2015年8月17日23時1分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
8月17日21時25分に産経新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
茨城県つくば市のゴルフ場に超軽量飛行機(ウルトラライトプレーン)が墜落し、男性2人が死亡した事故で、事故機の所有者らが航空法で必要な機体の使用と操縦、離着陸場の使用の許可を国交省から得ていなかったことが、17日、分かった。
事故機(全長5.53m、幅8.66m)は、16日午前5時45分ごろ、つくば市神郡の「つくばねカントリークラブ」のコースに墜落しているのが見つかった。
同県筑西市の自営業、石島さん(59)と、いとこで東京都東村山市の会社員、和田さん(57)が搭乗して、15日午後3時半ごろ、北西約12kmの「明野場外離着陸場」を離陸したまま、行方不明になっていた。
2人は、機内で死亡していた。
国交省によると、事故機は石島さんが所有。
仏国メーカーから購入した部品キットを石島さんが組み立てた「自作航空機」で、平成25年4月に国交省に登録。
尾翼には、自作航空機を示す「JX」を含む機体番号が記されていた。
自作機製造には公的資格はなく、安全基準を満たしたうえで航空法に基づく使用許可を国交省から得れば飛ばすことができる。
超軽量飛行機の操縦も免許制度はなく、国交省は、知識や経験に合わせた許可制としている。
同離着陸場では、2010年6月、離陸直後の1人乗り超軽量飛行機が墜落し、男性操縦者が死亡する事故があり、この時も自作機で、いずれの許可も得ていなかった。
航空大学校(宮崎市)の石川教頭は、「製造や操縦に関して、技能実習などを踏まえた資格・免許制度を取り入れる必要がある」と指摘。
石島さんが所属していた「明野スカイスポーツクラブ」の馬島会長(76)は、「自作機は整備から操縦まで自己責任に任されている状態。優秀な指導員養成や、安全教育徹底などが求められる」と話した。
太田昭宏国交相は17日夕、報道陣の取材に「超軽量飛行機の許可取得徹底のため、監督を強化する」と述べた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150818k0000m040125000c.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150817/afr1508170045-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。