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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014611112分に室蘭民放(北海道ニュースリンク)から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

10日午後1時10分ごろ、室蘭市水元町の室蘭工業大学教育・研究1号館A101機械材料実験室で、化学薬品の調合中に爆発事故が発生した。

実験をしていた学生3人のうち、2人が腕や腹にやけどなどのけがを負い、室蘭市内の病院に搬送されたが、命に別条はない。

警察などで爆発の原因を調べている。


室工大によると、けがをしたのは生産システム工学系専攻の博士前期課程1年の男性(24)と、機械航空創造系学科4年の女性(21)。

1人は両腕のやけどと腹部にガラスの破片が刺さるけがを負った。もう1人は左腕にガラスの破片が刺さるけが。2人とも意識があるという。

実験は、機械創造工学系専攻の博士前期課程2年の男子学生と3人で行っており、この男子学生にけがはなかった。


2人は、アルミニウムの腐食に関する研究を行う研究室に所属。

事故当時、防護容器であるドラフトチャンバー(高さ1.5m、奥行き1m、幅1.8m)内に2人が腕を入れて外気に触れない中で化学薬品を調合する実験を行い、アセチルアセトンと過酸化水素水を調合していたという。


担当教員は当時、講義中のため不在だったが、同大によると、教員が内容を把握した上で、学生のみで実験をすることもあるという。

当時は、男子学生が女子学生の卒業研究の指導をしていたという。


同大では「二つの薬品を混ぜただけでは爆発が起こることは考えにくい」といい、警察などが詳しい原因などを調べている。

 

学生2人がけがを負った室蘭工業大学の爆発事故。消防車とパトカーが入り乱れ、構内は一時騒然となった。


爆発で破損したドラフトチャンバーは、ガラス壁と換気扇を組み合わせた大型の実験器具。

事故後、室内にはガラス片などが飛び散り、衝撃の程を物語っていた。


現場の実験室の上の階にいた機械航空創造系学科の男子学生は、「突然『バン』と物が倒れるような音がした。消防車が来たのでみんな驚いていた」と当時の状況を語った。

事故により2講座が休講になったが、付近住民にも大きな混乱はなかった。

同創造系学科の男子学生は「けがをしないため実験には気を付けようと、他の学生と話し合った」と、事故を冷静に受け止めていた。

 

出典URL

http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=20245

 

 

611日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

処理を早めるために加熱をしたところ、爆発が起きたという。

 

 

 

(2014年9月9日 修正1 ;追記)

 

201495日付で室蘭民報から、原因調査結果が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

室蘭工業大学は4日夜会見し、爆発事故に関する調査結果を公表した。

それによると、事故は、過酸化水素水などを含む化学薬品の取り扱いなど複合的な要因が推定され、今後は「安全教育の周知徹底や安全マニュアルの機能チェックが不可欠である」と再発防止に向けて取り組む方針を明らかにした。

 

事故は、機械材料実験室で大学院工学研究科博士前期課程1年の学生が、ガリウムを過酸化水素水とアセチルアセトンの混合液で溶解させるため、ドラフトチャンバー内でホットスターラーで加熱、気泡が発生した後、準備してあった水槽で冷やすため、ビーカーを持ち上げた瞬間に爆発した。


ガラス片で博士前期課程1年の学生と同実験室で別の実験を行っていた学部4年の学生が腕や背中などに裂傷を負ったほか、爆発音で耳の聞こえが悪くなった。またドラフトチャンバーや実験器具が損傷した。


この事故を受け、同大は、外部の専門家を加えた9人で爆発事故調査委員会(委員長・空閑良壽理事)を設置。

6月10日~8月25日までに4回にわたり、関係する教員や学生にヒアリングなどを実施した。


この日の記者会見は、空閑委員長と委員会メンバーの齊藤康志同大副学長・ゼネラルマネジャーが行った。

推定される事故原因は、過酸化水素水とアセチルアセトンの混合液の発熱反応と著しく早い化学反応変化などによる複合的要因が重なったことが挙げられる。

また、今回用いられた過酸化水素水の濃度が60%と高濃度であり、「取り扱いには注意が必要だった」とした。


今後は、安全マニュアルや薬品のSDS(安全データシート)を十分に把握するよう、「教職員や学生への安全教育の必要性」などを述べた。

さらに、「常に事故は起こりうるものと理解し、保護用アクリル板衝立(ついたて)、安全ゴーグルの着用などの安全措置を講ずる」など、学生らの安全に万全を期すことの徹底が必要とした。


負傷した学生は日常生活に支障がない状態に回復し、通常どおりの学生生活を送っているという。

今後は室工大安全衛生委員会でマニュアルなどのチェックを行い、危機管理委員会に報告する。

 

出典URL

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/09/05/20140905m_01.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

事故のフォロー報道は有難いのだが、記事の内容が、いまひとつスッキリしない。

「複合的要因」とは、具体的にどういうことなのだろうか?

「発熱反応」と「著しく早い化学反応」とでは、「複合的要因」とは呼べないような気がする。

単に、高濃度の過酸化水素水を使ったため反応が急激に進んだ、ということだろうか?

他に情報がないか調べてみたが、見つからなかった。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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