2019年8月2日14時25分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし11月、大阪・平野区の阪神高速道路で、飲酒運転の大型トレーラーがタクシーに衝突し、乗客など3人が死傷した事故について、国の委託を受けて調査してきた事業用自動車事故調査委員会が報告書を公表した。
それによると、トレーラーの運転手は事故前、運行途中のフェリー乗船中に焼酎を飲み、注意力や判断力が低下した状態で運転していたことが事故の原因だと考えられると指摘している。
そのうえで、この会社のドライバーの間では、フェリー乗船中の飲酒が常態化していて、船を降りる際に、法律で義務づけられているアルコール検査などが行われず、運行管理が形骸化していたことが重大な事故につながったと考えられると結論づけた。
そして、再発防止策として、アルコール検査の適切な実施や、必要に応じ、運行管理者が抜き打ちでフェリーに乗船し、ドライバーの休憩時間の過ごし方を確認するよう求めている。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190802/2000018478.html
8月2日14時55分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事が事故車両の写真付きでネット配信されていた。
大阪市平野区の阪神高速で2017年11月、酒気帯び運転の大型トレーラーがタクシーに衝突し3人が死傷する事故があり、国の事業用自動車事故調査委員会が調査報告書を2日、公表した。
トレーラーの運転手は直前に乗ったフェリーで飲酒しており、所属する運送会社では、運転手らのフェリーでの飲酒が常態化していたことが明らかになった。
報告書によると、トレーラーの運転手は、17年11月21日午後4時過ぎに愛媛県の港からフェリーに乗り、午後7時半までに船内の食堂などで焼酎を約450mℓを飲んだ。
同僚運転手6人が同席し、うち4人が一緒に飲酒したという。
22日午前0時ごろに神戸港に到着したが、点呼やアルコール検査はしていなかった。
事故は約40分後に発生。
タクシーの乗客1人が死亡し、別の客とタクシー運転手が大けがをした。
事故調査委の聞き取りで、運送会社の運転手らの間では、遅くとも約30年前からフェリーでの飲酒が慣習になっていたとみられることがわかった。
トレーラーを運行していたM運送(香川県観音寺市)が事故後、このフェリーに乗ったことがある運転手24人に聞いたところ、8割強にあたる20人が、17年中に飲酒したことがあると答えた。
このうち15人は、ほぼ毎回、飲酒していたという。
調査委は、アルコールの影響で注意力や判断力が低下したことが事故につながった可能性が高いとした。
調査委によると、M運送は事故を受け、フェリーを降りる際にアルコール検査の結果を携帯電話で送るシステムを取り入れたという。
https://digital.asahi.com/articles/ASM815VX4M81UTIL037.html?rm=424
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。