2018年3月24日22時32分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市清水区の市立中学校の生徒が昨年9月、学校の水銀を持ち出し、自宅玄関前で飛散させた問題で、清水署は23日、水銀の管理が不適切だったなどとして、学校の校長と教諭の2人を毒劇物取締法違反の疑いで書類送検した。
同市教委によると、生徒は昨年9月25日夕、学校の理科準備室の机の上にあった水銀入りガラス瓶を自宅に持ち帰り、玄関前で誤って落とした。
約500gの水銀が地面にこぼれたという。
出典
『中学生が水銀持ち帰り飛散 管理不適切で校長ら書類送検』
https://www.asahi.com/articles/ASL3S4556L3SUTPB007.html
※当時の状況に関し、複数のメディアから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(2018年1月27日7時57分 静岡新聞)
静岡市は26日、清水区内の中学校の生徒が2017年9月25日、理科の実験で使う水銀約500g(40cc)を清水区の自宅に持ち帰り、屋外の自宅敷地内に誤って落とし、飛散させていたと発表した。
今月18日に飛散箇所の土壌と敷地の大気を調査したところ、速報値で、大気で環境省の安全指針値の約4倍、土壌で環境基本法で定める環境基準の約20倍の汚染が確認された。
市保健所によると、直ちに健康に影響を及ぼす数値ではないという。
現時点で健康被害の報告はない。
市教委によると、生徒は理科の授業後の休み時間に担当の男性教諭(48)が理科準備室の実験台の上に放置していたガラス瓶入りの水銀をポケットに入れて持ち出した。
飛散させた当日に保護者から学校に連絡があるまで、持ち出されたことにも気付いていなかったという。
水銀は通常、薬品庫に施錠して保管し、記録簿に使用日を記入するが、教諭は記入を怠っていた。
学校と市教委は、飛散日から3日間かけて土壌計53kgを回収し、安全を確保したと判断。
事故から約2カ月後の昨年12月に開かれた市の庁内会議で汚染状況を調査すべきとの声が上がり、飛散から約4カ月後にようやく調査を行った。
26日まで公表しなかった理由については、不特定多数が往来する場ではないことと、生徒への教育上の配慮と説明した。
市は、汚染が分かった26日、飛散場所をビニールで覆い、立ち入り禁止とした。
27日から専門業者が汚染の除去作業を行う。
出典
『民家敷地に水銀飛散 静岡の中学生、学校から持ち出す』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/450942.html
(2018年1月28日11時22分 産経新聞)
生徒は学校に対し「自宅で実験してみたかった」と話しているという。
学校などが現場の土約53kgを処分するとともに、専門業者に検査を依頼。
今月26日になって結果が判明した。
出典
『中学生が学校の水銀持ち出し 自宅でこぼし土壌汚染 静岡』
http://www.sankei.com/affairs/news/180128/afr1801280009-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。