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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20192251921分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

各地ではしかの感染拡大が懸念されるなか、千葉県茂原市の消防本部に所属し、今月10日、はしかのような症状が出た患者を救急車で搬送した隊員がはしかに感染していたことが新たに確認された。

千葉県によると、感染が確認されたのは、長生郡市広域市町村圏組合消防本部に所属する30代の男性隊員。


今月10日、はしかのような症状が出て、その後、感染が確認された女性の患者を救急車で搬送したということで、23日、自分に発熱の症状が出たため鴨川市の医療機関を受診し、24日になって、はしかへの感染が確認された。


隊員は過去に1回、ワクチン接種をしたということで、症状は軽く、快方に向かっているという。


また、少なくとも22日以降は救急車には乗車せず、公共の交通機関も利用していないが、千葉県は、受診先の医療機関で隊員に接触した可能性のある人などに症状がないか、経過を観察しているという。

ことしの千葉県内のはしかの患者は6人となり、県は、はしかのワクチンを過去に2回接種していない人は接種を検討するよう、呼びかけている。

 

出典

救急車で搬送した隊員がはしかに

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190225/1080005082.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

数か月ほど前から、はしかの感染者が急増しているという報道が目立つようになった。

 

今回紹介したのは救急車での感染事例だが、病院で感染したという事例もある。

 

226187分 NHK首都圏)

 

埼玉県西部に住む男女3人が相次いではしかに感染していたことが分かり、埼玉県は最初の患者が受診した医療機関で感染が広がったおそれがあるとして、はしかの疑いがある症状が出た場合は保健所に連絡してから医療機関を受診するよう呼びかけている。

埼玉県によると、はしかに感染したのは、埼玉県西部の狭山保健所管内に住む10代から40代までの男女3人。


このうち30代の男性は、ことし1月フィリピンに10日間ほど滞在し、帰国したあとに発熱や発疹の症状が出て、先月9日、はしかと診断された。


その後、男性が最初に受診した医療機関で働く40代の女性スタッフと、同じ医療機関を受診した10代の男性が、いずれも発熱の症状が出て、先週、はしかと診断された。
3人とも症状は回復しているという。


埼玉県は、最初の患者が受診した医療機関で感染が広がったおそれがあるとして、高熱や発疹など、はしかの疑いがある症状が出た場合は、最寄りの保健所に連絡してから医療機関を受診するよう呼びかけている。

 

出典

はしか3人感染医療機関で拡大か

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190226/0026138.html 

 

 

また、海外渡航者がはしかウイルスを持ち帰っているという情報もあった。

 

2019227日 毎日新聞東京版夕刊)

 

高熱や発疹などが出る麻疹(ましん)(はしか)の患者報告数が今年200人を超え、この10年で最多のペースで増えている。

 

日本は4年前、世界保健機関(WHO)から「麻疹が撲滅された国」とのお墨付きを得ている。

 

にもかかわらず、毎年のように局地的に感染が広がるのは、免疫のない渡航者が海外で感染してウイルスを持ち帰ってしまうためだ。

 

麻疹は、同じ部屋や電車内にいただけでもうつり、感染力はインフルエンザの数倍とも言われる。

 

2007~08年の大流行では、高校や大学の休校が相次ぎ、患者報告は08年だけで1万人を超えた。

 

06年から、国は麻疹ワクチンの定期接種を1回から2回(1歳児と小学校入学前)に増やすなどして対策を強化してきた。

 

そのかいあって、現在は乳幼児を除く全年代の95%以上の人が免疫を持ち、「大規模な感染は起きにくい状態」(厚労省担当者)だ。

 

WHOは15年、同じウイルスで1年以上感染が続いていないことを意味する麻疹の「排除国」と認定した。

 

だが実際には、局地的な集団感染がたびたび起き、毎年、数100人の患者が報告されている。

 

国立感染症研究所によると、今年に入ってから今月17日までの1カ月半の患者は222人に上り、直近の1週間で48人が新たに感染した。

 

22都道府県で確認され、大阪府(77人)と三重県(49人)で半数以上を占める。

 

三重では宗教団体の研修会、大阪では商業ビル「あべのハルカス」の催事場という、人が密集した場所に感染者がいたため、一気に患者が増えた。

 

土着のウイルスが国内にない状況でも現れる感染者は、国境を越えた「輸入症例」だとみられる。

 

アジアやアフリカでは今も麻疹が流行している国が多く、フィリピンでは今年130人が死亡したと報道されている。

 

感染研によると、18年までの5年間で国内患者が感染したと推定される国は、フィリピン(79人)、インドネシア(45人)、タイ(24人)と続く。

 

厚労省は、改正する麻疹対策の指針に、海外渡航者へのワクチン接種呼びかけを追記する方針。

アニメ「マジンガーZ」と「麻疹がゼロ」の語呂合わせで目を引く啓発ポスターも作製した。

 

免疫を持たない乳児がいる保育所や、抵抗力の弱い患者のいる医療機関にウイルスを持ち込まない注意も必要だ。

 

感染研の多屋馨子室長は、「海外旅行を計画している人や保育所や医療機関に勤める人は、特に、母子手帳などで予防接種歴を確認してほしい」と訴える。

 

出典

『はしか、渡航者が「輸入」 排除国認定の日本、今年200人超 政府「旅行前のワクチン接種を」』

https://mainichi.jp/articles/20190227/dde/001/040/040000c 

 

 

 

(2019年3月17日 修正1 ;追記)

 

2019315114分にNHK千葉から、千葉県の対策などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今回の事案を受けて千葉県は、はしかと風疹の感染が広がる中、救急活動などに支障が出ないよう、県内の消防に対して予防対策を徹底するよう呼びかけている。


具体的には、隊員一人一人に、はしかと風疹にかかったことがあるかや、予防接種を受けたかなどを確認したうえで、抗体が十分にない場合はワクチンの接種を勧めるよう求めている。


はしかに感染した救急隊員が所属している茂原市の長生郡市広域市町村圏組合消防本部では、3週間にわたって、感染の拡大を防ぐ対策に追われた。


まず、およそ230人の職員全員に対して、はしかや風しんにかかったことがあるかを確認し、かかったことがなく、これまでにワクチンを2回接種していない職員には、速やかな接種を呼びかけたという。


また、感染した隊員と発症の前日から一緒に勤務した隊員については、救急車の利用者への2次感染を防ぐため救急活動を控えさせ、3週間にわたって残りの隊員で勤務シフトを組んだという。


救急隊員の感染症対策をめぐっては、これまで確立されたものがなく、現在、総務省消防庁がマニュアルの整備を進めていて、今月中に完成する見込み。

 

出典

救急隊員のはしか風疹対策徹底

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190315/1080005248.html

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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