々なものから落ちる可能性があるが、今回は錆がひどかったため、素材の特定には至らなかった。

 

JR北は、4月末までに青函トンネル内を清掃するなどの対応を行ったほか、再発防止のために清掃を継続していくとしている。

 

出典

「レール剥離片の可能性」新幹線緊急停止

http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20160609-OYTNT50017.html 

金属片はレールの一部か 鉄道総合技術研究所調査

http://www.sankei.com/affairs/news/160608/afr1606080030-n1.html 

JR 落下金属片特定できず

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160608/5975751.html

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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