2015年8月17日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月17日11時49分に読売新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
16日午後3時ごろ、北安曇郡白馬村と小谷村の境界付近の渓谷で、木の間に張ったワイヤロープを滑り降りるアスレチック遊具で遊んでいた神奈川県南足柄市のアルバイト従業員の男性(18)が約3.5m下に落下、頭などを強く打ち、松本市内の病院に運ばれたが、約3時間後に死亡が確認された。
死因は頭部外傷で、警察が事故原因を調べている。
警察によると、アスレチック遊具のワイヤロープは、渓谷を流れる楠川をまたいで約60mに渡り張られ、滑車を使って岸から反対側の岸に滑り降りる仕組み。「ジップライン」と呼ばれる。
男性は白馬村の宿泊施設にアルバイトで勤めており、この日はアルバイト仲間数人と渓谷に遊びに来ていて、たまたま見つけたこの遊具で遊び始めたが、滑車のスピードがつきすぎ、終点の木に巻かれたクッションに衝突した際にバランスを崩し、約3.5mの高さから地面に転落したという。
消防によると、近くにいた白馬村のアウトドアツアー会社のガイドが衝突音を聞き、倒れている男性を見つけ、同社を通じて119番通報した。
救急隊が現場に駆け付け、県消防防災ヘリコプターで病院に運んだ。
この会社によると、遊具は、ウエットスーツを着て渓流下りを楽しむキャニオニングのツアーで使うために2005年ごろ設置。
通常は、ツアー客が同社のガイドの指導の下、ハーネス(安全ベルト)などで安全確保した上で使っている。
これまでにツアー客がけがをしたことはなかったという。
同社によると、高橋さんたちはツアー客ではなかった。
同社などによると、現場は楠川上流部で、普段は登山者や渓流釣りをする人以外は入らないような場所という。
出典URL
http://www.shinmai.co.jp/news/20150817/KT150817FSI090011000.php
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150817-OYT1T50027.html
8月19日15時7分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県大町建設事務所は18日、遊具が無許可で設置され、形状なども許可基準に該当しないとして、河川法違反の疑いで白馬村内のアウトドアツアー会社に撤去を求めた。
遊具のワイヤロープ(長さ約60m)は、木と木の間に結ばれ、県管理の楠川の上に張られている。
河川法は、河川区域の土地に工作物を設置したり、土地を占用したりする場合、河川管理者に許可申請するよう求めているが、この会社は県に申請していなかった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150819-OYT1T50048.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。