2022年4月26日20時8分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これが蒲郡市で起きた水上バイク事故の詳細が分かる映像です。
運転していた男性はターンを繰り返し、左手を上げた直後…。
まっすぐ観客席へ乗り上げ、ポールを壊して向きが変わり、席にぶつかります。
座っていた女の子が転倒。
(動画を撮影した男性):
「曲がることなく、そのまま直線で飛び出してきたというような。怖いですね、二度と正面には座りたくないですね」
別の場所から撮影された動画には女性が倒れこむ様子も…。
ショーを見ていた37歳の母親と13歳の長女が軽いけがをしました。
4月23日に蒲郡市の「ラグナシア」で起きた事故。
ショーは去年10月から週末や祝日に上演されていましたが、新たに分かったのは、水上バイクを運転する出演者8人が、ことし2月までの約4か月間、無免許だったということです。
原則、水上バイクを運転するには「特殊小型船舶操縦士」の免許が必要です。
安全対策が取られた遊園地などでは、例外で無免許での運転が認められますが、「ラグナシア」はその対象にはなっていませんでした。
去年末に運営会社のラグーナテンボスが免許の必要性に気が付き、2月10日に全員に免許を取得させたということです。
ラグーナテンボスは「ショーを企画制作した会社から『私有地なので免許はいらない』と説明を受けたが、確認不足だった」とコメント。
また事故原因については「操縦ミスの可能性がある」といい、当面の間はショーの開催を見合わせることにしています。
万全だったとは言えない安全対策。
警察が業務上過失傷害の疑いも視野に事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/edd3bb9c1023826e6e95cbb6e31575846445d6ed
4月27日11時6分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、ボートは観客席の前にあった柱にぶつかり方向を変えていた、柱がなければもっと大勢のケガ人が出ていたかもしれないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故をめぐり、TBSは“新たな映像”を入手しました。
映像の撮影者は、「見ているときは本当にわざとぶつかってきたのか、飛び出してきたのかって思うような感じだった…」といいます。
水しぶきをあげながら、水上バイクが正面に…
旋回した次の瞬間!
水上バイクは真正面から観客席に突っ込んできたのです。
この映像を見た専門家は…
日本海洋レジャー安全・振興協会 試験部 田辺部長:
「(プールと観客の間に設置されていた)柱がなかったら、もう少し大きな、本当に惨事になっていたのではないか」
乗り上げる瞬間をよく見ると、水上バイクは一度柱にぶつかり、その反動で進行方向とは逆側の観客席に突っ込んでいたのです。
また、その衝撃で柱の一部は弾け飛んでいます。
もし、柱がなければ…
日本海洋レジャー安全・振興協会 試験部 田辺部長:
「あのスピードで突っ込んできたら、一番前列の観客にまっすぐ向かっていたので、後ろに座っていた方のところまでいくくらい勢いがあった」
映像の撮影者は…
撮影者:
「怖いですね。もう二度と正面には行きたくないですね」
警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c8e530c3a3344c24d6d85170b125dbe9f4fb9e3
4月26日20時44分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、運営会社は免許が不要になる例外措置が適用されているという説明を企画会社から受けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知・蒲郡市のテーマパーク「ラグナシア」の水上ショーが始まったのは去年10月です。
水上バイクの操縦には特殊小型船舶操縦士の免許が必要ですが、運営会社は、ショーの企画会社から「免許が不要になる例外措置が適用されている」と説明を受けていました。
12月末の社内調査で免許が必要なことが発覚しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/49b098595fe31e044d695dd65f426d05b889a097
4月27日付で毎日新聞からは、運営会社が昨年末、リスク点検を進める中で免許が必要なことが判明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社によると、ショーで使う水上バイクを巡り、制作や演出を担当するイベント企画会社からは「私有地でのショーは免許不要」と説明があった。
しかし、運営会社側が昨年末、リスク点検を進める中で、免許が必要であることが判明。
スタッフは今年1月に講習を受け、2月10日までに全員が取得したという。
国土交通省によると、水上バイクの操縦には原則「特殊小型船舶操縦士」の免許が必要。
例外的に免許がなくても操縦できる水域を同省が指定しているが、ラグーナテンボスは対象外だった。
運営会社の広報担当者は「確認が不十分だった」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20220427/ddm/041/040/109000c
(ブログ者コメント)
昨年末に進めていたというリスク点検、どういういきさつで点検し始めたのだろうか?
また、点検対象は?
調べてみたが、そういった点に言及している報道は見つからなかった。
その点検で気付いていなければ、無免許運転による人身事故ということで、もっと大変な事態になっていたかもしれない。
(2023年2月3日 修正1 ;追記)
2023年2月2日16時56分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、左手を上げる演出の際にバランスを崩し右手でアクセルレバーを握ってしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から10カ月が経った2月2日、警察は運営会社「ラグーナテンボス」の社員の男性(53)や、水上バイクを操縦していた男性(24)ら4人を書類送検しました。
防護柵を立てるなどの安全対策を怠った、業務上過失致傷の疑いが持たれています。
なぜ事故は起きたのか。
水上バイクを操縦していた男性(24)は警察の調べに対し、次のように話しているといいます。
<水上バイクを操縦していた男性(24)>:
「ショーに慣れてきたら、炎が上がった時に左手を挙げる演出をするようになった。バランスを崩し、右手でアクセルレバーを握ってしまった」
事故の映像を見ると、水上バイクの後ろで炎が上がった瞬間、男性がハンドルから左手を離していました。
ショーを盛り上げるための演出が事故につながったとみられています。
ラグナシアでは、事故が起きる前の2021年12月から2022年2月にかけ、水上バイクの免許を持たない出演者がショーで操縦をしていて、警察はこれについて、法人としてのラグーナテンボスと社長の男性(55)を小型船舶操縦者法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検された5人は、いずれも容疑を認めているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/490687b1a56f500e60a8b6d7225b42c20f22fe73
2月2日12時41分にNHK東海からは、中部運輸局から指摘を受けた後も無免許でのショーを続けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
捜査の中で、事故が起きる前の令和3年12月から令和4年2月までの間に水上バイクの免許を持たない出演者3人に8回にわたってショーで水上バイクを運転させていたことがわかったとして、「ラグーナテンボス」の社長と法人としての会社を小型船舶操縦者法違反の疑いで書類送検しました。
警察によりますと「ラグーナテンボス」は、免許が必要だと中部運輸局から指摘をうけたあとも無免許でのショーを続けていたということです。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20230202/3000027378.html
(2023年8月30日 修正2 ;追記)
2023年8月29日21時33分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、人身事故も無免許運転も、いずれも不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、運営会社「ラグーナテンボス」の男性社員(54)や水上バイクを操縦していた男性(25)ら4人を、安全対策を怠るなどした業務上過失致傷の疑いで、今年2月に書類送検していました。
警察の調べに対し、4人はいずれも容疑を認めていましたが、名古屋地検豊橋支部は29日付けで4人を不起訴処分としました。
理由は明らかにしていません。
また、2021年12月から去年2月にかけ、水上バイク免許を持たない出演者がショーで操縦していたとして、法人としてのラグーナテンボスと社長の男性(56)も小型船舶操縦者法違反の疑いで書類送検されていましたが、不起訴となりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd80b9ff6c4e9e27e70632b08630a2d9beca276a
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。