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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019852052分に読売新聞から、下記趣旨の記事が遊具の写真付きでネット配信されていた。

 

5日午前11時50分頃、栃木県那須町高久乙の遊園地「那須ハイランドパーク」で、神奈川県相模原市緑区、自営業の男性(51)が遊具から転落し、頭などを打って死亡した。

 

警察は命綱の取り付けが不十分だった可能性があるとして、業務上過失致死の疑いも視野に調べている。

 

警察の発表によると、事故が起きたのは、クライミングなどが楽しめる屋内施設「ノボランマ」内にある遊具「リープ・オブ・フェイス」。

 

高さ約8mの鉄柱から空中につるされたサンドバッグに飛び移る遊具で、男性は約5m地点の踏み切り台から飛びつこうとして転落したという。

 

同園によると、施設は昨年3月にオープンしたばかりで、この遊具の利用の際には命綱の装着が決まっていた。

誤って転落しても安全装置が作動し、床への衝突を防ぐ仕組みになっていたという。

 

警察は当時の状況を詳しく調べている。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190805-OYT1T50268/

 

 

851940分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男性は命綱を装着していたが、命綱に何らかの不備があったとみられるという。

 

https://www.asahi.com/articles/ASM85664HM85UUHB00K.html

 

 

851933分にNHK栃木からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

遊園地によると、男性が遊んでいた遊具では、命綱を着けることが決められていて、安全装置が人の落下を感知して自動でブレーキをかけ、床に衝突するのを防ぐ仕組みになっているということだが、警察によると、当時は係員が近くにいて、男性は落下した時点で命綱を装着していなかったとみられるいう。


警察は、係員による命綱の装着状況の確認など、現場の安全管理に問題がなかったかどうかや、事故の原因について詳しく調べている。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20190805/1090004973.html

 

 

861850分にNHK栃木からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

高いところからつるされた円柱状のクッションに飛びついてスリルを楽しむ遊具で遊んでいたところ、5mほどの高さから落下して頭を強く打ち、死亡した。


警察と遊園地によると、男性が遊んでいた遊具では、係員が利用者にヘルメットとハーネスを装着したうえで、そのハーネスに命綱をつけることが決められていて、当時は係員が現場にいて、男性を含む利用客の対応に当たっていたという。


しかし、男性が落下した際、ヘルメットとハーネスは着用していた一方で、ハーネスに命綱はついていなかったという。


警察は、係員が命綱をつけ忘れた可能性があるとみて、業務上過失致死容疑での立件を視野に、安全管理に問題がなかったかなど、事故の原因を調べている。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20190806/1090004986.html

 

 

87日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

捜査関係者によると、利用客に装着することになっていた命綱を同園のアルバイト従業員が「つけ忘れた」と話しているといい、県警は、園の安全管理を含め、当時の状況を調べている。

 

この従業員は7月下旬から働き始めたばかりだった。

 

事故が起きたのは、ボルダリング施設「ノボランマ」にある、高さ約5mの踏み台から数m離れた場所にぶら下げられているサンドバッグに飛び移る遊具。

 

客の男性は5日午前11時50分ごろ、サンドバッグに飛び移ろうとして転落した。

 

同園によると、この遊具では通常、スタッフ1人が利用方法を説明した後、踏み台まではしごで登る前にヘルメットと命綱をつける決まりになっているという。

 

しかし、男性はヘルメットは着用していたが、命綱をつけていなかった。

 

捜査関係者によると、男性に説明したのは10代のアルバイト学生で、県警の事情聴取に、命綱を装着し忘れたことを認めているという。

 

https://mainichi.jp/articles/20190807/ddm/041/040/090000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○以下は、NHK映像の3コマ。 

  踏切台からサ
ンドバッグに向けて飛び出した。



 しがみついたサンドバッグが揺れている。

 

 角度を変えた映像。
 サンドバッグにしがみつこうとしている。

 

 

○命綱装着という、客の命にかかわる仕事を、7月下旬から働き始めたばかりのアルバイトに任せたことは妥当だったのだろうか?

どのような安全教育を受けさせた後、業務に就かせていたのだろうか?

 


(2019年12月12日 修正1 ;追記)

 

201912111853分にNHK栃木からは、事故報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

この事故について、遊園地を運営する「藤和那須リゾート」が、社内に設置した安全委員会の調査報告書を公表しました。


それによりますと、直接の事故の原因を、出勤6日目のアルバイト従業員が男性に命綱をつけ忘れたことだとしています。


また、遊具を運営するスタッフの最低の配置人数が決められておらず、当時、アルバイト従業員が1人で担当していたことから、スタッフの力量に応じた人員配置になっていなかったとして、「事故の背景要因は、会社の組織的な安全対策不足にあることも否めない」としています。


そのうえで、報告書では再発防止策として、安全マニュアルの改善や社員教育の徹底、担当者の力量を考慮した人員体制の見直しなどを提言しています。


この事故をめぐっては、警察が業務上過失致死の疑いで、安全管理に問題がなかったかどうかなど捜査しています。

「藤和那須リゾート」は、「このような事故を起こしてしまい、遺族の皆様には申し訳ございません。事故を防ぐための組織作りができていなかったことを反省して、報告書を受けて再発防止に努めて参ります」とコメントしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20191211/1090006045.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

該社HPに掲載されている報告書中、担当したアルバイトへの事前教育状況が、以下のように記されていた。

 

3.本件遊具担当者への研修

 

B氏に対しては、運営スタッフより、お客様へのハーネスの着脱の研修が行われ、実際に着脱を担当しました。

 

本件施設の責任者であるA氏による本件施設のマニュアルを使った説明等も行われました。

 

また、B氏は、実際に、ハーネスを着用し命綱をつけ、本件遊具を自ら体験する研修を行いました。

 

勤務3日目以降は担当社員A氏が、B氏に対し、OJTにて、みずから実演の上、指導を行い、本件遊具のサブスタッフとして担当させました。

 

https://www.nasuhai.co.jp/noborungma/pdf/accident_investigation_report.pdf

 



(2021年2月2日 修正2 ;追記)

 

202121125分に産経新聞からは、当時の現場スタッフと現場責任者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警は1日、事故当時この遊具の担当スタッフだった男性(20)=同県大田原市=と上司で現場責任者だった男性(49)=同県那須塩原市=を、業務上過失致死の疑いで書類送検した。

 

スタッフの男性の書類送検容疑は令和元年8月5日午前11時50分ごろ、ヘルメットとハーネス(安全ベルト)を利用客の男性に装着したものの、命綱をつけ忘れたまま遊具へ案内し、安全確認を怠ったなどとしている。

 

上司の男性は、アルバイトとして勤務を始めて6日目だったスタッフの男性に十分な指導をせず、1人きりでこの遊具を担当させるなど、ずさんな管理をしていた疑いが持たれている。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/210201/afr2102010004-n1.html

 


(2022年7月5日 修正3 ;追記)

20227571分にYAHOOニュース(下野新聞)からは、2被告に執行猶予付きの有罪判決がくだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

業務上過失致死罪に問われた元従業員2人の判決公判が4日、宇都宮地裁で開かれた。

楠真由子裁判官は、「アルバイト従業員を漫然と単独で従事させ、安全利用の要の命綱接続を失念した過失は大きい」として、2人に禁錮1年、執行猶予3年(求刑禁錮1年)を言い渡した。

楠裁判官は判決で、事故があった高さ約5メートルの足場からポールに飛びつく遊具で、命綱の接続を怠れば危険は想定されたと説明。

大学生の業務の習熟度を正確に把握せずに働かせた会社員の男の過失と、命綱接続を忘れた大学生の過失はそれぞれ大きいと判示した。

一方、事故の責任を認め、繰り返し謝罪していることなどから、執行猶予を付けた。

施設側に対しては、従業員育成マニュアルの未策定など、「安全管理に不十分な点があったと言わざるを得ない」と言及した。  

施設を運営する「藤和那須リゾート」(那須町)は取材に、「背景に安全対策不足があったことは否めない。同じことがないよう安全面を強化した」とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8f5cd380288cba36390e82d4c7049d8b6beaa377 

 

741655分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

楠裁判官は、「業務に習熟していなかった元アルバイト従業員を漫然と単独で業務にあたらせ、遊具を安全に利用するための要である命綱をつけ忘れた2人の過失は大きい」などと指摘しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20220704/1090012729.html 

 

741747分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

楠裁判官は、施設に十分なリスク管理マニュアルがなかったことなど、事故の責任を両被告のみに負わせることはできないという事情を考慮しても、「過失は大きい」と指摘。

両被告が責任を認めていることなどから、執行猶予付きの判決にしたと説明した。

https://www.asahi.com/articles/ASQ745S5VQ73UUHB008.html

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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