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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019225184分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午前5時ごろ、JR中央・総武線の御茶ノ水駅や水道橋駅など4つの駅で停電が起きた。


この影響で、中央・総武線の各駅停車は千葉の西船橋駅と東京の三鷹駅の間の上下線で、中央線の快速電車は東京駅と新宿駅間の上下線で、4時間余りにわたって運転を見合わせた。


御茶ノ水駅や水道橋駅など11の駅で入場規制が行われたほか、ほかの鉄道会社への振り替え輸送が行われるなどし、28万人に影響が出た。


水道橋駅と飯田橋駅の間の線路の橋では、25日未明から始発前にかけてJR東日本が改良工事を行っていて、直前には部材を切断する作業が行われていたという。


そして、作業を終えてからおよそ40分後に線路脇に置いていた資材から火が出て、送電ケーブルに燃え移ったとみられることがわかった。


JR東日本は、作業で出た火花が資材の中に残ってくすぶり、燃え広がったとみて、作業の手順や安全管理に問題がなかったか詳しく調べている。

今回のトラブルについて、鉄道システムが専門の工学院大学の高木亮教授は、「電気設備で影響が出ると復旧までに長引く傾向にあることがこれまでにもわかっていて、特に、東京の大動脈でトラブルが起きたことで影響がさらに広がってしまった」と分析している。


その上で、「トラブルを起こさない対策が必要だが、もし起きた場合でも影響範囲を小さくできるかが重要だ。例えば、電車の折り返し場所を増やすなどの対策が取られていれば、運転見合わせ区間もこれほど広がらず、駅の入場規制も小規模に済んだはずだ」と指摘している。


また高木教授は、「都市部での鉄道の工事は、夜間の数時間の制約の中で行われているので、今回の工事で何が足りなかったのか、さまざまな角度から検証し、再発防止策を講じる必要がある」と話している。

 

出典

中央総武線 工事40分後に出火

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190225/0026085.html

 

 

2252035分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR東によると、停電は25日午前4時55分ごろ発生。

 

同じ時間帯に水道橋~飯田橋間の高架橋工事の資材置き場で火災があり、そばに設置されていた駅や信号に電気を供給する送電ケーブルが約4mにわたって焼けた。

 

出典

工事用資材が火元か JR中央線停電トラブル

https://www.sankei.com/affairs/news/190225/afr1902250033-n1.html 

 

 

2261746分に毎日新聞からは、線路わきに仮置きした防炎シートから出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR東日本東京支社は26日、鉄橋補強工事で使われた防炎シートが火元となり、線路脇の送電ケーブルに引火したとの見方を示した。

 

同支社によると、担当者が25日午前1時15分~4時15分ごろ、東京都千代田区飯田橋3の水道橋~飯田橋間にかかる鉄橋の補強工事を実施。

 

作業中は火の粉が飛び散ることから、火災防止のため、鉄橋の隙間に防炎シートを詰め、作業終了後にシートをまとめて線路脇に仮置きした。

 

同支社は、「シートの中に残っていた火の粉が送電ケーブルに燃え広がった可能性がある」とみている。

 

送電ケーブルを収納するケースは樹脂製で、JR東は、順次、燃えにくい金属製に切り替える方針。

 

出典

『火元は防炎シートか 送電ケーブルに引火 JR中央・総武線停電』

https://mainichi.jp/articles/20190226/k00/00m/040/142000c 

 

 

227637分にNHK千葉からは、線路わきのケーブル火災に関する過去のいきさつと今後の対策に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR東日本によると、始発前に行った橋桁の工事で出た高温の鉄くずが資材の中に残ってくすぶり、その後、線路脇に置いた資材から送電ケーブルに火が燃え移った可能性が高いという。


JR東日本では4年前、東京都内の線路のケーブルなどが連続して放火される事件が起き、ケーブルのカバーを「耐火シート」で覆う対策を進めてきた。


しかし、今回火災が発生した現場は、一般の人が立ち入れる場所ではなかったため、燃えやすい樹脂製のカバーのままだったという。


このため、ケーブルのカバーを金属製に交換する防火対策を進めるほか、送電ケーブルといった重要な設備の近くに資材を置かないことなどを徹底するとしている。

出典

JR東 ケーブルカバー金属製に

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190227/1080005107.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は2月27日NHK現場映像の1コマ。

 

 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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